ハーブシロップをおいしく保存する3つの方法|冷蔵・冷凍・真空保存

シロップの保存方法

自家製シロップの保存方法

自家製のハーブシロップをできるだけ長く楽しむためにおすすめなのは「冷蔵・冷凍・真空」の3つの保存方法です。シロップを長持ちさせる方法やコツ、アイディアを、写真つきで丁寧に解説していきます。

ハーブシロップをおいしくする3つの保存方法

ハーブを煮込んで作る「ハーブシロップ」は、ハーブの水分でどうしても糖度が下がりやすくなってしまいます。すぐにカビが生えてきてしまうので、常温保存は避けるのが安全です。

ハーブシロップは次の3つの方法で保存しましょう。( )内は目安の保存期間です。

冷蔵保存(1週間~1ヶ月)
冷凍保存(1~3ヶ月)
真空保存(~1年)

それでは、3つの保存方法を順番に解説していきます。

「冷蔵保存」でおいしさを保つ

一番簡単な保存方法で、シロップの味も落とさない、冷蔵保存について解説していきます。

冷蔵保存の方法

冷蔵保存の方法

冷蔵保存の期間

フレッシュハーブで作った場合:1~2週間
ドライハーブで作った場合:2週間~1ヶ月

冷蔵保存は、保存したいシロップを「フレッシュハーブで作ったのか」「ドライハーブで作ったのか」によって保存期限が変わります。

フレッシュハーブで作ると水分の多いシロップになるので、その分シロップの持ちも悪くなります。

Ingredients  ー必要なものー

シロップの保存瓶

保存したいシロップ
・ 密閉できるガラス瓶

瓶の注ぎ口が狭い場合には、「じょうご」があると便利です。

ハーブのこし方

Instructions ー方法ー

 ガラス瓶に、完成したシロップを注ぎます。

 あら熱が完全に冷めたらふたをしっかりと閉め、冷蔵庫に保管します。

冷蔵保存のポイント

あら熱は完全に冷ましてから保存する

シロップは、しっかりと常温に戻してからフタをしましょう。温かいうちにフタをしてしまうと、水滴が瓶の側面につき、シロップを早く傷める原因になります。

保存瓶は煮沸消毒しておく

保存瓶に菌が付いていると、どうしてもカビが発生しやすくなります。保存瓶は事前に煮沸消毒しておくことをおすすめします。

正しい煮沸消毒の仕方|自家製シロップやハーブオイル・ビネガーの保存に

アレンジ方法

ウォッカを入れる

冷蔵庫で冷やしていても、シロップを1ヶ月持たせるのはなかなか難しく、最後まで使い切れないこともあります。

そこでおすすめなのが、完成したシロップに大さじ1のウォッカを混ぜるという方法です。強いアルコールを入れることによって、シロップに菌が増えにくくなります。

ウォッカを入れた場合でも冷蔵庫で保存する必要はありますが、保存期間はだいぶ長くなります。

ちなみにアルコール分が気になる場合には、シロップを使う時に少量の熱湯を混ぜて揮発させることができます。

 使用時はカビをいつもチェック
シロップを冷蔵保存する場合には、使用するたびにカビが生えていないかチェックするようにしましょう。

「冷凍保存」でゆっくりと消費

シロップを少量ずつゆっくり使うことのできる「冷凍保存」の仕方をご紹介します。

シロップの冷凍保存

冷凍保存の仕方

冷凍保存の期間
1~3ヶ月

シロップは週に1~2回しか使わないという方は、すぐに冷凍保存してしまうのがおすすめです。

ジッパー付きの袋を使えば、簡単に冷凍保存できます。

シロップは糖分が多いため、凍らせてもカチカチにはならずにジェル状になります。冷凍してもスプーンで簡単に取り出すことができるのでとても便利です。

Ingredients  ー必要なものー

保存したいシロップ
・ ジッパー付き保存袋
・ 金属トレー(省略可)

Instructions ー方法ー

1 保存袋にシロップを注ぎます。

ハーブシロップの冷凍保存1


2 袋の口を閉める前に、空気を抜く作業をします。ボウルにたっぷりの水を入れ、袋をひたします。空気を完全に追い出したらジッパーを閉めます。(袋の口から水が入らないようにご注意ください)

ハーブシロップの冷凍保存2


3 金属トレーの上に平らに置いて冷凍すると、本のように立てて収納できるので便利です。

ハーブシロップの冷凍保存3


冷凍保存のポイント

空気を抜くとより長持ち

冷凍保存のポイントは、袋になるべく空気を入れないことです。保存袋を水にしずめることで、簡単に空気を追い出すことができます。

使う時には容器に移して冷蔵庫へ

冷凍したシロップを使うときには、袋から使う分だけ容器に移し替え、冷蔵庫に入れます。30分もあれば解凍できます。

冷蔵庫へ移動させるときの容器は、普通の食器+ラップで大丈夫です。ただし、3日ほどで使い切れる量だけを移すようにしましょう。

「真空保存」なら常温で1年保存可能

市販のジャムと同じ保存方法が、真空保存です。プロも行う保存法なので安心です。

プロも行う「真空保存」で1年保存

真空保存の方法

シロップの真空保存

保存期間:最大1年
ハーブシロップの長期間のストック、シロップの販売、プレゼント用のシロップの保存におすすめ

真空保存を使えば、シロップを販売することもできます。バザーなどで色とりどりのハーブシロップを販売するのもおすすめです。

また、真空保存後はシロップを郵送することも可能になります。遠くに住むご家族に栄養たっぷりのハーブシロップをプレゼントするのも良いですね。

Ingredients  ー必要なものー

保存したいシロップ
・ 金属のふたのガラス瓶(※)
・ シロップ作りに使った鍋

※ シロップの分量とガラス瓶の容量がなるべく近いものを選びます。(150mlのシロップを保存したいなら、150~180mlの容量のガラス瓶を使うのがおすすめです)

Instructions ー方法ー

ハーブをこしてシロップが完成したら、すぐに真空保存の作業に取りかかります。

1 完成したシロップを鍋に戻します。(シロップ作りに使った鍋は洗わずそのまま使います)

シロップの真空保存1


2 火にかけ、シロップを沸騰させます。とろみのあるシロップがお好みの方は、弱火で1分ほど煮てください。

シロップの真空保存2


3 火から下ろしてひと呼吸おいたら、瓶へ注ぎます。瓶のふちギリギリまで満タンに注ぐようにすると、ふたを閉めた時の真空度がより高まります。

シロップの真空保存3


4 ふたを閉め、そのまま12~24時間置いておきます。

シロップの真空保存4


5 扉付きの棚など、直射日光の当たらない場所にしまいます。「シロップの材料」「シロップの作成日」を書いたラベルを付けておくことも忘れずに。

シロップの真空保存5


真空保存のポイント

瓶の割れに注意

レシピの工程3で、シロップを沸騰させた直後に一気に瓶へ注ぐと、瓶が割れる可能性があります。瓶に急激な温度変化を与えないように、ゆっくりと注ぐようにしましょう。

瓶が「ポコポコ」したら成功のサイン

瓶のフタをした後に12~24時間おいておくと、フタがポコポコ鳴ることがあります。それは、真空保存がうまく行っているサインです。(ポコポコならなくても成功します)

3つの保存方法を使い分けて、色々なハーブシロップを楽しんでくださいね。