赤ちゃんと子供のための【安全・危険】なハーブリスト

赤ちゃんと子供のための【安全・危険】なハーブリスト

乳児と子供のためのハーブ

赤ちゃんと子供が安心して使うことのできるハーブ8つと、危険なハーブ、使用に注意すべきハーブをご紹介します。なおハーブを使う前に、適量や基本的な知識なども合わせて知っておくと安心です。

子供へハーブを使うときの基本
子供のハーブの適量の表

赤ちゃんと子供のための安全なハーブリスト

赤ちゃんと子供に安心して使用できるハーブのリストをご紹介します。

ジャーマン・カモミール

子供にも安全なハーブ1:カモミール

親が子供に与えるハーブの一番人気は、カモミールです。

抗炎症作用のあるカモミールは、神経を落ち着かせ、消化を促し、赤ちゃんの疝痛を緩和します。

また、カモミールティーには落ち着きのない子供、神経質な子供、興奮して眠れない子供に対しても効果的で、カモミールティーの湯気をゆっくりと吸わせるだけでも鎮静効果が期待できます。

カモミールティーが子供に効いた!|寝つきを良くする方法・子供向けレシピをご紹介

エキナセア

子供にも安全なハーブ2:エキナセア

エキナセアは「母のハーブ」と呼ばれています。

子供の免疫を強化し、風邪やインフルエンザ、中耳炎の緩和にも役立つことが知られています。

インフルエンザの流行る時期に、エキナセアのハーブティーを使用すると、子供のインフルエンザへの耐性を高めることができます。

カレンデュラ

子供にも安全なハーブ3:カレンデュラ

大人ためのスキンケアハーブとして人気のカレンデュラは、子供の湿疹やおむつかぶれにも使うことができます。

乾燥したかゆみを伴う肌、ひっかき傷、虫刺され、赤く炎症を起こした肌、日焼け後の肌など、あらゆる肌トラブルに役立ちます。

ベビーバスにも使える、安心なハーブです。

アストラガルス

マイルドで深みのある味が人気の、食材としても使われているハーブです。

アメリカではアストラガルスのサプリメントが大変人気で、免疫システムを強化し、病原体から体を守る効能があります。

子供やお年寄りにも安心して使うことのできるハーブで、比較的多めに摂取しても問題ありません。

キャットニップ

子供にも安全なハーブ4:キャットニップ

キャットニップは、眠りの質を高めるために使われているハーブです。

興奮して眠れない子供を落ち着かせ、歯が生える時の不快感・疝痛や風邪の治療にも使われています。

キャットニップティーは、就寝前に飲むと寝つきを良くし、食事前に飲めば消化を促進します。

フェンネル

フェンネルティーの味は美味しいため、子供に与えるハーブとして人気があります。

胃腸の過剰な酸を中和し、消化を促進します。消化不良による疝痛、嘔吐などの症状に効果があります。

リコリス

子供にも安全なハーブ5:リコリス

リコリスの成分を配合した子供用のど飴は、アメリカではとても人気があります。

リコリスは日本名では「甘草」と呼ばれ、強い甘みがあります。
砂糖を避けるための手段として子供に与える親も多いです。

気道のつまりや呼吸のしづらさ、喉の痛み、咳、鼻炎や止まらない鼻水を緩和する効果が期待できます。

黒砂糖で煮込んでシロップにしたり、リコリスをスティック状に切り直接かませたりして与えることができます。

エルダー

子供にも安全なハーブ6:エルダー

エルダーには、「エルダーベリー」と「エルダーフラワー」の2種類のハーブがあります。
エルダーベリーはエルダーという植物から取れた果実で、エルダーフラワーはエルダーの花の部分です。
どちらも安全なハーブで、安心して子供に与えることができます。

