更年期障害のためのハーブ一覧

更年期障害は、10ヶ月から、長くて4年以上続くこともあります。そんな先の見えない闘いに、ハーブティーは、症状を和らげるためのひとつの手段になるかもしれません。

どんなハーブが更年期の症状に効果があるのかを一覧で見てみましょう。

 

 

目次

 
  1.ブラックコホシュ
  2.ジンセン
  3.チェストベリーツリー
  4.レッドクローバー
  5.ドンクアイ
  6.リコリス
  7.緑茶
  8.ギンコウリーフ
 
  1.カバ/カヴァ
 

 

 

ハーブティーは更年期の症状を緩和してくれるの?

ほとんどの女性は、40代から50代の間に更年期を経験します。

閉経前後の症状は、10ヶ月から、長くて4年間続くこともあります。場合によっては、もっと長く続くかもしれません。それは、どこまでも続くような長い道のりに感じます。

ハーブティーは、更年期の症状と闘う手段として有効になるかもしれません。

しかし、すべてのハーブがすべての女性に効く、ということはありません。ハーブが効くか効かないかというは、その人特有の体の性質によって大きく左右されます。

ある人はブラックコホシュが効くかもしれませんし、別の人にはリコリスが効果を発揮するかもしれません。

更年期の症状に効果のあるとされるハーブはひとつではないので、ブラックコホシュで効果を感じられなければ、他のハーブを試してみましょう。

ご自分にぴったり合うハーブと出会うには、ひとつひとつ試していきながら探す以外の道はないのです。

ハーブやハーブ製品を購入する時には、インパクトのある宣伝文句で選んではいけません。その会社がオーガニックのものを販売しているのかどうかを見極めてください。

また、試す前からまとめ買いするのも危険です。上にも書いたように、お友達が効いたからと言って、あなたにもそのハーブが合うという保証はないからです。

ハーブティーを取り入れる時の注意点

としては、他の更年期障害のための薬を飲んでいたり、もしくは手術の2週間前後の場合は、ハーブの使用はやめましょう。危険な副作用を招く可能性があります。

 

各ハーブの解説

ほとんどの女性は、40代から50代の間に更年期を経験します。

1.ブラックコホシュ(Black cohosh)

ブラックコホシュの根は、閉経期の女性の膣の乾燥、ほてりに対しての効果があることで科学的に注目を集めています。

ブラックコホシュの丸薬は、ホルモン補充療法(HRT)の代替として使用されています。エストロゲンのように作用するため、妊娠中の女性には禁忌となっています。

ブラックコホシュのほてりに関する研究では、一部の女性に効果があったとの報告があります。しかし、すべての女性に効くわけではないようです。

ブラックコホシュは、長年、目立った副作用が報告されていない、比較的安全とされるハーブですが、まだまだブラックコホシュの副作用についての研究は途中段階です。

ブラックコホシュの禁忌:妊娠中の人は使用しない

2.ジンセン/高麗人参(Ginseng)

ジンセンは、更年期の女性のほてりや寝汗の軽減に役立つということが証明されています。怒りっぽさや睡眠障害、心血管疾患のリスクも軽減するということが、研究によって示されています。

2010年の調査では、ジンセンが、更年期の女性の精力剤となるということが示されました。

ジンセンのお茶を毎日飲むと、更年期の症状の他にも、心臓疾患、高血圧、糖尿病などの症状に役立つようです。

ジンセンの禁忌・副作用:長期摂取で頭痛が起こることもある

3.チェストベリーツリー(Chasteberry tree)

このハーブはプロゲステロンを増加させます。これは、閉経前の期間から閉経期へかけてのエストロゲンとプロゲステロンのアンバランスを調整するのに役立ちます。

避妊薬を使用している人、ホルモン補充療法をしている人は使用しないでください。乳がんのようなホルモンに敏感な病気を患っている人も、避けるべきだとされています。

チェストベリーツリーの禁忌:避妊薬、ホルモン補充療法と併用して摂取しない。乳がんの人は避ける。

4.レッドクローバー(Red clover)

