プロの味も思いのまま!ハーブソルトの基本のレシピとアレンジ方法
「どうやってお料理にハーブを使えばいいの?」
と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、ハーブソルトがあれば、ハーブ料理も簡単に作れてしまいます!
ハーブソルトを普段の料理に使うだけで、
・安いお肉の臭み消しになる
・お肉を柔らかくする効果がある
・料理の味が簡単に決まる
・スープや煮込み料理の味に深みが出る
・ミネラルやビタミンなどの栄養素をプラスできる
などなど、うれしい効果がたくさんあります。
ハーブソルトを使ったお料理は、ひとくち食べるだけで「何だかいつもと違う!」と気が付くくらい、味においしい変化が出ます。
この記事では、基本のハーブソルトの作り方から、上手な使い方まで。
ハーブソルトをおいしく活用するコツをご紹介します。
目次
01| ハーブソルトでいつもと一味違う味に
02| ハーブソルトの基本のつくり方
03| ハーブソルトにおすすめのハーブ
04| ハーブソルトの上手な使い方
05| ハーブソルトを使ったレシピ3つ
・【レシピ1】ハーブソルトの野菜ソテー
・【レシピ2】ハーソルトのジューシーチキン
・【レシピ3】ハーブソルトのごちそうポテトサラダ
06| ハーブソルトを毎日の食卓に!
「いつもと一味違う」料理に仕上げてくれるハーブソルト
お料理好きな方の多くが、塩や醤油などの調味料にこだわっていますよね。
これは、調味料が食材のうまみを引き出す役割を果たすからなのです。
料理に使うお肉がスーパーの特売のものであっても、調味料に少しこだわるだけでびっくりするくらいに美味しくなります。
とはいえ、わざわざ高い醤油を取り寄せる必要はありません。
いつもの塩をハーブソルトに変えるだけで、こだわり調味料を使ったときと同じような美味しさを楽しむことができます。
それではさっそく、ハーブソルトの基本の作り方を見ていきましょう!
ハーブソルトはなぜ美味しいの?
西洋では、ハーブは日本で言う「出汁」の役割として使われています。つまりハーブにはたっぷりの「うまみ成分」が含まれているのです。このうまみ成分を塩に移す方法が「ハーブソルト」です。
ハーブソルト 基本のつくり方
この記事では、ドライハーブを使った簡単なハーブソルトの作り方をご紹介します。
Ingredients ー材料ー
※できあがりの量 約300ml
・ お好みのドライハーブ … 1/2カップ
・ 自然塩 … 1カップ
・ 密閉できる保存瓶
[オプション]
・ ガーリックパウダー … 少々
・ 白こしょう … 少々
※ オプションの材料を省略しても美味しく作ることができます。
Instructions ー作り方ー
1 すべての材料をボウルに入れます。スプーンを使って、ハーブと塩が均等になるまでよく混ぜます。
2 瓶に移して、ふたを閉めたらできあがり!
3 保存は常温で2~3年くらい持ちます。
※保存状態によって湿気が入り込むことがあるので、なるべく早く使い切ることをおすすめします。
ハーブソルトにおすすめのハーブ
ハーブソルトには「キッチンハーブ」を使うのがおすすめです。
「キッチンハーブ」とは、お料理によく使われているハーブのことで、味がおいしいので失敗がありません。
キッチンハーブは、スーパーのハーブ/スパイスコーナーで手に入れることができます。
ハーブソルトにおすすめのキッチンハーブ
・バジル
・ミント
・オレガノ
・セージ
・パセリ
・ローズマリー
・タイム
自家製のフレッシュハーブを乾燥させてから作れば、より香りの良いハーブソルトになりますよ。
関連記事 ハーブの乾燥は意外と簡単!|3つの乾燥方法をご紹介
ハーブソルトの上手な使い方
ここからは、ハーブソルトの上手な使い方をご紹介します。
1.最後に振りかける
ゆでた野菜、焼いたお肉、または塩味の足りないお料理などに振りかけます。
ポイントは、具材に火が通ってから振りかけること、熱々のうちに振りかけること、という2点です。
食材の熱でハーブの香りがよく立ち、おいしく仕上がります。
2.すり込んでから焼く
お肉を焼く10分前にハーブソルトをすり込んでおけば、あとは焼くだけで味に深みが出ます。
下の写真はオーブン焼きですが、グリルでも炒め物でも使うことのできる技です。
3.一緒に炒める
ハーブソルトは、炒め物にも大活躍します。
食材を炒めてある程度火が通ったタイミングで、ハーブソルトを全体に振りかけてから30~1分ほど炒めれば完成です!
