ハーブで作る【喉のための】うがい薬|7つの簡単レシピ
「飲むと危険なうがい薬。子供に使っても平気なの?」
「安全な成分で作られたうがい薬ってないの?」
あなたは、市販のうがい薬を使っていて、疑問を感じたことはありませんか?
私はいつも、うがい後に口に残った少量のうがい薬はどうしたら良いのか、子供は飲み込んでいないのかどうかが心配でした。
今では、飲み込んでしまっても安心なハーブのうがい薬を使っていて、その効果に満足しています。
この記事では、「ハーブのうがい薬って何?」ということから「簡単レシピ」まで、ハーブのうがい薬の情報を分かりやすくまとめてお伝えします。
目次
1 飲んでも安心!ハーブのうがい薬
・ 市販のうがい薬は誤飲すると危険
・ ハーブのうがい薬の良いこと4つ
2 ハーブのうがい薬 簡単レシピ7つ
・ ジンジャー+お湯
・ ジンジャー + ハチミツ
・ セージ + 塩
・ ターメリック + ホットソース
・ シナモン + レモン
・ タイム + 酢
・ リコリス
飲んでも安心!ハーブのうがい薬
私の子供はうがいが苦手ですが、よくのどを痛めます。
以前は、うがいしている時に飲み込んでしまわないか、いつも冷や冷やしながら見守っていました。
しかしハーブのうがい薬を使うようになってからは「飲み込んでしまっても大丈夫」という安心感があります。
子供にもこまめにうがいをする習慣がつき、風邪やインフルエンザの予防にとても役立っています。
市販のうがい薬は誤飲すると危険
日本の市販のうがい薬は、そのほとんどが「ヨード系うがい薬」です。
ヨードというのは、ヨウ素の別の呼び名で、強力な消毒作用のある成分です。市販のうがい薬はヨードを薄めて使いますが、それでも「絶対に飲んではいけない」液体です。
年間2万5千件以上発生している誤飲の事故の一部は、うがい薬です。
このことからも、ハーブのうがい薬を使うのが安心であると考えられます。
ハーブのうがい薬の良いこと4つ
自然の成分だけで作るので子供にも安心
低コストで作ることができる
まとめて作って冷蔵庫で保存できる
ハーブの中には、のどに良い成分を豊富に含むものがあります。
ハーブのうがい薬は、それらのハーブの有効成分を水に溶かし出して作ります。
のどに役立つハーブの作用の例
抗炎症作用・・・炎症を抑える
鎮痛作用・・・痛みを抑える
保湿効果・・・乾いた咳をしずめる
細胞修復作用・・・喉の荒れた細胞を修復する
殺菌・抗菌作用・・・雑菌の増殖を抑える
この記事でご紹介するレシピは、上のような作用を持つハーブを使います。
ちなみに、ハーブのうがい薬は、4~5回分まとめて作り、ふたつきの容器(ピッチャーなど)に入れて5日間ほど保存しておくことができます。
ハーブのうがい薬 簡単レシピ7つ
ここからは、簡単に作ることのできるハーブのうがい薬のレシピをご紹介します。
お湯を使うレシピが多いので、必ず常温に冷ましてからご使用ください。
ご紹介するレシピはすべて、うがい1回分の分量です。
1.ジンジャー+お湯
ジンジャー(しょうが)は、中国漢方やアーユルヴェーダ、西洋の植物療法などで重要な薬として使われているハーブです。作用が強力なことで知られています。喉の炎症を緩和し、感染を阻止します。
ジンジャーのうがい薬のレシピ
【レシピ1】生のしょうがの薄切り(2~3枚)を、1カップのお湯で15分間蒸らします。しょうがを取り除いたらできあがり。
【レシピ2】すりおろししょうが(小さじ1)を1カップのお湯に混ぜ、5分置いたら茶こしでこしたらできあがり。
2.ジンジャー + ハチミツ
続いては、ジンジャーのうがい薬に、抗菌作用のあるハチミツでとろみを付けたレシピをご紹介します。ハチミツは喉をコーディングし、有効成分を長く喉にとどまらせておくことができます。このレシピは飲んでも美味しいので、体を温めるためのお茶としても利用できます。