レッドクローバーには、植物性エストロゲンが含まれています。これは、更年期のホルモンのアンバランスを調整するのに役立ちます。

このハーブは、更年期の女性のほてりや寝汗を改善するために使用されます。また、更年期の女性に起こりやすい骨密度の減少の改善にも役立ちます。

一般的に安全と考えられているハーブで、ハーブティーの味も良いです。

レッドクローバーの禁忌・副作用:なし

5.ドンクアイ(Dong quai)

ドンクアイは、1200年以上にわたり、漢方医療で、婦人疾患の治療のために使われてきました。

ドンクアイは、閉経期の女性のエストロゲンのバランスの調節に役立ちます。また、月経前症候群(PMS)の症状、閉経期の骨盤痛を和らげます

ドンクアイとカモミールをブレンドすると、ほてりを最大96%減らすことができます。

副作用としては、ドンクアイを定期的に摂ると、肌が日光に敏感になり、シミの原因になるかもしれなません。そして、ドンクアイには血液凝固の作用があることが確認されているので、手術前後に摂るのは危険です。

ドンクアイの禁忌・副作用:手術2週間前後は摂取しない。色白の人は、摂取後に肌が日光に敏感になる可能性がある。

6.リコリス(Licorice)

リコリスは一般的には、咳や喘息(ぜんそく)のために使われるハーブですが、更年期の症状のひとつである「ほてり」の発生を抑えるのにも役立ちます。

リコリスはまた、エストロゲン様で、ホルモンのバランスを整えます

リコリスは、妊娠中の人、高血圧の人、心臓の状態の悪い人に禁忌です。

リコリスの禁忌:妊娠中の人、高血圧の人、心臓に不調のある人は避けること。

リコリス

7. 緑茶(Green tea)

更年期を経験している女性は、骨粗しょう症へのリスクが高まるとされています。

2009年の研究によると、緑茶は、特に更年期の女性において、骨を強化し、骨折のリスクを減らすのに役立つとされています。

緑茶には、抗酸化物質が含まれているので、ガン予防、美容にも役立ちます。しかし、カフェインも含まれているという点に注意しましょう。

カフェインは、更年期障害の症状を悪化させる可能性があります。ノンカフェインの緑茶を選ぶのをおすすめします。

緑茶の禁忌・副作用:カフェインが更年期障害の症状を悪化させる可能性がある。

8.ギンコウリーフ/イチョウの葉(Ginkgo biloba)

ギンコウリーフは、レッドクローバーと効能が似ています。エストロゲン様で、自然にホルモンのアンバランスを調整します

2009年の調査では、ギンコウリーフは、閉経前後に発生する可能性のある月経前症候群(PMS)の症状を改善させることが示されました。

副作用としては、ギンコウには血液凝固の作用があるので、手術前後には服用をやめること、そして、長期にわたって摂取しないことが挙げられます。

ギンコウの禁忌・副作用:長期にわたって使用しない。手術2週間前後には摂取しない。

 

番外編:使ってはいけないハーブ

カバ/カヴァ(Kava)

カバは、不安やイライラを減らすのに役立つハーブとされています。

しかし、肝臓を損傷する可能性のあることが研究で分かったため、カバの使用に対し、警告が出ています。カナダ保険省は、カナダでのカバの販売を禁止しました。

日本では、いまだに更年期に良いとしてカバ茶が販売されているようです。ご注意ください。

 

ハーブティーは安全なの?リスクはあるの?

ハーブティーにも、リスク(副作用)はあります。

それは薬と同じで、体に何らかの良い作用を与えるものには、必ず副作用が伴うのです。

特に更年期障害の治療で使うハーブは、エストロゲン様(エストロゲンのような働きをするもの)が含まれるものが多いため、摂取量には注意が必要です。

エストロゲン様のハーブを摂る際には、次のことに注意してください。

  1. 避妊薬と併用して使用しない。
  2. ホルモン補充療法を行っている人は使用しない。
  3. 乳がんのようなホルモンに敏感な病気を患っている人は避ける。

また、万人に安全なハーブというものもありません。いくら安全とされているハーブでも、人によってはアレルギー反応を起こす可能性がないとは言えないのです。吐き気や異常が現れたらすぐに使用をやめてください。

また、ハーブの副作用については、まだまだ研究段階のものが多数です。同じハーブの連続使用は、最大1年までにとどめておくのが安全です。

この記事が気に入ったらシェアしよう!