【初心者向け】ローズマリーティーの作り方|フレッシュ・ドライでおいしく作る方法
ローズマリーティーの作り方は3つ
ローズマリーが手に入ったら、一度は作ってみたいのが「ローズマリーティー」ですよね。とは言え、ハーブにあまり慣れていないと、どうすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
実はローズマリーティーには3つの作り方があります。
・フレッシュローズマリーティー
・ドライローズマリーティー
・水出しローズマリーティー
これらの3つの作り方を、それぞれの特徴なども合わせて丁寧に解説していきます。
目次
1 【レシピ】フレッシュローズマリーティーの作り方
2 【レシピ】ドライローズマリーティーの作り方
3 【レシピ】水出しローズマリーティーの作り方
4 ローズマリーティーの適量は?
5 ローズマリーティーはいつ飲めばいい?
6 ローズマリーティーの効能
7 ローズマリーティーの注意点
フレッシュローズマリーティーの作り方
フレッシュローズマリー(生のローズマリー)を作ったハーブティーの作り方をご紹介します。
フレッシュローズマリーティー:お疲れ顔・老け顔の改善に
フレッシュローズマリーティーは、香りが豊かで、強い爽快感があります。できるだけ摘みたてのローズマリーを使うことが、おいしくする秘訣です。冷やしてリフレッシュティーとして飲むのもおすすめ。
必要なもの:生のローズマリー
こんな人におすすめ:疲れが取れない。やる気が出ない。活力を取り戻したい。
Ingredients ー材料ー
※できあがりの量 1杯分
・ フレッシュローズマリー … 大さじ山盛り1杯(2~4g)
・ 熱湯 … 200~250ml(お手持ちのカップのサイズに合わせてください)
[必要な道具]
・ ティーカップ/またはマグカップ
・ カップのふた(なければ小皿で代用可)
・ 茶こし
・ やかん/または鍋
Instructions ー作り方ー
1 ローズマリーは軽く水で洗い、水気をふき取っておきます。茎から葉だけを取り、大さじスプーンで量ります。
2 お湯を沸かします。その間に、ティーカップに茶こしをセットし、ローズマリーを茶こしの中に入れます。
3 お湯が沸いたら、ローズマリーの上にかけるように、熱湯を注ぎます。
お湯が沸いて火を止めたら、30秒ほど置いてあら熱を冷まします。ローズマリーは熱に弱いハーブです。沸騰直後の熱湯をかけるとローズマリーの香りが一気に飛び、苦味・えぐみなどの雑味のあるお茶になってしまいます。
4 お湯を注いだらすぐにふたをし、香りをお茶に閉じ込めます。ふたがない場合には、小皿を逆さにしてカップにかぶせることもできます。
5 お好みの濃さになるまで、5~7分ほど置いて蒸らします。
6 茶こしを取り除き、できたてのお茶を楽しみます。
Tips ーレシピのポイントー
苦味を少なくするためには
苦味のないお茶にするためには、蒸らし時間は長くても7分で切り上げるようにします。効能を重視する場合には15分待つと良いです(苦味が強くなるので注意してください)。
えぐみを少なくするためには
最後に茶こしを取り除く際に、ローズマリーをしぼってお茶を出し切ろうとすると、えぐみの強いお茶になります。お茶に入れるのは、茶こしから自然に滴るお茶だけにしましょう。
ドライローズマリーティーの作り方
ドライローズマリー(乾燥したローズマリー)を作ったハーブティーの作り方をご紹介します。お手持ちのものはフレッシュローズマリーの場合は、一度ローズマリーを乾燥させる必要があります。
参考 ハーブの乾燥は意外と簡単!|3つの乾燥方法をご紹介
ドライローズマリーティー:体の内側からの若返りに
ドライローズマリーで作るお茶は、コクのあるまろやかな味です。フレッシュティーよりも香りはやや控えめです。ローズマリーの効能を本格的に取り入れたい人にもおすすめ。
必要なもの:乾燥ローズマリー
こんな人におすすめ:冷え性を改善したい。うつ気味でストレスがたまっている。
