柔らかジューシー|ローズマリーとレモンのチキンソテー
ローズマリーが手に入ったらぜひ作っていただきたいのが「ローズマリーのチキンソテー」です。
失敗なしの簡単レシピで、ジューシーさがクセになるおいしさです。我が家では何度もリピしています。
ローズマリーとチキンの相性は抜群です。
ローズマリーの香りはチキンの香ばしさを引きたて、もったりとしたチキンの脂っこさを抑えてくれます。
ローズマリーにはまた、お肉の臭みを消し、お肉自体を柔らかくする働きがあります。
ローズマリーのエキスをしみ込ませてじっくりと焼くチキンは、外はカリカリ、中は柔らか。
完璧な仕上がりのチキンソテーをぜひ味わってみてくださいね。
(※ 2021/2/24にレシピを改正しました)
ローズマリーとレモンのチキンソテーの作り方
レシピではフレッシュローズマリーを使いますが、ドライローズマリーで代用する方法もご紹介します。
Ingredients ー材料ー
お肉の味付けに使う主な材料は [ローズマリーのみじん切り、レモンの輪切り、にんにくのすりおろし] です。
※ できあがりの量:2人分
鶏もも肉 | … 2枚 |
a. フレッシュローズマリーの葉(みじん切り) | … 小さじ1 |
a. にんにく(すりおろし) | … 1かけ分 |
a. 塩こしょう | … 少々 |
白ワイン(または料理酒) | … 大さじ2 |
レモンスライス | … 4枚 |
アスパラガス | … 約10本 |
オリーブオイル | … 大さじ1/2 |
フレッシュローズマリー(省略可) | … 1枝(約15cmの長さのもの) |
Instructions ー作り方ー
1 下ごしらえ
鶏肉は、厚い部分に切りこみを入れて開き、厚さを均一にします。
鶏肉の両面に [a] の塩こしょう、ローズマリー、おろしにんにくをまぶして手ですり込みます。そのまま15分ほど置いて味をなじませます。
2 皮目から焼く
フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を中火で熱し、鶏肉の皮目から焼きます。
そのまま動かさずに3〜4分間焼きます。焼き目がついたら裏返します。
3 蒸し焼きにする
白ワイン(大さじ2)を振りかけ、ふたをして4分ほど蒸し焼きにします。途中、鶏肉の油が出てきたら、スプーンですくって鶏肉に回しかけます。
4 香りをつける
ローズマリーの枝を2つの肉にまたがせるように置いたら、それぞれの肉に2枚ずつレモンスライスを乗せ再びふたをします。
5分蒸らしたらできあがり。鶏肉をお皿に盛り付け、上にローズマリーとレモンを乗せて飾ります。
フライパンに残った鶏の脂はグレービーソース(うま味がたっぷりのソース)として、別の器に取っておきます。
5 野菜を焼く
フライパンをキッチンペーパーで軽くふき取り、4で取っておいたグレービーソース大さじ2を戻し入れます。
アスパラガスを並べて中火で焼きます。
トングで裏返しながらまんべんなく焼き目がついたら塩こしょう少々(分量外)をふります。
鶏肉の横にアスパラガスを盛り付けたら完成です。
※ 下の写真のように新しいローズマリーをトッピングするときれいに仕上がります。
レシピのポイント
調理前のマリネがお肉を柔らかくする
ローズマリーはお肉を柔らかくし、鶏肉の臭みを消します。
15分ほどマリネして、ローズマリーのエキスをしっかりとお肉にしみ込ませましょう。
もうひとつのポイントは、お肉を常温に戻しておくことです。
ローズマリーでマリネするときには、冷蔵庫には入れずに常温の状態で行います。お肉が常温になると、焼いた後のお肉がしっとりと柔らかくなります。
鶏肉から出た脂はグレービーソースに
鶏もも肉に火が通ったあたりから、脂がたくさん出てきます。
この脂をふき取ってしまう人も多いのですが、実はこの脂はうまみが凝縮されています。
海外ではこの脂は「グレービーソース」として、うまみをプラスするために使われます。
捨てずに取っておいて活用しましょう。
鶏肉のグレービーソースの使い方
・焼いた鶏肉に回しかける
・パスタソースに大さじ1ほど足してうまみをプラス
・しょうゆ小さじ1と混ぜて焼き野菜のソースに
今回のレシピの鶏肉に回しかけても良いですのでが、グレービーソースなしでも思いのほか汁がたっぷりと出てきます。小皿に取っておいて他の料理にうまみを足すために使ってみても良いと思います。
ドライローズマリーで代用するには?
ご紹介したレシピはドライローズマリーを使って作ることもできます。
ドライローズマリーで代用する方法
・用意する量は小さじ1/3(ひとつまみ程度)です。
・すり鉢やスパイスグラインダーを使ってパウダー状にします(多少粗めでもOKです)。
・レシピの工程1で、塩こしょう・にんにくと一緒にローズマリーにすり込みます。