「ハーブの良さが伝わらなくてリピートされない」と感じた時に考えること

近頃、リクエストをいただいて、ハーブコンサルをすることが増えてきました。
中でも増えてきているのが、サロンオーナー様からのご相談です。
先日お聞きしたお悩みに、こんなものがありました。
ハーブを使った施術をしているけれど、1回では効果が出にくい。
お客様はハーブで変化を感じないと、リピートしてくださらない。
これを一体どうしたらいいのか
あなたはいかがでしょうか?
サロンオーナーの方だけではなく、ハーブティー販売や講座をされている方でも、同じようなお悩みを持っている方も多いと思います。
せっかくハーブを扱っているのに、お客様にその良さが伝わっていない。
ハーブの価値が、リピートにつながっていない。
そう感じると、提供する側としては悩みますよね。
ここで多くの方が考えるのが
「もっと効能の強そうなハーブを使ったらいいのかな?」
「新しいメニューを追加しようかな?」
だったりします。
不安だと、ついついこのような対処法を取りたくなるのですが、ちょっと待ってください。
一度、この2つを考えてみてください。
① お客様に「ハーブが一度で効果が出ない理由」を説明する
② ハーブの良さを感じやすくなるような工夫を、サロン側で用意する
特に、①を省いている方が多いのではないかなと思います。
この記事では、
ハーブを変えなくても、
商品を追加しなくても、
あなたの施術の良さが伝わる2つのやり方をご紹介します。
① お客様に「ハーブが一度で効果が出ない理由」を説明する

まず、「お客様にリピートされない」サロンオーナーさんほど、「なぜハーブが一度で効果が出ないのか」を説明していないケースが多いです。
これは、あなたがダメだということではなく、私は仕方ないことだと思っています。
なぜなら、「なぜハーブが一度で効果が出ないのか」という話は、ハーブ講座でも、ハーブの資格でも、SNSでもネットでもなかなか語られていないからなんです。
なのでこのブログでは、「なぜハーブが一度で効果が出ないのか」というお話もしていきたいと思います。
ハーブと医薬品は違う

まず大前提として、ハーブを知らないお客様ほど、ハーブと医薬品の効果を同じように見てしまいます。
・頭が痛い
・鼻水が出る
・生理痛がつらい
そういった不調がある時に、薬を飲むと、症状がスッとおさまりますよね。
その感覚に慣れていると、
「ハーブも飲めばすぐに変わるもの」
「ハーブも1回で分かりやすく効くもの」
と無意識に思ってしまうんです。
ですが、ハーブは医薬品とは働き方が違います。
ここをうやむやにしてはいけません。
お客様はハーブの専門家ではありません。
だからこそ、サロン側がきちんと説明する必要があります。
ただし、よくハーブの本や講座で聞く、
「ハーブは穏やかに作用するものなので……」
という説明だけでは弱いです。
なぜなら、お客様によっては、
「つまり、ハーブはあまり効果が出ないものなんですね」
と受け取ってしまうからです。
「穏やかに…」という表現が、効果が出なかった時の保険をかけているように聞こえてしまうんですよね。
だから私は、この表現自体、使うことをおすすめしません。

そもそもハーブは、穏やかなものでも、弱いものでもありません。
猛毒の植物があったり、触るだけで湿疹ができる植物があったりすることを考えると分かるように、植物の力は、とても強いんです。
ただ、ハーブは、医薬品のように体を急激に変えるものではなく、体を徐々に変化させていくような働きを持っている、という違いがあるだけなんです。
要は、効果が現れるまでのスピードの違いが、医薬品とは異なるということなんです。
ここを伝えないと、ハーブの価値は伝わりません。
すりむいた傷が治るように、体の中でも治癒の時間が必要

たとえば、転んでひざをすりむいた時のことを考えてみてください。
すりむいた傷が、一瞬でふさがったら怖いですよね。
本来、体は時間をかけて傷を修復していきます。
血が止まり、かさぶたができ、皮膚が少しずつ戻っていく。
その過程には、時間が必要です。
体の自然な回復とは、そういうものです。
ハーブは、その体の回復力を支えるものです。
治すのは結局「私たちの体」
傷を治すのも、不調から回復するのも、最終的には私たち自身の体です。
医薬品は不調を治すためのものではありませんし、ハーブもまた、不調を直接治してくれるものでありません。
手術をしようが、何をしようが、結局、不調を治すのは「私たちの体」なんです。
ハーブは、その体の働きを助ける存在です。
なので、ハーブによる変化は、その人の体の状態によっても変わります。
・疲れ切っている人
・睡眠不足が続いている人
・食事が乱れている人
・緊張が抜けない人
・我慢し続けている人
体の回復力が落ちている状態では、ハーブの良さを感じるまでに、より長い時間がかかることもあります。
ここを説明せずに、
「このハーブは冷えにいいです」
「このハーブはリラックスにおすすめです」
だけで終わってしまうと、お客様はハーブを正しく理解できません。
そして、1回で分かりやすい変化がなかった時に、
「私には合わなかった」
「効果が分からなかった」
と思ってしまいます。

