ハーブが余るのって、ほんとに悪いことですか?

ハーブが余る…使い切らなきゃダメ?
「ハーブが、使っても使っても余ってしまうんです」
「なんだか、使い切れない自分がダメな気がして…」
ちょうど先日、そんなご相談をいただきました。
せっかく育てたハーブ。
せっかく買ったドライハーブ。
余らせてしまうと、もったいない気持ちになりますよね。
今日は、ハーブが余ったときの考え方について、少しお話ししたいと思います。
ハーブが余ったときの、現実的なアイディア

まず、「余ってしまったハーブをどうするか」という実用的な話から。
私がハーブを学んだアメリカで見たハーバリストさんや、家庭でハーブを使っている人たちを見ていると、こんな対応をしていることが多いです。
① とりあえず乾燥させる
→ 乾燥させておけば、あとから何に使うかゆっくり考えられます。
→ かさも減って、保存もしやすくなります。
② チンキ・オイル・ビネガーにする
→ 申請うちに加工しておくと、長く楽しめます。
③ お風呂に入れてハーブバスにする
→ 食べる・飲む以外の使い方も立派な活用です。
ここまでは、よく紹介される「使い切りアイディア」ですね。
でも、ここからが今日いちばん伝えたいことです。
そもそも、ハーブは全部使い切る必要がありますか?

チンキにしても、オイルにしても、
それでも余ることって、あります。
そのときは、こう考えてみてください。
「もう、必要な量は十分足りている」
ハーブは、いくら体に良くても、
1日に摂れる量には限りがあります。
まとめてたくさん使うことが、
必ずしも体にいいわけではありません。
それでも余るなら、
「使い方が下手」なのではなく、
「もう十分使った」だけなんです。
実際、アメリカでは
「庭に生えているハーブを全部使い切ろう!」
という発想の人は、あまりいません。
庭のハーブは、あなたが全部収穫しなくていい

ドライハーブを買った場合は、
「使い切りたい」という気持ちが湧くのも、よく分かります。
でも、庭に生えているハーブは違います。
あなたが全部摘み取らなくてもいいんです。
毎朝、水やりをして
ふわっと立ち上がる香りを感じて
花が咲くのを眺めて
気が向いたときに、1枝だけお茶に浮かべる
それだけでも、ハーブのある暮らしは十分。
庭に咲いた花を、
全部花束にしなきゃいけないわけじゃないですよね。
ハーブも、それと同じです。
ハーブは「半分は私、半分は地球のもの」

私はよく、こんなふうに考えています。
ハーブは、半分は私のもの。
半分は、地球のもの。
ハーブの葉や実を食べて生きている虫たちもいます。
昔は、収穫した作物の一部を神様にお供えしていました。
「全部いただかなくてもいい」
そんな感覚が、昔の暮らしにはありました。
今の私たちも、
「半分は私、半分は自然のもの」
そんな距離感で、ハーブと付き合ってもいいのではないでしょうか。
「使わなきゃ」がいちばん体に悪いこともある
何よりも、これがいちばん大切です。
「ハーブを使わなきゃ」
「余らせたらダメ」
そう思うこと自体が、ストレスになります。
体にいいはずのハーブが、
心の負担になってしまったら、本末転倒です。
中には、
「ハーブが元気に増えてくるのを見ると、気が重くなる」
という方もいます。
本当は、
癒されるために育て始めたはずなのに…。
ハーブは、
あなたを縛るためのものではありません。
そっと寄り添ってくれる存在でいいんです。
ハーブは「使い切るもの」ではなく、「楽しむもの」

使い切れなくても、大丈夫。
余っても、大丈夫。
ハーブは、
効率よく消費するためのものではなく、
暮らしを少し豊かにする存在です。
そんなふうに、
肩の力を抜いて付き合ってみてくださいね。
