「ハーブをとにかく消費したい」という考えをおすすめできない理由
あなたは知り合いのママさんにこう言われたらどうしますか?
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「最近、小5の息子の頭痛がひどくて…また今日も休みなのよ。
もう今月で何回目だろう?
頭痛薬では治らないって分かってるんだけどね。
何をしてあげればいいのか分かんなくて、頭痛薬に頼るしかないの」
実はこのセリフは、私が昨日言われたものです。
PTA役員同士で知り合ったママ友さんに言われました。
私はすぐに、子供でも安全に摂れる頭痛におすすめのハーブを教えてあげました。
どうやってハーブティーを作ればいいのか、おいしくない場合はどうすればいいのか、どこへ行けばハーブを買えるのか、そのハーブが合う合わないの判断をする基準は何なのかなどなど・・・
色々とそのママ友さんにお話したところ、予想以上に感謝されました。
実はママ友さんは、私がハーブの仕事をしていることを知らずにこのことを口にしたんです。
そのくらい、世間では「病院へ行くほどでもない不調」があふれているということの証拠だと思います。
そして、私のアドバイスにとても感謝されていたということは、日ごろからそれなりに困っていらっしゃったということですよね。
私がこのことから学んだのは、やはりハーブは「効能あってのもの」だということ。
ハーブ栽培は楽しいですし、お庭のハーブを野菜代わりにお料理に消費できたら何だかお得な感じがします。
私のもとにも、たくさんの方から「ハーブの効能はいいから、ただただ消費したいので方法を教えてください」というお声が寄せられます。
お気持ちが分からないでもないのですが、私はそのような「消費するだけ」という使い方には疑問を感じます。
なぜなら、今回の話を例にしてお話すると、
もしあなたの家族や友人がちょっとした不調に悩まされていたとしても、
もしあなたがハーブをお得に消費することに夢中で、効能に全く興味がなかったとしたら、その人に何のアドバイスもできないですよね。
たとえ、今あなたの家の庭に、その不調に最適なハーブがわんさか生えていたとしても、、、
ハーブがあなたのお庭に生えているのであれば、ぜひそのハーブに興味を持ってみてください。
味や使い道よりも、そのハーブの効能や、どんな薬として使われてきたのか、どこの国から来たのかなど。
あなたのそのハーブの知識が、いずれご自分や大切な人を助ける知恵になります。
そしていつの間にか、あなたの元に「先生として教えてください」と言う人が現れるかもしれません(^^)
あなたの「ハーブが好き」という気持ちが、たくさんの人の癒しにつながるきっかけになりますように。