Ingredients ー材料ー
※できあがりの量 1杯分
・ ドライローズマリー … 小さじ山盛り1杯(2~4g)
・ 熱湯 … 200~250ml(お手持ちのカップのサイズに合わせてください)
[必要な道具]
・ ティーカップ/またはマグカップ
・ カップのふた(なければ小皿で代用可)
・ 茶こし
・ やかん/または鍋
Instructions ー作り方ー
1 ローズマリーを量ります。量るときには、すりきる必要はありません。
2 カップに茶こしをセットし、量ったローズマリーを茶こしの上に入れます(写真では茶こしをセットするのを忘れていました・・・)。その間に、お湯を沸騰させ、火を止めます。
3 お湯をカップに注ぎます。ローズマリーにまんべんなくかけるように注ぐと、香りが良くなります。
4 ふたをして、香りを閉じ込めながら蒸らします。おいしい蒸らし時間は7~12分です。
5 茶こしを持ち上げ、お茶が滴るのが落ち着くまで10秒ほど待ちます。お茶が滴って来なくなったら、茶こしを取り除きましょう。
6 ローズマリーティーのできあがりです。はちみつで甘みを加えてもおいしいです。鼻から蒸気を吸い込んでローズマリーの香りを感じながら、ゆっくりと飲んでくださいね。
Tips ーレシピのポイントー
香りを強くするためには7分以上蒸らす
ドライローズマリーティーは、少なくとも7分は蒸らしましょう。乾燥したローズマリーは、水を吸い込み柔らかくなるための時間が必要です。そのため、フレッシュティーよりも長めに蒸らすようにしましょう。
おいしく飲むためには「二番煎じ」をしない
ローズマリーティーには、緑茶のように「二番煎じ」というものはありません。1度使ったローズマリーは、2回目、3回目と繰り返して使用しても「おいしくない」「薄い」「効能がない」だけのお茶になります。もったいないようですが、きちんと効能は引き出せているので、1度使ったら処分しましょう。
水出しローズマリーティーの作り方
「水出し」とは、お湯を使わずに水だけでハーブの成分を引き出してお茶を作る方法です。水出しローズマリーティーには、フレッシュとドライの両方のローズマリーを使うことができます。
水出しローズマリーティー:頭が冴える、感覚が鋭くなる
水出しローズマリーティーは、水につけておくだけで完成するお手軽な作り方です。爽快感は3つのお茶の中で一番強く、味はさっぱりとしています。苦味が一切ないので、ゴクゴク飲めます。
必要なもの:生のローズマリー/乾燥ローズマリー(どちらでも使えます)
こんな人におすすめ:集中力が続かない。物忘れが多くなった。リフレッシュしたい。
Ingredients ー材料ー
※できあがりの量 1杯分
・ ローズマリー … 乾燥葉 小さじ1/または生葉 大さじ1
・ 水 … 250ml
[必要な道具]
・ ガラス瓶/または大きめのグラス
・ ガラス瓶のふた/またはラップ
・ 茶こし
Instructions ー作り方ー
1 ローズマリーを量り、ガラス瓶に入れます。水を注いだらふたを閉め、冷蔵庫にひと晩入れておきます。
2 朝になったら、茶こしを使ってローズマリーを取り除いてできあがりです。
3 冷たいまま、アイスティーとして飲むのがおすすめです。レモン汁を加えるとさらにおいしくなります。
Tips ーレシピのポイントー
6~8時間おく
作るのが夕方~夜の場合は、次の朝まで冷蔵庫に入れておきます。日中に作る場合には、6~8時間おいた後にローズマリーを取り除いてください。
美肌成分がたっぷり
美肌成分を豊富に含んでいる水出しローズマリーティーは、化粧水としても使うことができます。詳しいレシピは「ローズマリーだけの純粋な化粧水|ブースターにも使える」が参考になります。
フルーツを加えて楽しむことも
水出しローズマリーティーにフルーツを一緒に加えれば、自然な甘味が足されて飲みやすくなります。ローズマリーとイチゴと組み合わせたレシピは「ローズマリーとイチゴのハーブウォーター」でご紹介しています。
ローズマリーティーの適量は?
