ローズマリーの使い方【硬い 苦いを解決】料理においしく使うコツ

ローズマリーの使い方【硬い・苦いを解決】料理においしく使うコツ

ローズマリーの硬い・苦いを解消

ローズマリーを料理に使うと「硬くて口に残る」「苦味が強くなる」というお悩みはありませんか?この記事では、ローズマリーの料理で失敗しがちな原因とその対処法、そしてローズマリーをおいしく使うコツをご紹介します。

ローズマリーのおいしい使い方

ローズマリーのおいしい使い方

ローズマリーを料理に使うとよくあるのが「硬い」「苦い」という問題です。それらの原因と解決法をご紹介します。

1.ローズマリーが硬い原因

「ローズマリーを食べると硬い」と感じるのは、そもそも「ローズマリーを食べてしまっている」ことが原因です。

ローズマリーのレシピを探してみると、ローズマリーの葉が食材とミックスされているようなものも多く見かけるかもしれません。

しかし本来は、ローズマリーは「香りづけ」だけに使うハーブであって、調理後に取り除くべきなのです。

これはあくまでも好みの問題ではありますが、ローズマリーの硬さが気になる場合には「ローズマリーを食材と一緒に食べる」というような料理方法は避け、ローズマリー本来の使い方をしてみましょう。

ローズマリーを料理に使うときには、あくまでも「香りづけ」として使うようにします。ローズマリーの葉は食べずに、食材に香りが移ったらすぐに取り出します。

2.ローズマリーが苦い原因

ローズマリーは、苦味の強いハーブです。
そのため、料理に使うときには「苦味と青臭さ」をいかに抑えられるかがポイントとなります。

料理に使うときには、長時間ローズマリーに火を通さないようにします。ローズマリーは短時間で一気に熱を加え、香りを引き出すのがポイントです。

ローズマリーの苦味を引き出してしまうのは「長時間お湯に浸けること」です。「煮込み料理にローズマリーを使うなら5分以内で引き上げる」「ローズマリーを長時間蒸すような料理は避ける」ということに注意しましょう。

ローズマリーは「若い枝」のみを使う

ローズマリーの硬さや苦味を強くしてしまう原因として、そもそもローズマリーを使う場所を間違えている可能性もあります。

料理に使われるローズマリーは「若い枝(茎)」のみです。若い枝とは、ローズマリーの先から10~15cm程度の部分です。これが料理のレシピでよく見かける『ローズマリー1枝』でもあります。

ローズマリーを収穫する時には、下の写真のように、飛び出た枝の先の方だけをカットしていきましょう。

ローズマリーは「若い枝」のみを使う

葉がポロポロ落ちて取り出せない!どうする?

葉がポロポロ落ちて取り出せない!どうする?

ローズマリーのレシピを見てみると、ほとんどがローズマリーを丸ごと使うものです。ローズマリーは「食材の上に置いて香りを移す」という使い方が多いです。

そして、レシピの最後の方でさらっと「ローズマリーを取り出す」と書いてあるのですが、これが難しいのです。

ローズマリーを持ち上げたとたん、茎から葉がポロポロと落ちてきます。一度崩れてしまうと、葉は針のように細かく、食材からすべてを取り出すことはできなくなってしまいます。

対処法は「事前に葉を刻んでおく」

この「ローズマリーを取り出せない」という問題をなくすためには、ローズマリーをはじめからみじん切りにしておくのが良いです。

フレッシュローズマリーなら、茎から葉だけを取り、包丁でみじん切りにします。

ローズマリーをみじん切りにする

ドライローズマリーなら、包丁で切るとピョンピョンあちこちに飛んでいくので、すり鉢を使って細かくします。

ローズマリーをみじん切りにする

はじめからパウダータイプのドライローズマリーを買ってしまうという手もあります。

細かく刻まれたローズマリーは、口に入ってもむせることないので、最後に取り出す必要がなくなります。

ローズマリーの葉を2秒で取る方法

ローズマリーの葉だけを料理に使いたい場合、または、自家製のドライローズマリーを作りたい場合には、茎から葉を取る必要が出てきます。

そんなときに役立つ、2秒ですべての葉をきれいに取る方法をご紹介します。

葉の取り方

ローズマリーの先端を両手で持ちます。指に少し力を入れながら、左手を茎の根本に向かってスライドさせます。

ローズマリーの葉の取り方1

ローズマリーの葉の取り方2

ローズマリーの葉の取り方3

ローズマリーの葉の取り方4

指を動かす方向は、下の写真の矢印の方向です。先端から根本へ向かって、葉を逆なでするようにスライドさせます。

ローズマリーの葉の取り方5

ローズマリーは「こってり」と相性抜群

ローズマリーの料理には、こってりとした料理を選びましょう。

なぜなら、料理をあっさりと仕上げすぎてしまうと、ローズマリーの苦味や香りの強さが悪目立ちするからです。

脂身の多い材料を使い、こってりと仕上げ、さらに言えば食材の表面をカリカリに焼くと、ローズマリーの香りとの相性が良く、おいしく仕上がります。

ローズマリーが合う料理 豚バラのソテー、鶏もものグリル、ステーキ、焼肉、サーモンのソテー、揚げ物、ベークドポテト、フライドポテト、にんじんのソテー、トマトソースなど
ローズマリーが合わない料理 煮物、蒸し鶏、アスパラやインゲンなどの苦味のある野菜との炒め物、生野菜サラダ、和え物、酢の物、蒸し野菜、魚のホイル焼きなど

