リラックス効果のあるハーブティー16選|5つのレシピつき

リラックス効果のあるハーブティー

― 疲れてストレスがたまっている。なのに上手にリラックスできない。―

誰もがこのようなことで悩んだ経験があるのではないでしょうか。

呼吸法や瞑想を使ってもいまいち効果を感じない場合には、ハーブティーを取り入れてみましょう。

ハーブティーは天然の精神安定剤です。心を落ち着かせる作用のある有効成分が、あなたのリラックスを後押ししてくれます。

この記事では、ストレスの症状別におすすめのハーブティー16種類と、リラックスに効果のあるティーブレンドレシピ5つをご紹介していきます。

ハーブティーでリラックスできる理由

ハーブティーでリラックスできる理由

「イライラを抑えられない」
「不安な気持ちが襲ってくる」

という場合には、何とかして心を落ち着かせようとがんばらなくても大丈夫です。

ハーブティーには、神経を休ませるための化学成分が含まれています。体に成分を取り込むと、「心をしずめよう」などと思わなくてもハーブティーがイライラや不安を抑えるのを助けてくれます。

ハーブティーのリラックス作用の例

  鎮静作用(イライラを抑える)
  鎮痛作用(ストレスによる頭痛や腹痛を抑える)
  神経強壮作用(神経に栄養を与えてストレスに強くなる)
  抗ストレス作用(ストレスと闘うのを助けてくれる)
  抗不安作用(落ち込んだ気持ちを明るくする)

「リラックス」はハーブティーの得意分野です。抗ストレス作用や抗不安作用など、リラックスに役立つ作用を持つ成分を多く含みます。

ただし、どの作用が強いかはハーブティーによって異なります。ストレスのタイプ別に合うハーブティーを見ていきましょう。

ストレスの症状7タイプとおすすめのハーブ

ひとくちに「ストレス」と言っても、現れる症状は人それぞれです。眠れなくなってしまう人、イライラや不安がひどくなる人、またはストレスによって胃痛が起こる人もいます。

あなたの症状はどのタイプに近いでしょうか?

Type1 不安・緊張が強い

症状 眠る前に強い不安を感じて考え込んでしまう、試験や面接前に緊張してお腹が痛くなる、イベントの前夜に緊張して眠れなくなる

カモミール 就寝前の不安を和らげ気持ちを穏やかに。
リンデンフラワー 神経の緊張を軽減、不安や緊張を落ち着かせる。
レモンバーム 気分を高める効果がある。ストレスが原因の胃腸の不調にも。

Type2 パニックになる

症状 突然起こる手足の震えや発汗、息苦しさやめまいなど。パニックになり、頭がうまく働かない。

スカルキャップ 損傷した神経を修復、上がりすぎたテンションを落ち着かせる。
ブラックコホシュ 心をしずめ冷静さを取り戻すのに役立つ。心臓を強くする作用も。 強いハーブなので摂取量に注意。妊娠中は避ける。

Type3 落ち込み・悲しみが強い

症状 夜になると気分が沈みがちになる、将来に希望を持てなくなる、理由の分からない漠然とした不安と悲しみが襲ってくる

ラベンダー 自律神経の乱れを整え、悲しみを和らげる。
ローズ 精神と感情のバランスを保つのを助ける。
セントジョンズワート 軽いうつ症状のハーブ薬として人気。就寝前に飲むのがおすすめ。

Type4 眠れない

症状 疲れているのに眠れない、布団に入っても心臓がドキドキしていたり神経が張りつめた状態が続く
関連:スリープティーの作り方 

パッションフラワー 天然の精神安定剤。鎮痛作用があるので痛みが原因の不眠にも良い。
バレリアン 強い睡眠促進ハーブ。肝臓の強壮剤でもある。強いハーブなのでごく少量から始める
ホップ 過度の興奮を落ち着かせる。うつ傾向の人は避ける

Type5 だるい、気力がない

症状 何もやる気が起きない、考えをまとめたり集中して何かに取り組んだりするのが難しい

バジル 気分を高める作用があるとされる。胃腸を活発にすることで効率的に栄養をエネルギーに変える。妊娠中・授乳中は控えめに
ローズマリー 強壮剤となりやる気を引き出す。活力を与える。妊娠中・授乳中は控えめに
オーツ 神経の強壮剤。損傷した神経細胞を修復する効果があるとされる。