炒め物用のハーブソルトには、「ガーリック(にんにく)パウダー」や「オニオン(玉ねぎ)パウダー」を追加しておくと、味が決まりやすくなりますよ。
ハーブソルトを使ったレシピ3つ
ここからは、実際にハーブソルトを使って作るレシピを3つご紹介します。
【レシピ1】ハーブソルトの野菜ソテーの作り方
野菜のみで作る、ハーブが香るレシピです。お肉の付け合わせや、野菜不足が気になるときにおすすめです。
レシピではアスパラガスを使いますが、ブロッコリーやにんじん、きのこやかぼちゃでもおいしく作ることができます。
Ingredients ー材料ー
※2~3人分
・ アスパラガス … 10本
・ にんにく(スライス)… 1かけ分
・ クルミ(スライス)… 1個分
・ オリーブオイル … 大さじ2
・ ハーブソルト … ひとつまみ
Instructions ー作り方ー
1 アスパラガスの根本を切り落し、筋を取ります。
2 フライパンにオリーブオイル少々を弱火で熱し、ニンニクとクルミを炒めます。きつね色になったら別皿に取り出しておきます。
3 同じフライパンに再びオリーブオイルを足し、アスパラガスを焼きます。時々裏返しながら焼き、緑色が鮮やかになり、程よく焦げ目が付いたら皿に盛り付けます。
4 2のニンニクとクルミをかけます。ハーブソルトを指でつまんで、高い位置からパラパラと全体に振りかけたらできあがり。
ハーブソルトでこすって焼くだけ!ジューシーチキンの作り方
本格ローストチキンも、ハーブソルトがあれば簡単に作ることができます。
ハーブの効果で鶏肉がふっくらと柔らかく仕上ります。
せっかくのオーブン料理なので、付け合わせの野菜も一緒に焼いてしまいましょう。
Ingredients ー材料ー
※2人分
・ 鶏もも肉 … 2枚
・ じゃがいも … 1個
・ にんじん … 1本
・ バター … 20g
・ ハーブソルト … 小さじ1弱
Instructions ー作り方ー
1 オーブンを180度に温めておきます。じゃがいも、にんじんは皮をむき、一口大に切ります。バターは600Wのレンジに20秒かけ、溶かしておきます。
2 鶏肉のドリップをキッチンペーパーでよくふき取り、ハーブソルトをすり込みます。鶏の全面に、こするようにすり込んでください。
3 1で溶かしたバターの半分の量を、オーブン皿(またはオーブントレー)に塗ります。皿の中央に鶏肉を皮目を上にして置き、周りに野菜を並べます。
4 残り半分のバターを鶏肉と野菜にかけたら、オーブンに入れます。
5 オーブンで1時間焼いたら、温度を220度に上げ、鶏肉に焼き目が付くまでさらに15分焼きます。
6 汁が透明になり、鶏肉にこんがりとした焼き目が付いたらできあがり。
Tips ーレシピのポイントー
はじめは低めの温度でじっくりと鶏に火を通し、最後に一気に温度を上げて、表面をカリカリに仕上げます。
オーブン皿に食材がこびりつくのを防ぐために、前もってお皿にバターを塗っておきましょう。残りのバターは食材の上からかけるようにすると、鶏や野菜がパサパサになるのを防ぐことができます。
オーブンにはそれぞれのクセがあります。オーブンレンジだと、もう少し時間がかかるかもしれません。時々様子を見ながら、時間や温度を調節してみてくださいね。
ハーブソルトだけで味が決まる!ごちそうポテトサラダの作り方
私がアメリカに住んでいた頃によく作っていたポテトサラダです。
普通のポテトサラダよりも華やかな見た目なので、おもてなし料理の付け合わせにもぴったりです。
Ingredients ー材料ー
※3人分
・ じゃがいも … 3個
・ にんにく … 1かけ
・ ベーコン … 3枚
・ 小ねぎ … 1本
[A]
・ バター … 10g
・ マヨネーズ … 小さじ1
・ 砂糖 … 小さじ1
・ 牛乳 … 大さじ1
・ ハーブソルト … 小さじ1~2
Instructions ー作り方ー
1 じゃがいもは皮をむいて1センチ幅のいちょう切りに、ベーコンは1センチ幅の細切りに、小ねぎは小口切りにします。
2 小さなフライパンに油大さじ1を熱し、中~弱火でベーコンをカリカリになるまで焼きます。焼き終わったら油を切って小皿に取り出しておきます。
3 じゃがいもとにんにくを鍋に入れ、ひたる位の水を入れて10分間煮ます。ゆで上がったら水気を切り、ポテトマッシャーかフォークでつぶします。
4 3が温かいうちに [A] を混ぜます。(ハーブソルトは、小さじ1を入れた後、味を見ながら徐々に足していきます)
5 皿に盛り付け、2のベーコンと小ねぎを散らしたらできあがり。
ハーブソルトを毎日の食卓に!
簡単に作れて、料理の味に深みを出してくれるハーブソルト。
料理の時短にも役立つ便利な調味料なので、ぜひ毎日のお料理に活用してみてくださいね。
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