ハーブティーがはじめての人なら、まずは週に3杯から始めてみましょう。ハーブティーに慣れてきたら、毎日1杯ずつ飲むようにして、習慣づけるのがおすすめです。
ただし、ローズマリーティーには薬用成分が含まれているので、本格的に体質改善をしたいという場合でも、1日3杯までにとどめておくのが安全です。
ローズマリーティーの適量
- ハーブティーがはじめての人:1週間に2~3杯
- ハーブティーに慣れ始めてきた人:1日1杯
- 安全なローズマリーティーの量:1日3杯まで(750mlまで)
ローズマリーティーはいつ飲めばいい?
ローズマリーティーは、1日中、いつでも好きな時間に飲むことができます。特におすすめの時間帯をご紹介します。
食後のお茶として
ローズマリーティーには、食後に血糖値が急上昇するのを落ち着かせる作用、中性脂肪を抑える効果があります。食後のお茶として飲めば、老化予防・ダイエットになります。
就寝前に
ローズマリーティーには、睡眠の質を上げるために役立つ成分が豊富に含まれています。そのため「スリープティー(睡眠を促進するお茶)」としても人気です。寝る前に不安定になりやすい精神面のサポートもしてくれます。
「ローズマリーティーが寝る前に効果的な理由:飲み方 レシピもご紹介」
休肝日のノンアルカクテルとして
ローズマリーティーを使って、上の写真のようなノンアルコールカクテルを作ることもできます。
レシピ 「ローズマリーティーとブルーベリーのモクテル」
ローズマリーティーには肝臓の機能を正常に戻し保護する効能があります。休肝日には、普段がんばってくれている肝臓をいたわりましょう。
朝に飲むと血圧を下げすぎる場合も
ローズマリーティーには「血圧を下げる作用」があります。低血圧気味の人、特に朝に血圧が低くなる人は、早朝にローズマリーティーを飲むのを控えましょう。
血圧の上がる朝食後からは飲んでもOKです。
ローズマリーティーを飲むおすすめの時間帯まとめ
- 食後:血糖値を下げる、脂肪の蓄積を防ぐ
- 寝る前:睡眠の質を上げる、精神を安定させる
- 休肝日:肝臓をいたわり、保護する
ローズマリーティーの効能
ローズマリーティーの香りをかいでみると、ミントに似た爽やかな香りがしませんか?実はローズマリーはミントの親戚で、ミントと同じような成分・効能を持っています。
ローズマリーの主な効能は、美容とダイエット、さらにメタボリックシンドロームまで!気になる効能がたくさんありますね。
ローズマリーティーの効能
- 若さを取り戻す
- 冷えの解消
- 中性脂肪を減らす
- 血糖値を下げる
- うつ病の症状の改善
- 脳の活性化
ローズマリーの注意点
特別な時期にある人は、ローズマリーの使用に注意が必要です。
妊娠中・授乳中の人:避ける
妊娠中・授乳中のローズマリーの使用に関しては、まだ研究が十分になされておらず、安全性に確証がありません。ローズマリーは念のため避けておきましょう。
高血圧の人:薬と併用しなければOK
血圧が高めなのが気になる人は、血圧を下げるために毎日ローズマリーティーを飲むことができます。
ローズマリーティーの禁忌に「高血圧の人は使用不可」などと書かれていることがありますが、正確には「高血圧の治療薬を飲んでいる人は使用不可」という意味です。これは、薬の降圧作用と、ローズマリーの降圧作用が合わさり、強力になりすぎてしまうためです。薬との併用は避けましょう。
さいごに
ローズマリーティーの作り方は、ひとつに限定することはありません。「なんとなく飽きてきたな」と思ったときに、別の作り方を試してみると、新しいローズマリーティーのおいしさを発見することができます。
「ローズマリーティーをよく飲む人は、若さを保つ」と言われています。美容のためにも、ローズマリーティーを習慣にしていきましょう。
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