資格を取ったらどうすればいいの?|ハーブを使えるようになるために必要な4つのステップ

アメリカまで行って学んだのに、ハーブが使えなかった
私には、恥ずかしくて、これまであまり公表してこなかったことがあります。
それは、
アメリカまで行ってハーブを学んだのに、暮らしの中でうまく使えていなかった
ということです。
日本のハーブ資格講座には、数十時間ほどの学習で修了できるものもあります。
一方、私はアメリカの複数のハーバルスクールで学び、受けた講義は合計で約1200時間。
それでも、ハーブを使いこなすことができませんでした。
スクールの修了証はもらいました。
ハーブの効能や成分についても、たくさん学びました。
でも、不調を感じた時に、
「今の私のこの状態って、どのハーブを選べばいいの?」
「どのくらいの量を、どのくらいの期間使えばいいの?」
と聞かれると、自信を持って答えられなかったんです。
もちろん、アメリカでの学びが無駄だったとは思っていません。
今の私の土台になっている、大切な知識です。
でも、実際に学んでみて、はっきりわかったことがあります。
資格を取ったからといって、すぐにハーブを暮らしの中で使えるようになるわけではない。
これは、私自身の経験から断言できます。
現在は、日々の暮らしの中で気軽にハーブを使えるようになり、
たくさんの方に発信をご覧いただけるようにもなりました。
ハーブの取り入れ方についてアドバイスをしたり、講座を開いたり、雑誌や会報誌の取材のお声がけをいただいたりすることも増えました。
ですが、ここまでの道のりは決して順調ではありませんでした。
誰かにすべて教えてもらったわけではなく、約5年間、自分で試し、失敗し、考え直すことを繰り返してきた結果です。
だからこそ、今ならわかります。
資格を取っただけでは、ハーブを使えるようにはなりません
この記事では、私が5年間の試行錯誤から学んだことを、
資格を取った後に、何を身に付けていけば、ハーブを使えるようになるのか
を、わかりやすくお伝えします。
中には、少し耳の痛い話もあるかもしれません。
それでも、
「資格は取ったけれど、ハーブを使えている気がしない」
「学んだ後、次に何をすればいいのかわからない」
と感じている方には、きっと役立つ内容です。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
ハーブを使えるようになるために|資格を取った後に必要な4つのステップ

STEP1:覚えた知識を、自分の暮らしで使ってみる
資格を取った直後は、
「もっと効能を覚えなければ」
「ハーブの名前と作用を暗記しなければ」
と思いやすいタイミングでもあります。
ですが、効能を暗記しただけでは、実際に不調が起きた時に使えるようにはなりません。
「カモミールには抗炎症作用がある」
と覚えても、その抗炎症作用を現実の暮らしの中でどう活かせばよいのか、わかりづらいですよね。
「エキナセアは免疫力を高める」
と知っていても、
「それで、いつ、どのように使えばいいの?」
と思いませんか?
カモミールは、体のどの部分に、どのようなタイミングで使えるのか。
免疫に働きかけるハーブは、どのような体調の時に、どう取り入れるのか。
こうしたことを、実際の暮らしの中で一つずつ確かめていく必要があります。
資格を取った後にやるべきことは、すぐに新しいハーブを増やすことではありません。
まずは、手元にある少数のハーブを繰り返し使い、
「どんな時に、どのように役立つのか」
を確かめていくことです。
STEP2:不調名だけでハーブを当てはめるのをやめる
本に、
「不眠にはこのハーブ」
「胃の不調にはこのハーブ」
と書いてあっても、自分の状態が本に書かれているものと同じなのか、判断できないことがあります。
同じ「眠れない」という不調でも、
- 緊張して眠れない
- 考え事が止まらない
- 不安で眠れない
- 冷えて眠れない
- 胃が重くて眠れない
- 疲れすぎて眠れない
など、背景は人によって異なります。
そうなると、選ぶハーブも変わってきます。
必要なのは、不調名とハーブを一対一で覚えることではなく、
「今、体の中で何が起きているのか」を分けて考える力です。
さらに、セルフケアで対応できる範囲なのか、医療機関に相談した方がよい状態なのかを判断する視点も必要になります。

STEP3:人のレシピをなぞるところから卒業する
レシピを作ること自体は悪いことではありませんし、初めは人のレシピを再現することも大切です。
ただ、人のレシピをそのまま作り続けていても、
「なぜ、このハーブが入っているのか」
「家にないハーブは、別のもので代用できるのか」
「自分の状態に合わせて、何を増減すればよいのか」
までは、なかなかわかるようになりません。
レシピを集めるだけではなく、
- このブレンドの目的は何か
- なぜこのハーブなのか
- なぜこのハーブを組み合わせているのか
- 味や香りをどのように調整しているのか
を考えられるようになることが必要です。
そこまで理解できて初めて、家にあるハーブを使い、自分で組み合わせを考えられるようになっていきます。
STEP4:クラフトを「作ること」ではなく「使うこと」を目的にする
ワークショップでは、きれいなバームやチンキ、シロップを作って、それだけで満足してしまうことも多いですよね。
でも、本当に必要なのは、作り方を覚えることだけではないはずです。
- どんな時に使うのか
- ハーブティーよりクラフトが向いているのはどんな時か
- 1日にどのくらい使うのか
- 何日くらい続けるのか
- 家族にはどのように使うのか
- どのような場合は使用を控えるのか
そこまでわかって初めて、そのクラフトが暮らしの中で使えるようになります。
セルフケアのために作るクラフトは、作品として完成させることだけがゴールではありません。
「作れた!」で終わらせず、必要な時に不調をケアするための一つの手段として、実際に使っていけることをゴールにしてみましょう。
まとめ
ハーブを使えるようになるためには、資格を取った後に、この4つのステップを意識してみてください。
1.覚えた知識を、自分の暮らしで使ってみる
2.不調名だけでハーブを当てはめるのをやめる
3.人のレシピをなぞるところから卒業する
4.クラフトは「使うこと」をゴールにする
いくら知識があっても、
それがただ頭の中にあるだけなら、
そして、自分や人のために役立てられていないのなら、
それは「知識がない」のと一緒です。
勉強して得たハーブの知識は、
手を動かして、ご自分を癒すためにどんどん役立てていってくださいね。
次回の記事では、この続きをお送りします。
私が、「もっと早く知りたかった」と思った、
資格を取った後、ハーブの先生になるために必要な3つのステップ
についてお話しします。
数日後に公開する予定ですので、楽しみにしていてくださいね。