エルダーは、風邪や咳、ウイルス感染、インフルエンザに効果があります。鼻づまりの緩和にも役立ちます。

エルダーのシロップはとても美味しいのでおすすめです。砂糖と煮込めば自分で簡単に作ることができますし、市販の商品も人気なので、すぐに見つけることができます。

ハーブシロップの基本の作り方

危険!子供に使ってはいけないハーブリスト

ここからは、赤ちゃんと子供への使用を避けるべきハーブをご紹介します。

赤ちゃんと子供に使ってはいけないハーブリスト

  • スターアニス
  • セントジョンズワート

スターアニス

子供に危険なハーブ1:スターアニス

中国のスターアニス(Chinese Star Anise)
和名:トウシキミ
学名:Illicium verum

日本のスターアニス(Japanese Star Anise)
和名:シキミ
学名:Illicium anistatum

スターアニスには、中国原産のものと、日本原産のものがあります。

日本のスターアニスは、毒があることで知られています。一方、中国のスターアニスは「八角」とも呼ばれ、中華料理の香辛料としてスーパーで見かけることができます。

中国のスターアニスは伝統的に「赤ちゃんの疝痛に良い」とされてきたハーブで、たくさんの人が使用してきました。

しかし、2004年のAmerican Academy of Pediatricsのジャーナルで、中国のスターアニスを幼児に使用する危険性が指摘されました。(※2)

 日本版・中国版ともに、スターアニスは使用しない
日本のスターアニスには強力な神経毒が含まれています。中国版スターアニスは日本版と近縁種なので、両種が混ざり合うことがあり、中国版スターアニスが日本版に汚染されている可能性があるとのことです。

実際に、中国版スターアニスが日本版に汚染されているという証拠もあるとのことで、もはや日本版・中国版ともに、幼児に与えるのは危険なハーブです。

セントジョンズワート

子供に危険なハーブ2:セントジョンズワート

セントジョンズワート(St. John’s wort)
和名:セイヨウオトギリ
学名:Hypericum perforatum

セントジョンズワートは、神経を鎮静させ、うつへの効力が強いことから、とても人気のあるハーブです。
このハーブのおかげで、辛いうつの期間を乗り越えたという話もよく聞きます。

しかし、セントジョンズワートの鎮静効果は、子供には強すぎます。

 セントジョンズワートは使用しない
セントジョンズワートティーを飲んだ子供が、めまい、吐き気、眠気、混乱を感じる可能性があることが指摘されています。

セントジョンズワートの代わりに、カモミールやラベンダーなど、優しい鎮静効果のあるハーブを使うようにしましょう。

使用に注意すべきハーブリスト

こちらのハーブリストは、「子供に良いハーブリスト」にも入っているハーブですが、使う時には注意が必要です。

子供への使用に注意すべきハーブリスト

  • キャットニップ
  • カモミール
  • エキナセア
  • リコリス

キャットニップ

敏感な子供は、キャットニップの効果が効きすぎるため、過度に眠くなることがあります。

キャットニップが原因で、だるくなったり、睡眠のサイクルが乱れる可能性もあります。

敏感な体質なお子さんをお持ちの方は、ティーを薄める、与える量を半分にする、別のハーブに変更する(代用にはカモミールがおすすめです)などの対処が必要です。

ジャーマン・カモミール

穏やかな作用でどんな年齢の子供にも役立つハーブですが、ごくまれに、カモミールにアレルギー反応を起こす子供もいます。

お子さんが、ブタクサなどのキク科植物に対してアレルギーを持っている場合は、使用を避けてください。

エキナセア

エキナセアは子供にも使われる安全なハーブですが、こちらもカモミールと同様に、まれにアレルギーを発症する子供がいます。

エキナセアティーを飲んで皮膚炎などの異常が現れないか、注意して観察する必要があります。

リコリス

咳や鼻水、気管支炎や喘息(ぜんそく)など、呼吸器の薬として使用されるリコリスですが、大量に摂取してしまうと、体に害になることがあります。

摂取量を守ったリコリスの摂取は子供にも安全とされていますが、はじめはごく少量から、様子を見ながら与えるのが良いです。子供に主治医がいる場合は、事前にリコリスの摂取を相談すると安心です。

まとめ

子供へは気軽に医療薬を使いづらいということもあり、子供へハーブを使う人が増えています。とはいえ、安全なハーブだとしても、それは「万人に安全」というわけではありません。あなたのお子さんにハーブを与えている間は常に、異常がないかに目を配っておきましょう。

正しい知識があれば、ハーブを子供に使うことを恐れる必要はありません。より自然な方法で、子供の辛さを和らげてあげられるハーブは、必ず育児に大活躍します。

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