ジンジャーハニーのうがい薬のレシピ
すりおろし生姜(小さじ1)、はちみつ(小さじ1)を1カップの熱湯に混ぜます。しょうがを茶こしでこして、レモン汁(大さじ1)を加えたらできあがり。
3.セージ + 塩
セージには、強い殺菌作用と抗ウイルス作用があります。喉を消毒するだけではなく、虫歯の予防にもなります。セージティーに塩を加えると、喉の保湿効果が高まります。※妊娠中の方はセージを使用しないでください。
セージのうがい薬のレシピ
ドライセージ(小さじ1)を1カップのお湯で15分間蒸らします。セージをこしたら、塩(小さじ1/2)をよく混ぜてできあがり。
4.ターメリック + ホットソース
ターメリックには強力な抗酸化作用があり、菌への抵抗力をつけるのに役立ちます。ホットソースに含まれるカプサイシンには、喉の痛みを和らげ、炎症を抑える作用があります。うがいをすると辛いですが、私はわりと好きです。
ターメリックとホットソースのうがい薬
ターメリック パウダー(小さじ1)を1カップの熱湯に混ぜます。ホットソースを3~5回振り、よく混ぜたらできあがり。
5.シナモン + レモン
シナモンティーには「ミュースレージ」という粘着液が含まれているため、とろみのあるうがい薬になります。シナモンのとろみは、喉をコーディング・保湿し、抗菌作用をできるだけ長く喉にとどめておくのに役立ちます。シナモンには抗菌作用、抗ウイルス作用がある他、強い抗酸化作用もあります。レモンを足して、さらに殺菌作用を高めましょう。
シナモンとレモンのうがい薬のレシピ
パウダーシナモン(小さじ1)を、1カップの水(常温)によく混ぜます。5分置いたら、レモン汁(大さじ1)を混ぜてできあがりです。シナモンの粉でむせないようにご注意ください。
6.タイム + 酢
タイムは、ハーブの中で一番強い抗菌作用を持つハーブです。収れん作用があるので、喉の炎症を抑える効果もあります。酢はりんご酢がおすすめですが、ない場合は他の酢でも代用できます。酢には抗菌作用があり、酸性に傾いている喉を中和し、炎症や痛みの治りを早めます。
タイムと酢のうがい薬のレシピ
ドライタイム(小さじ1)・またはフレッシュタイム(大さじ1)を、1カップの熱湯で10~15分間蒸らします。タイムをこして、酢(大さじ1)を混ぜたらできあがり。
7.リコリス
リコリスは、ジンジャーと同様に、アーユルヴェーダ、中国漢方、西洋ハーブ療法、ネイティブアメリカンの植物療法など、あらゆるジャンルで使われている強力なハーブです。強い抗炎症作用があり、喉の腫れを緩和します。リコリスでうがいをすると、喉に甘い味が残るので、子供に人気のあるうがい薬です。※妊娠中の方は使用しないでください。
リコリスのうがい薬のレシピ
ドライリコリス(小さじ1)を1カップの熱湯で蒸らします。蒸らし時間は20~30分です。リコリスをこしたらできあがりです。
効果的なうがいの仕方
最後に、ハーブのうがい薬の効果を出すためのコツをご紹介します。
ハーブのうがい薬を持ち歩くのが難しい場合には、塩水でうがいをする
うがいの効果を出すための王道の方法は、「こまめにうがいをする」ということです。「こまめ」が具体的にどのくらいの間隔なのかはあまり知られていませんが、私が調べたところでは15分が良いということでした。
とはいえ、15分間隔では1日がうがいだけで終わってしまうので、あくまでも喉が辛いときだけに実践することをおすすめします。
また、外出先でのこまめなうがいには、ハーブのうがい薬をポットで持ち歩くのがおすすめです。
しかし、量がどうしても足りなくなると思います。
そのようなときには、ハーブにこだわらずに、塩水を使ってうがいをしてみてください。
レストランのテーブルにあるような小袋に入った塩を持ち歩き、必要なときに水に混ぜてうがいをします。そのようなこまめなうがいが、最終的にはハーブの効果を発揮させるための助けにもなります。