【ローズマリーの副作用7つ】妊娠中に避けるべき理由

【ローズマリーの副作用7つ】妊娠中に避けるべき理由

この記事でわかること

  • ローズマリーの副作用7つ
  • 妊娠中のローズマリーは安全?
  • ローズマリーを安全に摂るには?

若返りのハーブとして知られるローズマリーには、魅力的な効能がたくさんあります。

しかし気になるのが「副作用」ですよね。

毎日ローズマリーティーを飲んでも大丈夫なのか、妊娠中やその他の疾患にはどんな影響があるのか。

この記事では、ローズマリーの副作用・禁忌・注意点をわかりやすく解説していきます。

ローズマリーの副作用

ローズマリーティーの副作用

ローズマリーはそもそも安全なの?

「ローズマリーには副作用がある」

と聞くと、そもそもローズマリー自体が安全なものなのか気になりますよね。

結論から言えば、ローズマリーは安全です。

食品としてのローズマリーは、アメリカ食品医薬品局(FDA)から安全基準合格証(GRAS)が出ていますので、妊娠中の摂取も安全です。

ローズマリーに副作用が出る理由

ローズマリーの安全性は保障されているのに、なぜ副作用が出るのでしょうか。

その理由は「ローズマリーの摂取量」にあります。

ローズマリーの安全性
(ドライローズマリーの場合)

〇 安全
食品としての摂取量:1日あたり小さじ1/3~1/2

× 副作用の可能性
薬用としての摂取量:1日あたり小さじ3、または小さじ1を毎日摂取する

料理に使われるローズマリーの量はおよそ小さじ1/2杯ほどです。その程度であれば、安全性に問題はありません。

ただし、体質改善のためにローズマリーティーを飲む場合は「薬用使用」となります。薬用であれば効能を出すために摂取量が増えるので、同時に副作用の心配が出てきます。

ローズマリーの効能と副作用はセットになっています。

効能を引き出すためにローズマリーを使えば、同時に副作用を引き出すことにもなるのです。

ローズマリーの副作用7つ

ここからは、ローズマリーを薬用として用いた場合、どのような副作用の可能性があるのかを見ていきましょう。

ローズマリーの副作用1|妊娠中の使用

ローズマリーティーの副作用1|妊娠中の使用は控える

一番気になる妊娠中の副作用からご紹介します。

ローズマリーの妊娠中の使用に関しては、ほとんどの書籍では次のように書かれています。

「妊娠中の人は使用量に注意」

つまり「妊娠中にローズマリーを摂取することに問題はありませんが、必ず使用量を守りましょう」ということですね。

安全な使用量は記事の後半で解説しています。

妊娠中の本当の安全性は分からない

「妊娠中でも摂取量を守れば安全」とされるローズマリーですが、私個人の意見としては、妊娠中に使うことはおすすめしません。

理由は、科学研究では妊娠中のローズマリーの安全性については「まだ分からない」とされているからです。

何があるかも分からない状態で、わざわざリスクを冒してまで妊娠中に使う必要はありません。

ローズマリーは妊娠中に危険かも?

「ローズマリーが妊娠中に危険かもしれない」ということを示している研究結果をまとめてみました。

 研究1

ローズマリーに含まれる成分には、刺激を与えることにより子宮を収縮させる働きがあることが研究で明らかになりました。[1]

子宮の収縮は、月経困難症を和らげるためにはとても役立つ作用なのですが、妊娠中には安全とは言えません。

さらに、ローズマリーの男性への影響も確認されています。

 研究2

ラットを使った研究では、ローズマリーを63日間 連続的に摂ることにより、オスに精子の減少が見られました。妊娠中のメスのラットには、より多くの胎児の喪失がありました。[2]

つまり、約2か月間 毎日ローズマリーを摂り続けると、男性なら精子が減少する可能性があり、女性なら妊娠中に流産になる可能性があるかもしれない、ということです。

妊娠中のローズマリーの長期摂取は避けるのが安全です。

ローズマリーの避け方

ご紹介した研究結果はあくまで可能性を示したもので、すべての人に起こることではありません。

しかしながら、妊娠中は避けられるリスクはすべて避けておきたいものですよね。

ローズマリーを避けるということは、ローズマリーのエッセンシャルオイル(精油)の使用も控えた方が良いですし、ローズマリーのハーブバスハーブウォーターも避けるのが安全です。

