ハーブティーをおいしく楽しむためのコツまとめ

ハーブティーの基本からすべてがわかる|おいしい入れ方のコツ

「ハーブティーをはじめてみたものの実際に作ってみると分からないことだらけ」という方も多いのではないでしょうか。

緑茶よりもちょっと複雑に見えるハーブティーですが、基本とコツさえ押さえてしまえば、初めての人でもおいしいハーブティーを楽しむことができます。

この記事では、ハーブティーの「おいしい入れ方」から「効果的な飲み方」、「ハーブティーにまつわる気になる疑問」まで。ハーブティーを楽しむための情報をギュッと凝縮してご紹介します。

緑茶にはないハーブティーの魅力

ハーブティーとは?緑茶との違いは?

ハーブティーを飲んでいて、ふと「ハーブティーと緑茶の違いって何?」思ったことはありませんか?ハーブティーと緑茶は同じ「お茶」なのに、どこが違うのでしょう。

ハーブティーと緑茶

緑茶は「チャノキ」という植物の葉から作られるお茶です。茶葉を作るときに「発酵」させることで、緑茶独特のうまみを引き出しています。

一方、ハーブティーは「ハーブ」に分類されているさまざまな植物から作られます。「ミントティー」「バジルティー」など、ハーブの名前で呼ばれるハーブティーは、数千種類にも及びます。

ハーブティーは加工なし「植物そのまま」のお茶

ハーブティーの茶葉を作るときには、緑茶とは違い、特に何も手を加えません。「乾燥」させることはあっても「発酵」という工程がないので、自分で育てたハーブで茶葉を作ることもできます。

好きなハーブで茶葉から手作りできる
これが、ハーブティーが多くの人をひきつける魅力のひとつです。

さらに、植物を加工せずに作るハーブティーには、植物本来の風味を感じながら、丸ごとの栄養を摂取できるという利点もあります。

ハーブと野菜の違いや医療薬との使い分けが気になる方は「ハーブとは?|野菜との違い、薬との使い分け」も合わせてご覧ください。

ハーブティー7種類のおいしい入れ方

ハーブティー7種類の入れ方

ハーブティーは、想像以上に奥が深いです。なぜなら、ハーブティーの種類は大きく分けても7種類はあり、それぞれ作り方が異なるからです。

そんなにもハーブティーの種類が増えてしまったのは、先人たちがハーブの形態(ティーバッグか/ルールティーか)(乾燥されているのか/生なのか)によって、効率的にうまみと有効成分を引き出すための方法を考え出してきたからです。

ハーブティーの種類ごとに作り方を変えるのは少々面倒に感じますが、あなたのよく飲むハーブティーの作り方を知っておけばそれで十分です。先人たちの知恵を借りて、今までとはひと味ちがったハーブティーを楽しんでみましょう。

次の記事では、私がアメリカのハーブスクールで学んだそれぞれのハーブティーの作り方の基本をまとめています。論理的にもよく考え抜かれているレシピなので、ぜひ活用してみてくださいね。

簡単便利|ティーバッグで作るハーブティー
正統派におすすめ|ドライハーブで作るハーブティー
香りが豊か|フレッシュハーブで作るハーブティー
ひんやりおいしい|アイスティーの作り方
薬効重視!|メディカルティーの作り方
夏におすすめ|水出しハーブティーの作り方
コトコトじっくり|煮出して作る方法

ハーブティーをおいしく保存する

ハーブティーを保存する

ハーブティーを手に入れたらぜひ確認しておきたいのが「ハーブティーの正しい保存方法」です。

いくらオーガニックの質の良いハーブを買ったとしても、保存方法がテキトーだと味は格段に落ちてしまいます。ハーブを最後までおいしく使い切るために、ぜひ保存にもひと手間かけてみてください。

上手な保存方法は、ハーブティーを購入したら、ふた付きの瓶に入れて保存するだけで完了です。ティーバッグでもルースティーでもどちらでも、瓶に入れておけば香りの揮発を守ることができます。

