【ローズマリーティーの副作用7つ】妊娠中に避けるべき理由

ローズマリーの副作用7つ

この記事はこんな人におすすめ

  • ローズマリーティーには副作用はあるの?
  • ローズマリーの安全な量はどのくらい?
  • レストランでローズマリーが出てきたらどうすればいいの?

たくさんのうれしい効能を持つローズマリーティーですが、やはり気になるのが副作用ですよね。

ハーブには副作用が付き物というし、ローズマリーティーにも何か副作用があるのか心配という方へ。

今回の記事では、ローズマリーティーの副作用とその理由について、分かりやすくまとめました。

情報源は、ちまたにあふれる怪しい噂ではなく、公的な科学実験の結果や、信頼できるハーブの専門書から引用していますので、内容についてはご安心ください。

ローズマリーを安全に使うためにも、ぜひ一度目を通してみてくださいね。

1.ローズマリーティーに副作用はある?そもそも安全なの?

ローズマリーティーには副作用はある?

「副作用」という言葉を聞くと、「ハーブって実は危険なんじゃ・・・」と思わず躊躇してしまいますよね。

しかし、ハーブは危険なものではありませんし、ローズマリーも安全です。

アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)という政府機関では、ローズマリーを「安全な植物」として分類しています。

副作用にさえ注意すれば、ローズマリーは食べ物としても、安全に摂ることができます。

ローズマリーティーに副作用がある理由

ローズマリーティーの副作用について知っておくと良いのは、「ローズマリーに毒があるから副作用がある、ということではない」ことです。

つまり、

ローズマリーの副作用 = ローズマリーの「効能の裏返し」

というです。ローズマリーに入っている良い成分が、効能の裏返しとして、副作用を引き起こしています。

ちなみに、「効能の裏返し」の例は次の通りです。

ローズマリーティーの血圧を下げる働きはどう作用する?

  • 高血圧のAさんが飲むと「効能」となり、高血圧の症状が良くなる
  • 低血圧のBさんが飲むと「副作用」となり、低血圧症になる

「副作用」と聞くと、

ローズマリーティー自体に良くない成分が入っているのでは?

と思い、ローズマリーを摂るのをやめてしまう人がいます。

「ローズマリーの副作用は、効能があるからこそ起こるもの」と覚えておけば、無駄にローズマリーを恐れることはなくなります。

副作用を正しく理解して、ローズマリーティーを楽しみましょう。

それでは前置きが長くなりましたが、さっそくローズマリーティーの副作用についてご紹介していきます。

ローズマリーティーの副作用1|妊娠中の使用は控える

ローズマリーティーの副作用1|妊娠中の使用は控える

ローズマリーティーで一番気になるのは、妊娠中の使用ですよね。

結論から言うと、ローズマリーティーの妊娠中の飲用は避けた方が良さそうです。

ローズマリーティーには、体の組織をキュッと収縮させる作用があります。それが子宮にまで及んでしまうと、子宮まで収縮させてしまう可能性があります。

子宮が収縮すると、妊娠中なら「ギューッ」とお腹を締め付けられるような痛みが起こる原因にもなります。

ローズマリーに含まれる成分には、刺激を与えて、子宮を収縮させる働きがあることが研究でも明らかになっています。[1]

子宮の収縮は、月経困難症を和らげるためにはとても役立つ作用なのですが、妊娠中には安全とは言えません。

さらに、ちょっと怖い実験結果もあります。

ラットを使った研究では、ローズマリーを63日間 連続的に摂ることにより、オスに精子の減少が見られました。妊娠中のメスのラットには、より多くの胎児の喪失がありました。[2]

なんと衝撃的な研究結果なのでしょう。

要するに、約2か月間、毎日ローズマリーを摂り続けると、男性なら精子が減少する可能性、女性なら、妊娠中に流産になる可能性があるかもしれない、ということです。

子供の欲しい方は、ご自分が妊娠中にローズマリーティーを避けるのはもちろんのこと、お相手の男性にもローズマリーティーを飲ませないようにした方が良さそうですね。

 