ローズマリー入りの製品に関しては、注意事項に妊娠中に関する記載がなければ使うことができます。

ただし、妊娠中でも食品の中に入っているローズマリーは安全に食べることができます。

レストランで出てきたパスタやドレッシングにローズマリーが入っていたとしても、わざわざ取り除くことはありません。

ローズマリーの副作用2|生理日が早まる

妊娠中の副作用ほど重大なものではありませんが、ローズマリーティーを飲むと生理が早く来ることがあります。

私は以前、ローズマリーティーを飲んだ時に、生理予定日よりも2~6日くらい早く生理が来たことが2度ほどありました。

 参考文献

ローズマリーティーには、子宮に刺激を与える作用に加え、体内の血流量を増やす作用があります。この2つの作用により、まれに月経の周期が早まることがあります。

参考文献:『Encyclopedia of Herbal Medicine: 550 Herbs and Remedies for Common Ailments』 by Chevallier, Andrew

私の体質のせいもあったかとは思いますが、念のため「生理が早く来るかもしれない」ということを頭のすみに置いておくと良いです。

そうすれば、旅行と生理がかぶらないような対策もできるかと思います。

ちなみにローズマリーティーは、生理不順の人が飲むと生理周期が整うと言われています。生理周期が乱れがちな方はぜひお試しください。

ローズマリーの副作用3|アレルギー

ローズマリーティーの副作用3|アレルギーが出ることがある

「ローズマリーが体質に合わない」という人もいます。
ごく少数ですが、0人ではありません。

もしあなたが過去に、ハーブで何らかのアレルギー症状が出たことがあるのなら、ローズマリーの摂取にも注意が必要です。

ローズマリーのアレルギー反応の簡単なセルフチェック方法に、次のようなものがあります。

 アレルギーのセルフチェック方法

ローズマリーの生葉を二の腕の内側にこすりつけます。その後48時間に、こすりつけた箇所に異常(かゆみや腫れ)がないかを確認します。

上記の方法で必ずアレルギーを見つけ出せるわけではありませんが、気になる方はぜひ一度お試しください。

ローズマリーの副作用4|発作の可能性

ローズマリーには「カンフル」という成分が含まれています。[3]
カンフルは、生理痛や筋肉痛を和らげる効能のある成分です。

しかしながら、カンフルを多量に摂ると体に悪く働くことが確認されています。[4]

この点からも、ローズマリーは摂取量を守らないと危険であることが分かります。

なお、もともと発作の持病のある人にとっては、多量かどうかに関係なく、発作を引き起こす可能性があるとのことです。

ローズマリーの副作用5|血糖値の上昇

ローズマリーには血糖値を下げる効果があることが研究で分かっています。[5][6][7]

ですが、反対の結果が出てしまったという研究もあります。

 研究3

ウサギを使ったある実験では、ローズマリーの摂取で血糖値が上がったという結果が出ています。[8]

おそらく研究の条件の違いにより、違った結果が出たのだと思われます。

一般的には「ローズマリーは血糖値を下げる」とされていますが、条件次第で、ローズマリーが血糖値を上げる可能性がゼロでないということも頭に入れておくと良いかもしれません。

血糖値が高めの方は、ローズマリーティーを飲んでいる期間はいつも、血糖値に異常がないかに注意しておきましょう。

ローズマリーの副作用6|血圧を下げる

ローズマリーには血圧を下げる作用があります。[9]

血圧が高めの人にはうれしい作用なのですが、低血圧気味の人は注意が必要です。

低血圧気味の人がローズマリーティーを長期間(2週間以上)飲み続けると、低血圧がさらにひどくなり、最終的には低血圧症になる可能性があります。ローズマリーティーは週に2~3杯くらいまでにとどめておくのが安全です。

また、高血圧の治療薬を飲んでいる人は、ローズマリーの摂取は避けましょう。

ローズマリーと治療薬を一緒に摂ると、ローズマリーと薬の両方で血圧を下げてしまうことになるので危険が伴います。

ローズマリーの副作用7|肌を刺激する

美肌効果で知られるローズマリーですが、ローズマリーの使用により皮膚炎になったという報告が出ています。

ローズマリーを肌に使う場合(化粧水やハーブバスなど)には、事前にパッチテストを行うことをおすすめします。

 パッチテストの方法

外用として使いたいローズマリーの製品(化粧水・シャンプーなど)を二の腕の内側に10円玉大に塗ります。48時間おいて、その間にかゆみや肌荒れが起きないかを確認します。

ローズマリーの安全な量

ローズマリーの副作用:安全な量は?

ローズマリーの安全とされている量は次の通りです。この摂取量を上回らないようにご注意ください。

ローズマリーの安全な摂取量

  • ローズマリーティー:1日3杯まで
  • ドライローズマリー:1日小さじ3杯まで
  • フレッシュローズマリー:1日大さじ3杯まで

ちなみに、上記の小さじ/大さじは「すりきり」の量ではありません。

スプーンですくった状態(大盛よりもやや少なめ)くらいです。

子供への影響は?