保存方法の詳細はこちら 大量買いでも大丈夫!ハーブティーをおいしく保存するコツ5つ

また、収穫したハーブを保存したい場合もあると思います。その際には、一度ハーブを乾燥させてから瓶に保存すればOKです。

ハーブの乾燥方法はこちら ハーブの乾燥は意外と簡単!|3つの乾燥方法をご紹介

とはいえ、せっかくの新鮮なハーブなので、すべてを乾燥させずに、ひとつかみほどは別にとっておきましょう。冷蔵庫で保存しておけば、料理に大活躍します。

ハーブの冷蔵方法はこちら【ハーブが6倍長持ち】フレッシュハーブの冷蔵保存のコツ

ハーブティーの効果的な飲み方

ハーブティーの効果的な飲み方

「ハーブティーに効果的な飲み方なんてあるの?ただ飲めばいいだけじゃないの?」と思われたかもしれませんが、「ハーブティーの効果を高める飲み方」というものは存在します。

ハーブ医療の専門家の話によると、「ハーブの香りをかいで」「ゆっくりと」「リラックスした体勢で」飲むことで、ハーブの効果が大きく変わるのだそうです。

具体的には、リラックスハーブティーを飲む場合 ―「リラックスしながら飲むリラックティー」は効果が現れやすく、「せかせか働きながら飲むリラックスティー」の効果は薄いと言われています。

浄血作用のあるハーブティーなら、飲みながらハーブの成分が体中を巡っているのを想像してみると良いです。または実際にハーブティーを飲み終わった後にストレッチをして、ハーブの成分を巡らせるのも効果的です。

ハーブティーは、気持ちをクリアにしたり、ストレスに強い精神を作ったりするための「瞑想」との相性が抜群です。ハーブティーの有効成分が瞑想の手助けをしてくれるので、集中力を鍛えるのにも役立ちます。精神の不安定さが気になる方はぜひお試しください。

ハーブティーを使った瞑想方法はこちら ハーブティーで心を強くする|欧米で話題のティーメディテーションとは

ブレンドティーを自作してみる

ハーブティーを飲むことに慣れてきたらぜひ挑戦してみたいのが「ハーブティーのブレンド」ではないでしょうか。

気になる効能のハーブが2つ以上ある場合には、1対1で混ぜてからハーブティーを作るようにすれば、それだけであなたのオリジナルブレンドが完成します。

ハーブティーのブレンドは、ハーブの「味」と「禁忌」にさえ注意していれば、基本的にNGの組み合わせにはなりません。

気になるハーブでどんどんブレンドを試してみましょう。新たなハーブティーの楽しさを発見できるはずです。

【自家製ハーブティーブレンドの作り方】相性の良い/悪い組み合わせとは?

【簡単!】自分で作る華やかハーブティーブレンド|レシピ5つ

ハーブティーにまつわる疑問集

ここまで色々な角度からハーブティーのお話をしてきましたが、きっとまだまだハーブティーに関する疑問が残っていると思います。ハーブティーに関する疑問の中から、よく聞かれるものをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

01 ハーブティーの量にはなぜ制限があるの?

答え.ハーブには薬効があるためです

ハーブティーは、その昔は「薬」として治療に使われていました。それだけ、人体に何かしらの影響を与えるものだと考えられています。

ハーブティーの中には、適量を守れば安全でも、適量を超えると体に悪影響を与えるものがたくさんあります。

例を挙げると、数杯では何も起こらなくても4~5杯飲めば「下剤」になってしまうローズヒップティー、多量に飲めば胃腸を「促進しすぎて」負担をかけてしまう恐れのあるミントティーなど。

ハーブティーは適量を守って楽しみましょう。

02 ハーブティーの適量は?