Type6 明日のストレスに

症状 スポーツの試合の前日や発表会の前日など、一時的なストレスを抱えている。不安と緊張でお腹が痛くなる。

シベリアギンセン 別名「シベリア人参」。気を高めるハーブとされ、スポーツドリンク並みの強壮効果を持つ。

Type7 毎日のストレスに

症状 ずっと長い期間ストレスを感じ続けている、半年以上前からイライラや不安が強くなってきたと感じる

アシュワガンダ 精神的疲労から来る衰弱に良い。不眠症にも効果があるとされる。妊娠中、ピルを服用中の人は避ける

おいしいリラックスハーブティー3選

リラックスハーブ

左からレモンバーム、レモンバーベナ、レモングラス

カモミールやラベンダーなど、代表的なリラックスハーブの味があまり好きではないという人には、味がおいしいことで人気の、次の3つのリラックスハーブがおすすめです。

名前は似ていますが、すべて別のハーブです。

レモンバーム 南ヨーロッパ原産のハーブ。サラダや卵料理に使われる。レモンの香りにまろやかな風味がある。
レモンバーベナ アルゼンチン原産のハーブ。ゼリーやケーキに使われている。レモンの香りに、キリッとした風味を持つ。妊娠中には避ける
レモングラス インド原産のハーブ。エスニック料理に使われる。レモンの香りに少し草のような風味がある。妊娠中には避ける

リラックスティーのブレンドレシピ5つ

ここからは、リラックスハーブを使ったティーブレンドレシピをご紹介します。

ハーブ名の横にある数字はブレンドの比率です。例えば「1」と書いてある場合には「小さじ1/大さじ1/1カップ」などに変更して作ることができます。

レシピのハーブはすべてドライハーブの分量です。

完成したブレンドから小さじ1を取り、お湯200~250mlで蒸らしてハーブティーを作ってください。詳しい作り方は「ドライハーブティーの作り方」をご覧ください。

01 レモン風味のリラックスティーブレンド

味のおいしいリラックスティーのブレンドです。材料のハーブは手に入るものだけを使ってください。
 レモンバーベナ・レモングラスは妊娠中には避けてください

レモンバーム・・・1
レモンバーベナ・・・1
レモングラス・・・1
レモンピール・・・1/2

02 イライラ解消のティーブレンド

イライラしたときに飲むと、スーッと心が落ち着くブレンドです。ほんのり甘く、さっぱりとした花の香りがします。

カモミール・・・3
ミント・・・2
ラベンダー・・・1

03 緊張を和らげるティーブレンド

緊張が取れないときには、このブレンドで温かいハーブティーを作ってみてください。飲んでも眠くなりにくいので、仕事前にも飲むことができます。あらかじめ1杯分(小さじ1)をティーバッグに詰めておけば、外出先でも飲むことができます。

リンデンフラワー・・・3
レモンバーム・・・2

04 働きすぎた体を癒すティーブレンド

働きすぎて神経が参ってしまったときに飲むと、心をリフレッシュしてくれます。こちらのブレンドも眠くなりにくいので、時間帯を気にせず飲むことができます。
妊娠中は長期摂取を避けてください

バジル・・・3
ミント・・・3
ローズマリー・・・2

05 就寝前のリラックスティーブレンド

心を落ち着かせる作用をミックスしたレシピです。寝る前のリラックスタイムにおすすめです。

パッションフラワー・・・3
ラベンダー・・・1
ローズ・・・1/2

リラックスティーを避けたい時間帯とは?

最後に、リラックスティーの飲み方について解説します。

1.仕事前・運転前には飲まない

リラックスティーは、勉強や仕事の前は避けるのが無難です。心が落ち着きすぎて、集中力がなくなり動くのが面倒になってしまいます。また、機械や車の運転前に飲むと判断力が鈍るので、必ず避けるようにしましょう。

2.ひとりの時間に飲むのがおすすめ

リラックスティーは、「寝る支度が終わってあとはもう寝るだけ」というタイミングで飲むのがおすすめです。とはいえ私は、夕方あたりにソファーに座ってゆったりとティーを飲む時間を作るときもあります。

リラックスティーは「ひとりになれる静かな時間帯」に飲むのがもっとも効果的です。あなたの疲れ具合に合わせて、1日に3度(3杯)まで飲むことができます。あなたにちょうど良いリラックスの時間帯を見つけてリラックスティーを楽しんでくださいね。

参考文献

『The Complete Medicinal Herbal: A Practical Guide to the Healing Properties of Herbs』by Penelope Ody

『Encyclopedia of Herbal Medicine: 550 Herbs and Remedies for Common Ailments』 by Chevallier, Andrew

『Rosemary Gladstar Herbal Recipes for Vibrant Health』by Rosemary Gladstar

『ハーブのすべてがわかる事典』by ジャパンハーブソサエティー