ハーブが効く人と効かない人がいるのはなぜ?

先日、ふとこんなことを考えました。
「なんでハーブで効果が出る人と出ない人がいるんだろう?」
ハーブティーを飲んで「すごく良かったです!」という人もいれば、
「正直あまり変わりませんでした」という人もいます。
その違いは何なのでしょうか?
私は以前、「ハーブが効くか効かないか」という視点で考えていました。
でも最近は、そもそもハーブって何をしているんだろう?ということを考えるようになりました。
① そもそも原因が違う
不調の原因はそもそも、ハーブとは関係のないところから始まります。
例えば、
- ビタミンDが不足しているために起こる不調
- 鉄不足のために起こる不調
- タンパク質不足のために起こる不調
- 睡眠不足が原因となっている不調
など、不調の原因は様々です。
なのに、そこを全く変えずに
「カモミールティーを飲めば解決!」
ということにはならないのです。
根本原因を作り出す行動を正さない限り、ハーブを摂ったところで、結果は出せないということになります。
だから、「ハーブが効かなかった」ではなく、「原因と対策がズレていた」ということが結構あります。
② ハーブが向いている領域だったけど量や期間が足りない
これはハーブあるあるです。
例えば、
- レモンバームを1回飲んだだけ
- カモミールを週1回だけ
- 飲んだり飲まなかったり
これで変化を感じる人もいますが、
本来は、ハーブは
- 毎日
- 必要な量を
- 数週間〜数か月摂り続ける
ことで、初めて変化が見えるケースも多いんです。
特に、栄養補給系のハーブはそのパターンが当てはまります。
③ 心や生活習慣が原因の場合
これは、私が最近ずっと感じている部分です。
例えば、
- 人のために頑張りすぎる
- 休めない
- 不安が強い
- 我慢が多い
こういう状態でハーブだけ飲んでも、
毎日エネルギーを使い果たしていたら追いつかないんです。
先日、個別ハーバルセッションをしたお客様がそうでした。
首や肩の激痛でご相談に来られたのですが、
その原因は、首や肩だけではありませんでした。
介護を無理してがんばり続けていたために、ストレスから筋肉が緊張し、引き起こされた痛みでした。
つまり、不調って、その箇所が原因ということではなく、生き方や考え方が関係していることもかなり多いんです。
なので、ハーブはサポートにはなりますが、生活や考え方が変わらなければ変化が小さいこともあります。
ここまでのまとめ
ハーブが効く・効かないの違いは、
ハーブの問題ではなく、
不調の原因とハーブの役割が合っているかどうか
だからこそ、私たちハーバリストは、「ハーブを選ぶ前に原因を見つける」ことを重視します。
そのハーバリストがどこまで原因の核を見つけられるかで、提案の質は大きく変わります。
それじゃあ、結局ハーブは何ができるの?

「それじゃあ、結局ハーブは何ができるの?」
これは、ハーブを学んだ人なら誰もが感じる問いだと思います。
ひとことで言うと、
「ハーブは体を作るものではなく、体が本来持っている機能をサポートするもの」
だということです。
ハーブは体の材料にはならない
不調を起こしている原因はすべて「体の材料となる栄養が足りないために起こる」という説があります。
例えば、
- タンパク質 → 体の材料
- ビタミン・ミネラル → 体の材料や酵素の材料
- 糖質・脂質 → エネルギー源
これは建築資材みたいなものです。
一方でハーブは、「現場監督」や「交通整理係」に近い役割をします。
カレンデュラを例にすると
カレンデュラは、「傷の治りを早めるハーブ」として知られています。
では、なぜカレンデュラがそんなことができるのか?というところを深く見てみましょう。
傷を治すためには、
1.炎症を起こす
2.免疫細胞が集まる
3.古い組織を片付ける
4.新しい細胞を作る
5.傷口を閉じる
という流れがあります。
1→2→3→4→5の流れです。
カレンデュラは、「新しい皮膚の材料を作る」わけではありません。
材料はタンパク質やビタミンCが担います。
ですが、カレンデュラが
- 炎症反応を調整する
- 局所の血流を助ける
- 組織修復をサポートする
ことで、
治癒の流れがスムーズになると考えられているんです。
つまり、ハーブは
大工さんを増やすのではなく、
工事現場の交通整理をしている感じなんです。
エキナセアはもっとわかりやすい
免疫力を高めてくれるとして有名なエキナセア。
これも不思議ですよね?