ローズマリーは、油を使って表面をこんがり焼くような料理が向いています。反対に向いていないのが、油を使わない蒸し料理や和え物です。

また、ローズマリーの苦味は食材の苦味を引き出すので、アスパラ・インゲン・ピーマンとの組み合わせは避けた方が無難です。

バター・にんにく・レモン汁と合わせる

バター・にんにく・レモン汁と合わせる

ローズマリーで肉や魚を焼くときには、油の代わりにバターを使うと美味しく仕上がります。

特に、ローズマリーと相性の悪い「淡泊な食材(白身魚、むね肉など)」をローズマリーの料理に使うときには、バターを加えてコクを出しておくと良いです。

バターの他に、ローズマリーと相性の良い食材は、にんにくとレモン汁です。

にんにくはローズマリーとの相性が良く、お互い違った方面から、食材の臭みを消し、料理に香ばしさを加えてくれます。

また、ローズマリーに合う料理は「こってり」なので、レモン汁を加えて多少さっぱり感を足すと良いです。レモン汁はローズマリーのえぐみを消し、食を進みやすくしてくれます。

料理酒と合わせて一気に香りを出す

ローズマリーで肉や魚を焼く時におすすめの方法は、料理酒(ワインや日本酒)を使って一気に香りを出すというものです。短時間の加熱なのでローズマリーの苦味が出ません。

 食材に塩こしょうをふり、両面をこんがりと焼きます。ローズマリーをフライパンの空いた場所に置き、料理酒を一気に回しかけます。

 すぐにフライパンのふたをすれば、食材の臭みが消えると同時に、ローズマリーの香りが一気に食材に回ります。

 ポイントは、ローズマリーには触らないこと、3~5分ほど経ったらすぐにふたを開けてローズマリーを取り出すということです。そうすれば、葉がポロポロ崩れる心配もありません。

ローズマリーを「楽」に料理に使う

ローズマリーを「楽」に料理に使う

ローズマリーを失敗なく、楽に料理に使う方法は、ローズマリーの調味料を事前に作ってしまうというものです。少し面倒そうに思えるかもしれませんが、保存にも役立つので一度挑戦してみることをおすすめします。

ローズマリーオイルは、ローズマリーの良い香りだけを料理に加えることができます。苦味が出る心配も、最後にローズマリーを取り出す手間もいりません。

ハーブオイルの基本の作り方

ローズマリーソルトを作っておけば、お肉を焼いて、上から振りかけるだけで凝った味付けのメイン料理が完成します。

ハーブソルトの基本の作り方

ローズマリーの茎は捨てずに活用

ローズマリーの茎は捨てずに活用

ローズマリーの茎は、捨てずに活用することもできます。

乾燥させて束ねておく

ローズマリーの茎が残ったら、そのつど乾燥させて、ある程度の本数になるまで保存しておきます。乾燥のさせ方は、キッチンペーパーの上に茎を置いて、放置しておくだけです。2~3日もたてば、乾燥して保存が可能になります。(2年間保存可能です)

バーベキューに使う

ある程度の本数が貯まったら、バーベキューで炭と一緒に燃やしてみてください。煙にローズマリーの香りが付き、肉がおいしく焼けます。

虫よけに使う

外でご飯を食べるときには、ローズマリーの茎の束を燃やせば虫よけになります。また、部屋で燃やすと、空気の浄化ができます。(火の元にご注意ください)

花は食べられる?

花は食べられる?

ローズマリーを育てていると、花がたくさん咲いてしまい、困ることもあると思います。

花が咲くと、ローズマリーの葉の栄養分や香りがすべて花に送られてしまいます。花を見つけたらすぐに摘み取るようにしましょう。

摘み取った花は、エディブルフラワーとして料理のトッピングに使うことができます。

サラダに散らして「フラワーサラダ」にしたり、バターに混ぜて「フラワーバター」にしてトーストに塗ったりと、色々な楽しみ方があります。

ローズマリーの花はフラワーサラダに

ローズマリーの花はフラワーサラダ

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記事内容のまとめ

さいごに、ローズマリーのおいしい使い方をもう一度おさらいしてみましょう。

 ローズマリーは食べない。調理後に取り出すようにする。

 ローズマリーを事前に刻んでおけば、取り出す手間が省ける

 ローズマリーを使うなら、脂身の多い食材がおすすめ

 ローズマリーの苦味が目立つなら、バターを投入してこってりさせてみる

 ローズマリーをおいしくするのは「+にんにく」「+レモン汁」

 ローズマリーの香りを一気に食材につけるには、料理酒を熱々のフライパンに回しかけてふたをする

そして、ローズマリーは強烈なハーブなので、使う量はいつも控えめにするのも大切なポイントです。

ローズマリーの保存をしっかりするのも、ローズマリーのおいしさを保つコツになります。正しい保存ができているかどうか、今いちど確認してみましょう。

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