【タイプ別で選ぶ】PMSのハーブティー|実際に試した感想など

【タイプ別で選ぶ】PMSのハーブティー

毎月訪れるPMSの症状に悩んでいませんか?

生理前になるとひどく落ち込みがちになったり、イライラして当たり散らしてしまったり ― 毎月この時期に夫婦ゲンカをし、孤独や疎外感を感じている人も多いと思います。

自分でコントロールできない症状には、ハーブティーの力を借りてみましょう。

実は、私にもPMSの症状があり、ハーブティーで緩和することで乗り切っています。

  • PMSでハーブティーを飲むってどういう感じ?
  • 本当に効き目はあるの?
  • ハーブティーでPMSは治るの?

などなど、この記事ではPMSのハーブティーに関する疑問を分かりやすく解説していきます。

あなたはどのPMSタイプ?

あなたはどのPMSタイプ?

約9割の女性が悩んでいると言われるPMS(月経前症候群)。実は、その原因も症状も複雑で、かなりの個人差があると言われています。

気分にむらがある
ちょっとしたことでイライラする
体重が増える
食欲が増す
便秘になる
胸が張って痛い

などなど。生理前に起こるPMSの不調は、人によって実にさまざまです。

PMSはタイプ別に対処する

PMSの症状は、すべてを挙げていけば百種類を超えるとも言われています。そのため、世間で「PMSに良いハーブティー」と言われているものでも、あなたの症状に対しては効果がない可能性もあります。

あなたの症状にぴったりのハーブティーを選ぶためには「最も辛い症状がなにか」を考えてみると良いです。

PMSの4つのタイプ

自分自身のPMSの傾向を知るのに役立つのが「PMSの分類」です。

医学的には、PMSには大きく分けて4つのタイプがあるとされています。人によっては「当てはまるのは1種類のタイプだけ」ということもありますが、たいていは「2~3種類の複数のタイプに心あたりがある」という人がほとんどです。

もし当てはまるタイプが複数になる場合には、どのタイプが一番強く出ているかであなたのタイプを決めてみましょう。

【タイプ1】イライラ・不安タイプ

イライラタイプ

正式名称は「PMS-A」。(A = anxiety(不安))
PMSの人の約80%がこのタイプに当てはまるとされています。

特徴

生理前にちょっとしたことでイライラしたり、すぐに落ち込んだりと、気分の上下が激しいのが特徴です。時には、感情があふれ出して叫び出したくなることもあります。このタイプの人は、生理周期が28日よりも早く来る傾向もあるようです。

解決のヒント

イライラや不安が引き起こされるのは、女性ホルモンのバランスの悪さ(エストロゲンが多く、プロゲステロンが少ない状態)が原因です

「チェストツリー」は、イライラ不安型に不足していると言われるプロゲステロンの分泌を促進する働きがあるとされています。ホルモンバランスを整え、症状を緩和するのに役立つおすすめのハーブです。

また、このタイプの別の原因として、ビタミンB不足や肝臓の機能低下の影響も考えられています。肝臓の強壮剤と言われる「ダンデライオン」を普段から取り入れておくと、症状の緩和に一役買ってくれるかもしれません。

【タイプ2】生理太りタイプ

生理太りタイプ

正式名称は「PMS-H」。(H = hyper-hydration(過水和))
PMSの人の約60%がこのタイプに当てはまるとされています。

特徴

このタイプの人は、生理前になるとお腹がポッコリと出てきたり、足が太くなったりという変化が起こります。特に食べ過ぎた覚えがないのに体重が増えている場合は、このタイプに当てはまる可能性が大きいです。生理太りの主な原因は「むくみ」なので、焦らず着実に、老廃物を排出していきましょう。

解決のヒント

まずは、水を多く飲むことが一番の解決策です。私が試したところ、1日1.5リットルの水(常温のもの)を飲むようにすれば、むくみが解消されて体重が減りやすくなります。

実はむくみの原因は、水を多く飲みすぎたためではなく、体内の多すぎる塩分が水を抱え込んでいるために起こります。余分な塩分を排出すれば、余分な水も自動的に流れ出ていきます。

余分な水分の排出を助けてくれるのは「ダンデライオン」などの強い利尿作用を持つハーブティーです。また、カリウムを豊富に含む「チックウィード」のハーブティーを飲むようにすると、余分な塩分の排出に役立ちます。