ちなみに、妊娠中はローズマリーのエッセンシャルオイルの使用も控えた方が良いですし、ローズマリーのハーブバスやローションも避けるのが安全です。

妊娠中のローズマリーの皮膚使用については、「危険」とはされていませんが、「安全」ともされていません。なぜなら、研究結果が不足しているからです。

安全が確立されていない場合には、念のために避けておくのが良いと思います。

せっかくローズマリーティーを飲もうと思っていた方は残念ですが、少しの間、我慢した方が良さそうですね。

ちなみに、食べ物としてなら、妊娠中でも安全にローズマリーを摂取することができます。詳細は、この記事の下の項目『レストランで「ローズマリー抜き」にすべき?』でご紹介しています。

ローズマリーティーの副作用2|生理日が早まる

妊娠中の副作用ほど重大なものではありませんが、ローズマリーティーを飲むと、生理が早く来ることがあります。

私は以前、ローズマリーティーを飲んだ時に、生理予定日よりも2~6日くらい早く生理が来たことが2度ほどありました。

ローズマリーティーには、子宮に刺激を与える作用に加え、体内の血流量を増やす作用があります。この2つの作用により、まれに月経の周期が早まることがあります。
参考文献:『Encyclopedia of Herbal Medicine: 550 Herbs and Remedies for Common Ailments』 by Chevallier, Andrew

私の体質のせいもあったかとは思いますが、念のため「生理が早く来るかもしれない」ということを頭のすみに置いておくと良いです。

そうすれば、旅行前にローズマリーティーを飲むのは控えて、生理を来ないようにするなどの対策が取れます。

ちなみにローズマリーティーは、生理不順の人が飲むと、生理周期が整うと言われています。生理不順の方はぜひお試しください。

ローズマリーティーの副作用3|アレルギーが出る

ローズマリーティーの副作用3|アレルギーが出ることがある

ローズマリーがあなたの体質に合わない場合には、アレルギー症状が現れることがあります。

ローズマリーはシソ科の植物なので、「以前、シソ科の植物にアレルギーが起きたことのある人」は注意が必要です。

シソ科の代表である「シソ(紫蘇)」を問題なく食べられる人なら、ローズマリーも大丈夫なはずです。

 

また、シソ科かどうかに関係なく、ハーブ全体に対してアレルギーを起こす人もいます。

「ハーブの使用がまったくの初めて」という方は、念のため、アレルギー反応がないかに注意してみてください。

アレルギーのチェックの方法

ローズマリーティーを飲んだ後、30分以内の反応を見ます。

  • 皮膚に湿疹が現れていないか
  • 呼吸が苦しくないか
  • 体のどこかに痛みはないか
  • 吐き気はないか
  • 頭がグラグラしないか
  • 倦怠感はないか

色々と項目を挙げましたが、とりあえず「体におかしなところはないか」に注目してチェックしてみてください。

もし異常があれば、すぐにローズマリーティーを飲むのを中止しましょう。

ローズマリーティーの副作用4|発作の可能性

ローズマリーティーには「カンフル」という成分が含まれています。[3]

カンフルは、生理痛や筋肉痛を和らげる効能のある有効成分です。

しかしカンフルは、多量に摂取すると、体に悪く働くことでも知られています。[4]

また多量に摂取しなくても、もともと発作の持病のある人にとっては、発作を引き起こす原因になる可能性があります。

持病のある人だけではなく、少量で影響を受けやすい子供への使用にも十分注意しましょう。

意外と大量摂取してしまいがちなローズマリー

持病のない人なら、ローズマリーの適量を守れば、カンフルの副作用の心配ありません。

それなら大丈夫!

