【黄金比】ローズマリーシロップ基本の作り方|アレンジレシピ・コーディアルドリンクのレシピつき
ブルーベリーやイチゴのように、ローズマリーでもシロップを作ることができます。
ローズマリーの爽やかな香りのするシロップは、フルーツシロップにはない贅沢な味わいです。
もちろん、シロップにはローズマリーの美容成分がたっぷりと含まれていて、「甘くておいしい薬」にもなります。
この記事では、基本のローズマリーシロップの黄金比、アレンジレシピ、コーディアルドリンクの作り方をご紹介します。
基本のローズマリーシロップの作り方
ローズマリーシロップ作りに必要なのは、ローズマリーと砂糖だけです。
白砂糖ではなく黒糖を使うようにすると、コクが出て体にも優しいシロップになります。
Ingredients ー材料ー
※できあがりの量 約300ml
・ ローズマリー(フレッシュハーブ) … 4枝(15cmほどの長さのもの)
・ 黒糖(または白砂糖)… 1カップ
・ 水 … 1カップ
・ 密閉できるガラス瓶(消毒済みのもの)
Instructions ー作り方ー
1 鍋に水と砂糖、ローズマリーを入れ、中火で沸騰させます。
2 1分ほどして砂糖がふつふつとしてきたら弱火にし、鍋のふたを閉めます。そのまま4~5分煮込んだら火を止めます。
3 15~20分ほど、ふたをした状態で置いてあら熱を冷まします。
4 ガラス瓶に、完成したシロップ流し入れます。シロップが完全に室温に戻ったのを確かめたら、瓶のフタをしめます。
5 冷蔵庫で2週間~1ヶ月ほど保存できます。使い切れない場合には冷凍することもできます。[シロップの詳しい保存方法はこちら]
ローズマリーシロップをおいしくするポイント
黒砂糖でコクを出す
黒糖には多くのミネラルが含まれているので、シロップ作りに使うとコクが出ます。
カルシウムは甘味、マグネシウムは苦味、カリウムは酸味・・・というように、ミネラルにはそれぞれ味があります。それらの色々な味が複雑に混ざり合うと、深い味わいのおいしいシロップが完成します。
鍋に「ふた」が基本
ローズマリーの香りたっぷりのシロップを作るには、作っている間になるべく鍋に「ふた」をしておくことがポイントです。
ローズマリーの香り成分は、熱を加えたとたん、湯気と一緒に空気中に逃げていきます。この香り成分は美容効果があることが研究でも分かっているので、なるべく逃さないように、ふたをするのを忘れないようにしましょう。
ふたをするのは、「シロップが沸騰して湯気が出てきてから、シロップが冷めて湯気が出なくなるまで」です。湯気が見える間は閉めておくという感じですね。
保存瓶はどういうものを用意すればいい?
保存瓶は、プラスチックではなく、ガラス製のものを選びましょう。ふた付きで密閉できるものなら何でもOKです。100円ショップなどでお気に入りの瓶を見つけてみてくださいね。
消毒方法は、煮沸消毒が味の変化もなく、一番確実な方法です。他には、アルコール度数の高いお酒を少量瓶に入れて振る、という方法でも消毒することができます。
ローズマリーとラズベリーのシロップ
ローズマリーとラズベリーという組み合わせは、ヨーロッパ風のケーキ屋さんでよく見かけます。
日本のスーパーではラズベリーは手に入りづらいですが、だからこそ、特別な雰囲気の漂う、贅沢なシロップになります。
とはいえ、もしラズベリーが手に入らなければ、ブルーベリーやイチゴで代用してもおいしく作ることができます。
Ingredients ー材料ー
※できあがりの量 1回分
・ ローズマリー(フレッシュハーブ) … 4枝
・ ラズベリー(またはブルーベリー、イチゴ) … 1カップ
・ 白砂糖 … 1/2カップ
・ 水 … 1/2カップ
ローズマリーシロップにフルーツを加える場合には、色がきれいに出るように白砂糖を使うのがおすすめです。
Instructions ー作り方ー
1 鍋にすべての材料を入れます。
2 中火にかけて沸騰させます。沸騰後は弱火で3分ほど煮込み、ラズベリーが柔らかくなってきたらヘラでつぶします。ふたをして、さらに7~8分煮込みます。
3 耐熱容器にザルを重ね、上からシロップを注いで材料をこします。さらにスプーンの裏側で優しく押して、残りのシロップもしぼり出します。
4 煮沸消毒済みの保存瓶に移し変え、冷蔵庫で保存します。(2週間ほど保存可能です)
レシピのポイント
シロップにとろみを出すには?
シロップがサラサラしすぎている場合には、材料をこした後にもう一度鍋に戻し、弱火で4~5分煮込んでみてください。
ローズマリーシロップの使い方
ローズマリーシロップはおいしく食べやすい味なので、使える用途はたくさんあります。
・ヨーグルトやシリアルの甘みづけとして
・ハーブティー・紅茶・ホットミルクなどに
・お菓子作りに
・酸味のあるフルーツにかける
・お酒で割ってカクテルに
・炭酸水で割ってコーディアルドリンクに [詳細]
・ギフトに [詳細]
このうち、コーディアルドリンクとギフトについて、詳しくご紹介します。
コーディアルドリンクの作り方
コーディアルとは「お酒や砂糖にハーブやフルーツを漬けこんだもの」という意味です。ハーブのおいしいエキスがたっぷり詰まったハーブシロップで、ドリンクを作ってみましょう。
コーディアルドリンクの基本の分量
※できあがりの量 1杯分
・ シロップ … 大さじ3
・ 水(または炭酸水)… 大さじ6(90ml)
シロップと水の基本の割合は「シロップ1:水2」です。ラズベリーなどのフルーツを加えたシロップは水分が多少多くなっているので、味を見ながら調節してみてください。
フレーバーウォーターの分量
ローズマリーシロップから「ローズマリーのフレーバーウォーター」を作ることもできます。フレーバーウォーターとは、市販の「いろはす」などのような、さっぱりと飲めるドリンクのことです。ウォーキング後の水分補給におすすめです。
※できあがりの量 1杯分
・ シロップ … 大さじ1
・ 水(または炭酸水)… 150ml
こちらも、シロップの濃度によって甘みが異なるので、一度味見をして調節してみてくださいね。
シロップにはかわいいタグをつけて
ハーブシロップは、買おうとすると2~4千円する高級品です。
あなたの手作りシロップをプレゼントしてみたら、喜ばれること間違いなしです。
プレゼントするときには、ぜひこんなタグをつけてみると良いですよ。
私のタグは手書きですが(ヨレヨレですみません)、印刷できるかわいいタグはインターネット上で簡単に手に入ります。「タグ おしゃれ」で検索すれば、色々見つかります。
麻ひもは、100円ショップで3つセットで売っていたものを使っています。麻ひもにタグを通し、2回ほど瓶の口に巻き付けて、タグの上でリボン結び。タグが前に来るようにひもごと回転させればできあがりです。
余ったローズマリーの枝を刺して、保冷袋に包んで持っていきましょう。
おわりに
シロップを作っているときには、部屋中がローズマリーの香りに包まれます。ほとんど放置したままで完成するレシピなので、スパ気分でのんびりしがら作ってみてくださいね。
香りをかぐだけでワクワクしてしまう、小瓶に入った姿を見るだけでうれしくなってしまう、ローズマリーシロップをぜひ楽しんでみてください。