ハーブを使っていれば病院の薬はいらないの?|自然療法の危ない考え方とは

 

インスタグラムのストーリーズではお話していましたが、実は帰省した先でコロナにかかってしまいました。

私は今までコロナになったことはなかったですし、インフルエンザにも生涯一度もかかったことがなかったので、高熱に苦しむことが久々でかなり精神的にも参ってしまいました。

 

そんな中でも、おそらく10年ぶりくらいに日本の病院へかかって思ったことや、アメリカの病院ではこうだったなあなどという発見もあり、今回のコロナの経験もまた、大事な学びであったと思っています(思うことにしています)。

今回は、コロナになってみて改めて思った「ハーブと薬の考え方」についてお話したいと思います。

とりあえず処方しておきます

コロナになってから病院へ行ったところ、医師から「とりあえず処方しておきます」と言われてたくさんの薬をもらいました。

薬をもらうと何となく安心感がありますし、薬をください!と言う患者さんさえもいるようですね。

 

ですが、「お医者様の言うことがすべて」という時代は終わりました。

現代の最先端は「西洋医学+自然療法」の両方を使うやり方です。

 

「お医者様の意見に乗っかって、自分では何も調べない」という考えでいると、将来重病になったときにそのつけがすべて自分に降りかかってくるかもしれません。

本当に必要な薬なのかどうかを考える

医師の意見に乗っからないためには、医師が薬を処方した時に「この薬は何のため?」という疑問を持つことをおすすめします。

 

医師が「とりあえず処方しておきます」と言った時に突っ込んだ質問をすると、たいてい「今の自分には必要ない薬だった」ということがあります。

「とりあえず解熱剤を処方しておきますね」
→「なぜこの薬が『とりあえず』必要なのですか?」

くらい突っ込むと、「いや、今は熱は出てないけどね、また出たら心配でしょ?」と言われます。これで、熱が下がりかけている時には飲む必要はない薬なのだなという判断ができますよね。

薬は症状を治してはくれない

まず知っておくべき前提として、病院の薬は症状を治してはくれないということを覚えておきましょう。

それならハーブなら治してくれるのかというと、これもまた違います。

病気を治せるのは私たちの自然治癒力だけです。

 

病院の薬は、症状を抑えることによって体を休養できるようにし、自然療法力を高めてくれます。

ハーブは、自然療法力をサポートすることで、その力を強めてくれます。

やり方は違いますが、どちらも善でも悪でもありません。

 

ただ、病院の薬は副作用が強いため、命の危険はあります。

欧米では死因の上位に「処方薬の副作用(正しく服用した場合)」が入っています。

ハーブは「とりあえず飲んでおく」ことが有効に働きますが、病院の薬は「とりあえず飲んでおく」は危険だと覚えておくと良いですね。

自然療法を過信しない

病院の薬の注意を書きましたが、私は病院の薬を否定はしているわけでありません。

むしろ、病院の薬を全否定する人たちは極端であると考えています。

自然療法好きな方のSNSなどでは日常的に「病院の薬は絶対ダメ!」とか「病院に行かなくても〇〇のアロマで症状は治るよ!」と言い切っている人たちがいます。

これもまた危ない考えだと思ってください。

 

このような人たちの考えや、不必要な薬を処方する医師に流されないためにも、患者側の私たちが正しい知識をつける努力が必要です。

その知識が、将来病気になった時に、正しいものごとを判断できる目を養ってくれますよ。

※お知らせ
現在、嗅覚障害になっており、今後の講座が延期・中止になる可能性が出てきました。秋の単発講座を予定していましたが、ハーブの匂いが分からないためレシピ作成がなかなか厳しいのかなと思っています。復活したら今まで以上に楽しめるような講座をリリースしますので、今しばらくお待ちいただけますとうれしいです。