温めるハーブ、冷やすハーブを無視していませんか?

 

先日、梅雨のハーバルケアについて投稿したところ、たくさんのコメントやDMをいただきました。

投稿を見逃した方はこちら

投稿でいただいたコメントやDMは次のようなものです。

「ハーブの性質?!はじめて聞いたけど、妙に納得しました!」

「資格講座では習いませんでした!興味深いです」

「不調の原因が今はっきり分かった気がします!」

 

なぜこんなに反響があったのかというと、私が「ハーブの性質」について触れていたからだと思います。

「ハーブの性質」の話は新しい考え方のように聞こえるかもしれませんが、実は、西洋ハーブの根底にある大事な部分なんですよ。

ハーブの性質って何?

ハーブにはそれぞれ独自の性質があります。

性質は6種類

・温める
・冷やす
・うるおす
・乾かす
・ゆるめる
・引き締める

はじめて聞いた!
漢方みたい!と思われましたか?

ハーブ療法に限らず、自然療法の根底はみんな、この考えから成り立っています。

アーユルヴェーダでは「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」
中医学では「気血水」

西洋ハーブにだけこれがないのはおかしいと思いませんか?

 

本当は、西洋ハーブにはこの考えが「ない」のではなく、日本へ西洋ハーブが伝わる時に「そぎ落とされた」んです。

ハーブを少しでも医療っぽく、効果がありそうな印象付けを行うためだったと言われています。
悲しいですよね。

ハーブの性質はなぜある?

そもそも、ハーブの性質がなぜあるのかというと、ハーブの生息地と深い関係があります。

つまり、ハーブたちが厳しい環境で身を守るために備わった力こそが、ハーブの性質なんです。

湿気に弱いローズマリーは、自分の身を守るために「乾かす」性質を持っています。
むくみの人にローズマリーを使うと、乾燥させる=余分な水分を排出する働きが得られます。

熱い地方で育つハイビスカスは、暑さから身を守るために「冷やす」性質を持っています。
メキシコなどの暑い国では、体を冷やすためにハイビスカスティーを飲む習慣があります。

こんな風に、ハーブの育つ環境と、ハーブの性質はリンクしています。

おもしろいですよね。

ここが使いこなせるようになると、暑い季節/寒い季節などの気温に合わせてハーブを使いこなしたり、冷え性などの体質に合わせて使えるようになるんですよ。

ハーブの性質の見分け方

ハーブの性質は、ハーブごとにバラバラです。

じゃあ、どうやって見分けるの?と思われますよね。

私の講座の受講生さんには、50のハーブの性質の一覧表をお渡ししているのですが、表があってもやはり最初はチンプンカンプンです。

実は、一覧表を見るよりも、この↓見分けるコツを覚えてしまった方が分かりやすいんです。

リラックスティーには「冷やす」ハーブが多い

スパイス類「温める」ハーブが多い

冷え性の方は、もともと体が「冷やす」方向に傾いているので、リラックスティーを飲み続けているとさらに冷えやすくなることがあります。

そんな時には「ジンジャー」などのスパイスをちょい足しして、冷えすぎないように調整すると良いですよ。

ぜひ今日からやってみてくださいね。

ハーブの性質の話、また公式LINEなどでお伝えしていきます!

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