【タイプ3】過食タイプ

過食タイプ

正式名称は「PMS-C」。(C = cravings(渇望))
PMSの人の約40%がこのタイプに当てはまるとされています。

特徴

生理前になるとやたらと食欲が増すのがこのタイプです。特にお菓子や白米、パスタやパンなどの炭水化物を食べたい欲求が高まります。食べても食べても満足感が得られず、お腹が空いていなくてもストレス解消のために食べ続けてしまいます。

解決のヒント

このタイプのPMSの原因は「インスリン分泌への過剰反応」だと考えられています。インスリンを分泌させたいがために、血糖値の上がりやすい炭水化物を過剰に食べてしまうのです。

過食による血糖値の急上昇は、ホルモンバランスをさらに乱し、PMSの症状を悪化させる可能性があります。もし食べ物を我慢することが難しいようなら、血糖値を下げるために、ミネラルが豊富な「チックウィード」「ネトル」のハーブティーを飲んでみましょう。

また、食欲は我慢するのが難しいので、「食べる量」を変えるのではなく、「食べるもの」を変えましょう。食べたくなったら、フルーツや野菜をお腹いっぱい食べるようにすると、食欲を我慢するよりも楽に乗り切ることができます。

【タイプ4】うつタイプ

うつタイプ

正式名称は「PMS-D」。(D = depression(憂鬱))
PMSの人の約5%がこのタイプに当てはまるとされています。

特徴

気分の落ち込みという点ではタイプ1の「イライラ・不安型」と似ているのですが、うつの症状が出ているかどうかという違いがあります。強い気分の落ち込みがあり、学校や仕事に行く気がしない、不眠を伴うなどの症状があります。症状が強い場合には、ハーブティーでは効き目が現れないこともあり、そのまま放っておくと慢性的なうつになる可能性もあります。このタイプに当てはまる場合には、病院へ行くという選択肢も考えておきましょう。

解決のヒント

うつのPMSタイプは、プロゲステロンの過剰分泌が原因であるとされています。イライラ不安型の「エストロゲン過剰」とは正反対である点に気をつけましょう。イライラ不安型でおすすめした「チェストツリー」も、うつのタイプの人は避けるのがおすすめです

代わりに、うつに効果があるとされる「セントジョンズワート」「バレリアン」などのハーブティーを取り入れてみましょう。

PMSにおすすめのハーブティー8つ

PMSにおすすめのハーブティー8つ

ここからは、PMSの緩和に役立つハーブティー8種をご紹介します。

PMSのタイプ別にご紹介したハーブティーもいくつか含まれているので、どんなことに役立つのかもう一度確認してみてくださいね。

妊娠が疑われる場合、または授乳中の人は、以下にご紹介するハーブは使用しないでください。

 各ハーブの詳しい禁忌は「ハーブの禁忌一覧|100種類のハーブ・スパイスの注意事項」を参照してください。

01 チェストツリー(チェストベリー)

ホルモンバランスを整える作用を持ち、PMSの症状全般に効果があるとされています。PMSのハーブティーの中で一番人気があります。
うつの症状が見られる場合には避けてください。
ハーブティーの味:ほんのり苦い、すっきりとした風味

02 バーべイン

神経の強壮剤として知られるハーブです。イライラ・不安・落ち込みや、頭痛・生理痛などの痛みに効果があるとされています。
ハーブティーの味:強い苦味、あと味はすっきり

03 バレリアン

中枢神経へ働きかけ、気持ちを穏やかにする作用があります。イライラ、不安、落ち込みや、生理痛にも効果があるとされています。
ハーブティーの味:苦い、独特の風味

04 ローズマリー

PMSの原因となる過剰なエストロゲンを排出する作用があるとされています。PMSの症状全般に効果的です。
うつの症状が見られる場合には避けてください。
ハーブティーの味:ほんのり苦い、爽やかな風味

05 ジャーマンカモミール

鎮静作用により、PMSの不安定な感情を落ち着かせる効果があるとされています。イライラ、不安、落ち込み、不眠、頭痛に効果的です。
ハーブティーの味:甘くまろやか、飲みやすい

