ハーブの資格を取る前に知っておくべき３つのこと

この記事をお読みのあなたはきっと「もっとハーブのことを学びたい！」とがんばられているのではないかなと思います。

そうなると頭に浮かぶのが「ハーブの資格って取った方がいいの？」ということではないでしょうか。

実は過去の私も同じことを考えたひとりでした。

資格を取る前は分からなかった

私はかつて、日本のハーブの資格講座を受講したことがあります。

その時に、色々な意味で「思っていたのと違った」ということが多く、結局は取った資格をプロフィールには書かずに今に至っています。

この記事では、あなたが過去の私と同じように「思っていたのと違うな」とならないようにという願いを込めて、「ハーブの資格を取る前に知っておきたかったこと」についてお伝えします。

１．資格をとってもハーブを使えるようにならなかった

資格を取る前の私は、「ハーブを使えるようになりたいから資格を取る！」という考えでした。

ですが、その考えが間違っていたことは、資格を取ってすぐに判明しました。

資格では学ぶ知識がびっくりするくらい表面的でした。当然、資格を取ったあとも相変わらずハーブを使えない自分がいました。

これは、私が取った資格が初心者向けのものであったためという理由も含まれますが、ひとつだけ「あれ？」と思ったこともあります。

私に資格の知識を教えてくれた方は、地元のテレビで紹介されるような有名な方でした。

ですがその方は、私が講座中に何かを質問するたびに「それはテキストにはないことなのでお答えできません」の一点張りなんです。

私はその先生の表情を見て、それが意地悪で言っているのではないと分かりました。

その先生は本当に分からないし、協会の意図に反することは言えないようでした。むしろ、少しもどかしそうな表情をしていました。

資格を教えるほどの先生でもまだまだ勉強中であること、協会って何やら色々と大変そうだなあということを察し、なんだかちょっとショックを受けたことを覚えています。

２．資格では自分は変わらなかった

私は資格を取る前、資格に勝手に期待していたことがあります。

・資格を取ったら、私は変われる

・資格講座ではきっと、すごい知識を学べる

・資格を取ったら、私はライバルと差をつけられる

ここまでではないにしろ、資格を取る前の人たちは多かれ少なかれ、上のようなことを期待しているのではないでしょうか。

現実は、「資格を取ったら、私は変われる」なんてことはありません。

資格はあくまでその人の「鎧（よろい）」のようなものです。

「〇〇の資格持ち」という鎧をつけていても、フォロワーさんやお客様に見られるのは「鎧の中の本当のあなた」です。

あなたのふとした発言やハーブの使い方次第で、その鎧はいとも簡単に崩れ落ちます。

「自信がないから資格で隠そう」と思ってしまうと、私のように間違った方向に行くので注意が必要です。

３．資格の次の道は再び「資格」だった

最後に、資格は「ビジネス」であることを忘れてはいけません。

私は、広告で「あなたの輝く未来のため」といううたい文句を見て、そちらにばかり気を取られていました。

冷静に考えられていなかったのです。

・１日で取れる資格が、本当に仕事に役立つのか？

・合格率が高い資格なら、お客様も持っているのではないか？

・何万人も持っている資格で「ライバルに勝つ」「差別化」が本当に叶うのかどうか？

このようなことについて、冷静に考えてみる必要があったなと、今では反省しています。

資格を取った後に、資格の先生からこんな風に言われました。

「あなたはまだまだ学びが足りないから、上の資格を目指さないと。そんな知識で発信してもね、お客様も知ってるし尊敬されないよ」

「今後は講座の先生になって、資格を取りたい人を助ける側に回らない？幸せな人を増やそうよ！」

今では、上の言葉を言ってくれた先生に感謝しています。

なぜなら、資格の先には結局、資格しかないんだ、と私が気づくきっかけになったからです。

資格は知識を学ぶのには最適の手段

この記事では、「資格を取るのが悪い」とか「資格を取るのが意味がない」ということをお伝えしたいわけではありません。

ハーブの資格は、ハーブの知識を体系的に分かりやすく学ぶことができるという点で、むしろおすすめです。

ただ、昔の私のように資格に幻想を抱くことなく、ご自分の目的と、資格のメリットとデメリットを冷静に照らし合わせてから「資格を取ろう」と考えるのが良いです。

資格を自分のキャリアに活かす覚悟で、目的を持って臨むのであれば、私のような後悔はないはずです。

これから資格取得を目指したいみなさんを応援しています！