レモンバーベナの効能・効果|使いこなし方を解説
レモンバーベナ / Lemon verbena
抗うつ作用で知られるレモンバーベナは、神経の高ぶりや落ち込む気分を和らげます。安眠のためのリラックスティーとしてもおすすめです。
レモンバーベナの効能・効果・使い方
1.基本情報
名前 | レモンバーベナ / Lemon verbena |
別名 | ベルベーヌ |
学名 | Aloysia triphylla, Lippia citriodora |
和名 | コウスイボク |
科名 | クマツヅラ科 |
使用部位 | 葉 |
主要成分 | 精油、フラボノイド |
禁忌・注意点 | 妊娠中の使用には注意が必要。長期間使用する場合は摂取量に注意すること。 |
2.作用
抗炎症 | 消化促進 | 強壮 | 鎮静 |
抗菌 | 鎮痛 | 解熱 |
3.効能
リラックス効果があり、神経の高ぶりを抑える |
頭痛や神経痛、関節痛を緩和 |
消化を促進し、吐き気を抑える |
生活習慣病に有効に働く |
4.エピソード
レモンバーベナは、1784年にヨーロッパで広まり、良い香りを持つことから、フィンガーボウルの水に香りを付けるために使われました。
日本では大正初期に観賞用として栽培されたのが始まりです。
現在では、リラックスハーブとして、抗うつの目的で使用されています。
フランスではレモンバーベナティーは「ベルベーヌ」という名で親しまれています。
5.植物の特徴
南アメリカの原産です。温かい土地で栽培され、葉はオーナメントとしてリースにも使われます。
落葉低木で、2mまで育ちます。葉は槍状で、藤色の花を咲かせます。
収穫期は夏の終わり頃です。
6.味と香り
レモンの香りのするハーブです。
クッキー、ケーキ、ゼリー、アイスクリームなど、どんなお菓子にも使うことができます。
春の若葉は生のままサラダに入れても美味しく、料理の香りづけとして使うことができます。
春には柔らかい若葉も、夏、秋と季節が進むにつれてどんどん葉が繊維質になっていくので、生のままで食べるのは春だけにします。その後はドライハーブで楽しみます。
7.使い方
ハーブティー
緊張をほぐすためのリラックスティーとして。
ハーブシロップ
ハーブを煮出して作るハーブシロップは、ハーブティーよりも強い効果を得られます。お菓子の香り付けとして、または薄めてリラックスティーとして飲むことができます。
ハーブローション
熱々のハーブティーをタオルに含ませてしぼり、蒸しタオルを作ります。顔に乗せるとリラックス効果、安眠効果を得られ、肌の炎症も抑えられます。肌の疲れを和らげるローションとしても使うことができます。
ハーブバス
空のティーバッグにひとつかみのレモンバーベンナ入れて入浴すると、深いリラックス効果が得られます。
ハーブスチーム
心臓がドキドキして肩に力が入っている時には、大さじ2のレモンバーベナに熱湯をかけ、蒸気を吸いましょう。気持ちがリラックスし、肩こりや頭痛を和らげることができます。
サシェ
リラックスのために、小さい布袋に入れてサシェ(香り袋)にして、枕のそばに置きます。
レモンバーベナの記事の検索はこちら