答え.1日3杯までです

一般的なハーブティーの適量は「1日3杯まで」です。

ハーブの量に換算すると、1日あたりにドライハーブを山盛り小さじ3杯まで、フレッシュハーブなら1日あたり山盛り大さじ3杯までが安全な量だとされています。

ハーブティーを作るときに使う水の量に関しては、極端に少なくしない限り、厳密な決まりはありません。日本では1杯あたり200mlで作られていますし、欧米では250mlで作られていることが多いです。お好みの濃さに合わせて自由に調節できます。

体重別に正確なハーブティーの量を知りたい方や、お子さんにハーブティーを飲ませたい方はハーブティーの摂取量 早わかり表を参考にしてみてください。

03 ハーブティーは同じものばかり飲み続けてもいいの?

答え.問題はありませんが、効果が出にくくなることはあります

基本的には、飲む人の体質に合ったハーブティーであれば、飲み続けても問題ないとされています。

しかし、ハーブティーによっては「長期摂取をしない」という注意事項があったりするので、気になる場合には一度調べ直してみると安心です。
ハーブの禁忌一覧|100種類のハーブ・スパイスの注意事項

ハーブティーの長期摂取は、体をどんどんハーブの成分に慣れさせて、効果を弱めてしまう傾向があると言われています。

「はじめは効果を感じたのに、次第に効果を感じなくなってきた」という場合には、一度そのハーブティーをお休みしてみましょう。

目安としては「1ヶ月間同じハーブティーを飲み続けたら1週間休む」という繰り返しがおすすめです。

04 ハーブティーの注意書きにある「多量摂取には注意」ってどういうこと?

答え.1日3杯を超えないようにという意味です

ハーブティーのパッケージや書籍などでよく見かける「多量摂取は避ける」という注意書きが気になったことはありませんか?

これは「ハーブティーの適量(1日3杯)を守りましょう」という意味です。しかし、多量摂取がすすめられていないハーブは念のため、適量よりもさらに少なく摂る方が安心だと私は考えています。具体的には「週に2~3杯」程度に抑えるのがおすすめです。

また、別のもので「薬用利用はしないこと」という注意書きもあります。こちらの場合は、「ハーブティーは飲まないで、料理のスパイスや材料として楽しむ程度にしましょう」という意味です。

05 なぜハーブによって蒸らし時間が違うの?

答え.ハーブの硬さは色々だから

ハーブは、植物のいろいろな部分から作られています。葉や花、根や実など、植物のほぼすべてのパーツが使われています。

よって、指で触っただけで傷ついてしまうような柔らかいハーブから、手では折ることのできないほど硬いハーブまで、さまざまな種類があるということになります。

ジンジャーやシナモンなどの硬いハーブからお茶を作るときには、柔らかいバジルやミントよりも多くの蒸らし時間をかけないと、風味がお茶に移りません。

ハーブティーを作るときには、少し長く感じてもパッケージ通りの蒸らし時間で作りましょう。

06 ハーブティーはレンジでチンして飲んでもいいの?

答え.ハーブティーはレンジで温められます

ハーブティーを飲み残して冷蔵庫に保存したときなど、ハーブティーをもう一度あたため直したいときがあると思います。

そのような場合には、ハーブティーをレンジで温め直して飲むことができます。

厳密には、レンジによって成分に多少の変化があるかもしれませんが、そこはあまり神経質にならなくても良いと思います。

どうしても気になるなら、鍋に移して温め直せば確実です。
もしくは、ホーローなどの直火にかけられる保存容器を使えば手間が省けて便利です。

07 ハーブティーは「入れたて(入れてすぐのもの)」しか飲んではいけないの?

答え.まとめて作って保存できます

ハーブティーが一番おいしいのは入れたての状態です。しかし、健康のために毎日ハーブティーを飲む習慣を取り入れている人のほとんどは、まとめて作っています。

ハーブティー3~4杯分をまとめて作ってしまえば、光熱費も手間も抑えることができます。

保存するハーブティーはすぐにラップをし、精油の揮発を防ぎながらあら熱を冷ませば、薬効もそのまま保つことができます。常温になったら冷蔵庫に保存し、5日以内に飲み切るようにしましょう。