と思ってしまいますが、そこに落とし穴があります。

それは、「ローズマリーの大量消費のレシピ」がちまたにあふれているからです。

ローズマリーは一度栽培をはじめると、一気に繁殖します。そうなると、とたんに焦ってしまい、多くの人が大量消費をしてしまいがちです。

ちまたのレシピを参考にする前に、本記事でご紹介している「ローズマリーの適量」を超えていないかどうかをいつも確認しておくと安心です。

ハーブティーだけではなく、ハーブバスを作る場合でも、使う量に注意しましょう。

ローズマリーティーの副作用5|血糖値の上昇

ローズマリーティーには血糖値を下げる効果があることが研究で分かっています。[5] [6] [7]

ですが、反対の結果が出てしまったという研究もあります。

ウサギを使ったある実験では、ローズマリーの摂取で血糖値が上がったという結果が出ています。[8]

おそらく研究の条件の違いにより、違った結果が出ることがあるのだと思います。

一般的には「ローズマリーは血糖値を下げる」という結果が受け入れられています。しかしながら、ローズマリーが血糖値を上げる可能性がゼロでないことも、頭に入れておくと良いかもしれませんね。

血糖値が高めの方は、ローズマリーティーを飲んでいる期間はいつも、血糖値に異常がないか注意しておきましょう。

ローズマリーティーの副作用6|血圧を下げる

ローズマリーには血圧を下げる作用があります。[9]

血圧が高めの人にはとてもうれしい作用なのですが、低血圧気味の人は注意が必要です。

低血圧気味の人がローズマリーティーを長期間(2週間以上)飲み続けると、低血圧がさらにひどくなり、最終的には低血圧症になる可能性があります。ローズマリーティーは週に2~3杯くらいまでにとどめておくのが安全です。

また、高血圧の治療中で降圧薬を飲んでいる人も、ローズマリーティーの摂取には注意が必要です。

ローズマリーと薬を一緒に摂ると、降圧薬で血圧を下げたのに、ローズマリーの成分でさらに血圧を下げてしまうことになります。高血圧の治療を邪魔してしまう可能性があるので、薬を飲んでいる間はローズマリーティーは控える方が良さそうです。

ローズマリーティーの副作用7|肌を刺激する

ローズマリーティーは美肌効果で知られていて、化粧水としても使うことができます。

ローズマリーのハーブバスも、肌に良くて最高に気持ちいいです。

しかし肌の弱い方は、ローズマリーティーを肌に使う時には慎重になる方が安全です。

ローズマリーには「刺激」の作用があるため、肌に刺激を与えて、肌あれやかゆみを引き起こす可能性があるからです。

ローズマリーをハーブリンスとして使う場合にも、頭皮に異常が見られないか、十分観察しながら使ってみてくださいね。

ローズマリーティーの安全な量

ローズマリーティーの副作用:安全な量とは?

ローズマリーティーの安全な量は次の通りです。

ローズマリーの安全な摂取量

  • ローズマリーティー:1杯200~250mlを、1日3回まで
  • ドライローズマリー:1日小さじ3杯まで
  • フレッシュローズマリー:1日大さじ3杯まで

ローズマリーをスプーン(小さじ、大さじ)で量る時には、すりきりにしなくても大丈夫です。

大盛り、というわけでもありませんが、横からスプーンを見た時に、ローズマリーが少しスプーンからはみ出ている程度で問題ありません。

「万人への安全な量」ではない点に注意

上でご紹介した安全な量は、全員の人に確実に安全な量ではありません。

持病のない普通の体調の人でも、適量を守っているのに異常が現れる可能性はゼロではありません。

人それぞれの体調が異なるように、飲む人それぞれの、ローズマリーティーの影響の受け方も異なります。

ローズマリーティーを2週間以上継続して飲む場合は特に、いつも体調の変化に注意しておきましょう。

授乳中や子供への影響は?