でも、本当は違います。
ハーブが合わなかったのではなく、「ハーブの働き方」が伝わっていない。
「ハーブは、分かりやすい変化を感じなくても、体の中できちんと働いてくれている」ということが伝わっていない。
ここに問題があるのです。
ハーブの資格が意味がないわけではありません。
ハーブの勉強も、もちろん必要です。
ですが、実際にお客様から来る質問は、資格テキストやハーブ本に載っていないことの方が多いんです。
「なぜ1回で変わらないんですか?」
「どのくらい続けたらいいんですか?」
「私は何を選べばいいんですか?」
「家ではどうしたらいいんですか?」
こういう質問に答えられて初めて、お客様から信頼されます。
ハーブの効能を丸暗記しているだけでは、サロンの現場では足りません。
大切なのは、ハーブをお客様に伝わる言葉に変えることです。
② ハーブの良さを感じやすくなるような工夫を、サロン側で用意する

次に大切なのは、ハーブの良さを感じやすくなるような工夫を、サロン側で用意することです。
ハーブを使った施術は、どうしても1回だけでは変化が分かりにくいことがあります。
それなら、どうしたらいいのかというと、
私は、施術後のハーブティーを用意することをおすすめしています。
施術後に、施術の余韻を持続させるようなハーブティーを飲んでいただく。
そして、そのハーブティーを物販としても用意しておく。
そうすると、お客様はサロンの中だけでなく、家に帰ってからもセルフケアを続けることができます。
ここがとても大事です。
サロンで施術を受けて、その日は体が軽くなります。
でも、家に帰れば、またいつもの生活に戻ります。
- 睡眠不足
- 冷え
- ストレス
- 食事の乱れ
- 緊張
- 我慢
こういった日常が変わらなければ、体はまた元の状態に戻っていきます。
だからこそ、サロンでのケアだけで終わらせないことが大切です。
サロンが提供するハーブティーは、ただのお茶ではありません。
お客様は、ハーブティーを飲むたびに、サロンで過ごした心地よい感覚を思い出します。
ハーブティーがなくなれば、
「そろそろまたサロンに行こうかな」
と思い出すきっかけにもなります。
これは、サロン側にとっても、お客様にとっても良い循環です。
お客様は、自宅でもセルフケアを続けられる
→ サロン側は、物販として新しい収入源ができる
→ 収入が増えれば、さらにサービスの質を高めることができる
→ その結果、お客様の満足度も上がる
このような流れを作ることができます。
もちろん、ハーブティーでなければいけないわけではありません。
ハーブオイルでも、ハーブチンキでも、ハーブバスでもいいです。
サロンの方向性やコンセプトに合わせたものを展開していくことが可能です。
この記事のまとめ

大切なのは、施術をして「はい、終わり」にしないことです。
お客様が日常に戻った時のことまで考えて提案してくれるサロンは強いです。
美容院だって、その場だけきれいに整えてくれる美容師よりも、「家でも簡単に再現できる方法を教えてくれる」「ヘアアイロンのコツを教えてくれる」美容師は印象が良いですよね。
それと同じなんです。
ハーブの良さが、お客様に伝わっていないと感じているのなら、
「もっと強いハーブを使おうか」などと考える必要はありません。
見直すべきなのは、ハーブそのものではなく、ハーブの伝え方と使い方です。
ハーブの効能をただ並べるのではなく、
なぜこのハーブを使うのか
お客様の体にどう働きかけるのか
施術後にどう続けると良いのか
家ではどんなセルフケアができるのか
ここまで伝えられるようになると、お客様の受け取り方は変わります。
ハーブは、サロンの価値を高めることができます。
お客様との信頼関係を深め、施術後の満足度を高めることができます。
自宅でのセルフケアにつなげることができ、物販として、サロンの収入にもつなげることができます。
でも、それは、ただハーブを取り入れればできることではありません。
ハーブの効能を丸暗記するだけではなく、もっと深いところでハーブを理解すること。
そして、お客様に伝わる言葉で説明できること。
これができると、お客様からの信頼は変わります。
サロンのハーブ活用も、もっと意味のあるものになります。
個人サロンのためのハーブ設計コンサル、はじめました
お声がけいただいた方のみで進めていたサロン向けハーブコンサルですが、このたび、一般募集も始めました。
お客様のリピートにつながる話し方、ハーブの働きかけなどのハーブの基礎、ハーブの選び方など、リクエストに応じて内容を調整しています。
- すでにサロンでハーブを使っている方
- これから施術後にハーブティーを出そうか迷っている方
- ハーブの良さを、もっとお客様に伝えたい方
- 物販やセルフケア提案につなげたい方
- サロンの世界観に合ったハーブティーを作りたい方
気になる方は、無料でご相談いただけますので、お気軽にお声がけください。