エキナセアを飲んだからといって、白血球が空から降ってくるわけではありません。
エキナセアは、元々いる免疫細胞(白血球)に対して、
「ちょっと頑張ってね」という刺激を与えるイメージです。
だから、
免疫細胞を作る材料
- タンパク質
- 亜鉛
- 鉄
- ビタミンA
- ビタミンD
が不足していたら、そもそも動員できる兵士が少ない。
エキナセア以前に、まずは免疫細胞を作る材料を摂らないと始まらないということなんです。
食事とハーブはどっちが大事?
昔、子供の頃に、こんなクイズを見たことがあります。
「温かい食事」と「風邪薬」
どちらかしか与えられないとしたらどちらを選びますか?
という問題です。
その当時の私は、「え、どっちがいいんだろう…」と本気で悩んだのですが、
今の私なら迷わず、
温かい食事
を選びます。
なぜなら、体は材料がなければ修復できないからです。
家を建てるとき、
現場監督だけいて、
木材も釘もなかったら何も作れません。
体も同じです。
じゃあハーブはいらないの?
「じゃあハーブはいらないの?」と思ってしまいそうですが、
そういう話ではありません。
- 栄養状態70点
- 睡眠70点
- 生活習慣70点
くらいの人なら、ハーブで変化が出やすいんです。
なぜなら、材料はある程度そろっているからです。
あとは体の調整能力を後押ししてあげればいい。
そういう場面でこそ、ハーブは力を発揮できるんです。
私が最近たどり着いた結論
私は最近、
ハーブが治しているわけではない
ということに改めて気づきました。
治しているのは体です。
ハーブは、その治る力をサポートしているだけです。
だから、ハーブだけで何とかしようとすると限界があります。
逆に、
栄養
睡眠
ストレスケア
生活習慣
こうした土台が整っている人ほど、ハーブの良さが活きてきます。
症状を見るのではなく、症状を引き起こしているものを見る
一般的なハーブの選び方では、
「あなたはこの不調なのね。
それじゃあ、このハーブがいいよ。」
という選び方をします。
ですが、私はそういう選び方はしません。
私のハーバルセッションでは、
症状はもちろん見るのですが、
その背景にある原因を、深いところまで探ります。
疲れやすい人がいたら、
エキナセアを選ぶ前に
・睡眠はちゃんと足りてる?
・足りてないなら、なぜ不眠になってる?
・ストレスが原因なら、なぜストレスを感じる?
さらには
・その人のどういう思考のクセがそれを引き起こしてる?
・その不調を引き起こしてる行動パターンは何?
・その人が心の奥に押し込めている思いは何?
そんなところまで探ります。
心が原因となっている方には、心理カウンセリングに近いようなことをすることもあります。
この方法だと、
・お酒をやめたいのにやめられない
・やせたいのに食べ続けてしまう
こういう悩みも、原因が見つかることで驚くほど楽になったりするんです。
ハーブの登場を前に解決してしまうので、
それがまた新たな悩みだったりするのですが…
まとめ
ハーブを使う前に、一度見直してみましょう。
・ずっと同じ姿勢でいませんか?
・いつもストレスを抱えていませんか?
・ビタミンやミネラル、タンパク質は足りていますか?
・自分に優しくしていますか?
・誰かのために、自己犠牲していませんか?
・言いたいことを我慢していませんか?
栄養や生活習慣だけではなく、心の状態も不調を引き起こす原因になります。
ハーブにすべてをゆだねる前に、できることをする。
できることをした上で、ハーブに助けてもらう、というスタンスでいれば、ハーブをよりうまく使えるようになります。
原因を見つける自信がない方へ
・一人で原因を見つけられる自信がない。
・原因が見つかったところで、どのハーブがいいのかが分からない。
・栄養は足りてる、よく眠れてるのに、不調が出ている。
もう何をしたらいいのか分からない。
そんな方のために、限られた方のみに内々でご案内してきた「ハーバルセルフケア個別セッション」の一般募集を始めたいと思っています。
お一人お一人丁寧に見ていくので、人数は限られています。
近日、公式LINEから募集しますので、ご登録されて待っていてくださいね。
ハーブのお悩みや疑問をお待ちしています
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すべてのご質問には答えられないかもしれませんが、
こうして記事でお答えしていければと思っています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