ローズマリーティーの副作用:授乳中・子供への影響

ローズマリーティーの授乳中と子供への使用も気になりますよね。

結論から言うと、ローズマリーティーは、6か月未満の子供への使用は控えるのが安全です。

ローズマリーティーは小さな子供へは使わない

ローズマリーティーは、6か月未満(0歳~5か月)の子供に直接飲ませるのは避けましょう。

小さな子供は、大人以上にローズマリーティーの影響を受けやすいものです。

想像よりも簡単に、ハーブでアレルギーを起こします。

子供に直接ハーブティーを飲ませなくても、あなたが母乳育児をしている場合は、母乳を介して子供にローズマリーティーを飲ませることになります。

5か月以下の小さいお子さんをお持ちの場合は、授乳中もローズマリーティーを控えましょう。

6か月以降の子供には与えてもいい?

一般的には、6か月以降の子供にはローズマリーティーを与えても「おそらく安全」とされています。

ですが、この「おそらく」が気になるところです。

小さな子供がローズマリーのエッセンシャルオイルで被害を受ける例は、世界中で何件も報告されています。

しかしながら、ローズマリーティーの被害に関しては、まだ表には出てきていません。

あくまで、自己責任で使用するしかなさそうです。

子供が大きくなってからでも遅くない

私個人の意見としては、小さな子供には無理してローズマリーティーを与える必要はないと思います。

ローズマリーティーはどちらかというと、若返りのために使ったり、脳を活発にして勉強のために使ったりします。

ですので、小さな子供にはそこまでのメリットはないハーブティーだと思います。

子供が小学校高学年になってから、勉強が進まないときに使ってみる、というくらいがちょうど良いのではないでしょうか。

子供にローズマリーティーを与える時には、焦らずに、十分大きくなってからが安心ですね。

ちなみに「若返り」という言葉気になった方は、「ローズマリーティーで若返りは可能?|7つの若返り効果を検証してみた」に情報をまとめていますので、ぜひご覧くださいね。

レストランでは「ローズマリー抜き」にすべき?

レストランで「ローズマリー抜き」にすべき?

ローズマリーティーに「安全な量」があるのなら、レストランの料理に使われているローズマリーも気にした方が良いのでは?

という鋭い点に気が付かれた方もいるかもしれません。

例えば妊娠中なら、レストランで「ローズマリー抜きで」と、いちいちオーダーしなくてはいけないのか?ということも気になりますよね。

結論から言えば、

ローズマリーティーが使用注意の人でも、食べ物に入っているローズマリーは気にしなくても大丈夫です。

食べ物のローズマリーは安全

妊娠中や授乳中でも、子供でも高血圧の人でも、食べ物に入っているローズマリーは安全に摂ることができます。

なぜなら、料理に入っているローズマリーは、ごく少量だからです。

ローズマリーは、ハーブの中でも飛びぬけて香りと味が強いので、プロの料理人は絶対にローズマリーを大量には使いません。

使うとしたら、一皿にひとつまみ程度です。

ひとつまみ以上使うと、料理が確実においしくなくなるので、使わないというよりも「使えない」はずです。

料理に使われている「ひとつまみのローズマリーのすべて」を食べたとしても、体に何らかの影響が出ることは考えにくいです。

安心してローズマリーを楽しみましょう。

さいごに

ローズマリーティーの副作用についてご紹介しましたが、残念ながら、100%正しい情報ではありません。

ローズマリーティーの研究自体が、行われるジャンルが偏っていて、手に入らない情報もたくさんあるからです。
これから行われる研究によっても、副作用が変わる可能性もあります。

 

100%正しい情報があるとすれば、あなた自身が、ローズマリーティーを飲んでみて、体の変化をよく観察してみることです。

自分の体調の良いとき、自分が弱っているときに飲むローズマリーティーはどちらも、違った働きをするかもしれません。

 

ローズマリーティーを通して、自分の体をいたわってみる

というのも悪くはないものです。

「ローズマリーティーを飲むこと」を通して、自分の心をケアしてみたいという方は、「ティーメディテーション」に挑戦してみると、新たな発見があると思います。

ティー×瞑想のススメ|お茶を使った瞑想の方法

副作用に気をつけながら、お互いにローズマリーティーを楽しみましょうね。

ローズマリーのお役立ち記事

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・【ローズマリーの使い方】料理に使うと「口に残る」の解決法は?