06 ダンデライオン

利尿作用に優れ、多くのミネラルが含まれています。むくみや生理太りにおすすめです。
ハーブティーの味:ほろ苦い

07 セントジョンズワート

軽度のうつ症状に効果があるとされるハーブです。PMSでうつ症状が出るタイプの人におすすめです。
ハーブティーの味:クセがない、飲みやすい味

08 スカルキャップ

神経の強壮剤として知られるハーブで、ストレスへの抵抗力をつけるのを助けます。イライラ、不安、落ち込み、うつ症状に効果的です。
ハーブティーの味:かすかな苦味、さわやかな風味

PMSのハーブティーの飲み方

PMSのハーブティーの飲み方

PMSの症状を緩和させるためのハーブティーの飲み方を確認してみましょう。

いつでも好きなときに

PMSのハーブティーを飲む時間帯には特に決まりはありません。1日の中の好きな時間に飲むことができます。

飲む目安としては「症状が辛いと感じたとき」です。

イライラや不安が強いときには、外の景色を眺めながら飲むのがおすすめです。たとえベランダでも、家から一歩出て外の風に当たることで、気持ちをリフレッシュさせることができます。

飲みすぎに注意

ハーブティーの適量は、1日3杯までです。

PMSのハーブティーは、症状が出るたびに好きな時間に飲むことはできますが、1日に飲んだ合計の量は覚えておくようにしましょう。

ちなみに、ハーブティーを少し飲んだだけで症状が治まった場合には、それ以上飲む必要はありません。もしハーブティーが残ってしまった場合には、ラップをして冷蔵庫で保存することもできます。

PMSのハーブティーを飲んだ感想・効き具合など

PMSのハーブティーを飲んだ感想・効き具合など

私にはPMSの症状があり、実際にハーブティーを利用しています。ハーブティーの感想や効き具合には個人差がありますが、私の感じたことなどをまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてください。

PMSのハーブティーの感想まとめ

 心の不調にはわりとすぐに効く

 体の不調は自然治癒力頼りなので、効き目の実感までには時間がかかる

 専門家いわく、PMSのハーブティーは生理の2~3サイクル飲み続ける必要があるとのこと

ハーブティーを飲んでみて

はじめてハーブティーを飲んだときには、正直「ただの気休め程度」だと思っていました。しかし、実際に薬として使用されていた歴史を持つだけあり、効き目は意外としっかりしていて驚きました。イライラを落ち着かせるには、カモミールに即効性があると感じています。カモミールが効かない場合には、バレリアンなどの強めのハーブティーを少しブレンドしてみると良いです。

また、貧血の解消のためにネトルティーを飲んだりもしていますが、こちらの方は「すぐに治った」とは思いません。ハーブティーは自然治癒力を助けることが主な役割なので、体の不調を治すにはそれなりの時間がかかると感じています。

ハーブティーを飲み続ける期間

専門書によると、PMSのハーブティーは少なくとも、生理のサイクル2~3回分は飲み続けるのが良いのだそうです。[1]

生理2~3回分なので、期間にすると2~3ヶ月程度はハーブティーを飲み続けるということになります。

これは「2~3ヶ月間 毎日ハーブティーを飲む」という意味ではなく、「症状が辛いときに飲むようにする」というのを2~3ヶ月繰り返すだけで良いということなので、それほど大きな負担にはならないと思います。

PMSのハーブティーは気長に続けていく必要がありそうです。

ハーブティーの効果が出ないときには?

PMSの症状や原因にはかなりの個人差があるので、ハーブティーが効かないと感じることも多いようです。

ハーブティーが合わないと決める目安は「2か月たっても効果が感じられない」かどうかです。

効果がない場合には、2つの解決策があります。

1.ハーブティーを変えてみる

ハーブティーにはその人の体質に合う・合わないもあるので、効果が感じられなければ、新しいハーブティーに移って良いと思います。
もしくは、もともと使っていたハーブティーに、新しいハーブティーを少しブレンドしてみて様子を見てみるという方法もあります。

新しいハーブティー選びには次の記事が参考になります。
ハーブの効能一覧|100種類のハーブ・スパイスの効能

2.食生活を変えてみる

食生活が乱れていると、ハーブティーの効果が発揮されない(または打ち消されてしまっている)可能性があります。体に悪いものを食べ過ぎていると感じる場合には、「野菜を気持ち多めに食べる」など、ちょっとしたことからはじめてみましょう。

参考文献

[1]『Encyclopedia of Herbal Medicine: 550 Herbs and Remedies for Common Ailments』 by Chevallier, Andrew

[2]『Medical Herbalism: The Science and Practice of Herbal Medicine』by David Hoffmann