ローズマリーティーの副作用:授乳中・子供への影響

ローズマリーの副作用の項目には入れませんでしたが、子供への使用にも注意が必要です。

6か月未満の子供には与えない

ローズマリーは、6か月未満(0歳~5か月)の子供に与えるのは避けましょう。

小さな子供は、大人以上にローズマリーの影響を受けやすいものです。
想像しているよりも簡単にハーブでアレルギーを起こします。

6か月以上なら与えてもいい?

一般的には、6か月以降の子供にはローズマリーを与えても「おそらく安全」とされています。

ですが、この「おそらく」が気になるところですよね。
妊娠中の使用と同様に、まだ科学的には子供への安全性が確認されていません。

小さな子供がローズマリーのエッセンシャルオイルで被害を受ける例は、世界中で何件も報告されています。

このことを考えると、わざわざリスクを冒してまで無理に子供に与える必要はないと思います。

子供へハーブを与えるなら、カモミールがおすすめです。

関連記事:カモミールティーが子供に効いた!|寝つきを良くする方法・子供向けレシピをご紹介

子供へのおすすめの使い方

ローズマリーを子供に使うなら、ローズマリーの葉を一緒に観察したり、香りをかいでみたり、という方法がおすすめです。

「子供の不調を治そう!」ではなく、あくまで「楽しむ」程度がちょうど良いです。

小学生以降なら、ローズマリーの水挿しを机に飾っておくというのもおすすめです。

ローズマリーの香りには脳を活発にさせる効果があると言われています。疲れた脳のリフレッシュにも最適です。

だらだらと宿題をする子供への脳のリフレッシュになるかもしれないと思い、私も時々やっています。

さいごに

さいごに、記事内容をもう一度確認してみましょう。

 ほとんどの人はローズマリーで副作用が起きない

 体が弱っている、持病がある、妊娠中など、体が特別な状態にある場合にはローズマリーの副作用が出やすくなる

 料理に入っているローズマリーはどんな人でも安全に食べることができる

 ローズマリーティーで体質改善をする場合には、常に体の変化に気を配ること。異常が現れたらすぐに飲むのをやめる。

 ローズマリーと薬の併用は避ける

ローズマリーは他のハーブにはない美容効果を多く持つ、とても魅力的なハーブです。

正しい知識を持っていれば、副作用にいたずらにおびえることはありません。

ぜひローズマリーの良い面(効能)も実感しつつ、楽しく使ってみてくださいね。

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参考文献

参考文献の一覧
[1] Comparison of Rosemary and Mefenamic Acid Capsules on Menstrual Bleeding and Primary Dysmenorrhea: A Clinical Trial(月経出血および原発性月経困難症に対するローズマリーおよびメフェナム酸カプセルの比較:臨床試験)

[2] Adverse Effects of Rosemary (Rosmarinus officinalis L.) on Reproductive Function in Adult Male Rats(ローズマリー(Rosmarinus officinalis L.)の成体雄ラットの生殖機能への悪影響)

[3] Antioxidant activity of rosemary (Rosmarinus officinalis L.) essential oil and its hepatoprotective potential(ローズマリー(Rosmarinus officinalis L.)エッセンシャルオイルの抗酸化活性とその肝保護の可能性)

[4] Camphor—A Fumigant during the Black Death and a Coveted Fragrant Wood in Ancient Egypt and Babylon—A Review(樟脳—ペスト中の燻蒸剤と古代エジプトとバビロンの切望された香りのよい木—レビュー)

[5] Rosemary Extract as a Potential Anti-Hyperglycemic Agent: Current Evidence and Future Perspectives(潜在的な抗高血糖剤としてのローズマリー抽出物:現在の証拠と将来の展望)

[6] Protective effect of rosmarinic acid and carnosic acid against streptozotocin-induced oxidation, glycation, inflammation and microbiota imbalance in diabetic rats(糖尿病ラットにおけるストレプトゾトシン誘発性の酸化、糖化、炎症および微生物叢の不均衡に対するロスマリン酸およびカルノシン酸の保護効果)

[7][8] Rosemary (Rosmarinus officinalis) as a potential therapeutic plant in metabolic syndrome: a review(メタボリックシンドロームの潜在的な治療植物としてのローズマリー(Rosmarinusofficinalis):レビュー)

[9] Effectiveness of Rosmarinus officinalis essential oil as antihypotensive agent in primary hypotensive patients and its influence on health-related quality of life(原発性低血圧患者における降圧剤としてのRosmarinusofficinalisエッセンシャルオイルの有効性と健康関連の生活の質に対するその影響)