ハーブの保存は手抜きでOK|楽に長持ちさせる方法

ハーブの保存法

料理に彩りや独特の風味を添えるフレッシュハーブたち。ハーブはどれもデリケートで長持ちしないのが難点ですよね。

以前の私は、ハーブの保存に手間をかけていました。
キッチンペーパーで優しくくるんで、ジップロックに入れて、野菜室に立てて入れて・・・という風に。

しかし何度もハーブを保存していくうちに、ハーブの保存で「手を抜いていいポイント」と「しっかり行うべきポイント」の2つが存在することが分かりました。

今回の記事では、余計な手間を省き、本当に必要な作業だけでハーブを保存する方法を解説していきます。

保存しやすいハーブ、保存しにくいハーブ

保存しやすいハーブ、保存しにくいハーブ

まずは、ハーブの保存のポイントについてざっとご紹介していきます。

ハーブには、次の2種類のものがあります。

 ・保存しやすいハーブ = 丈夫なハーブ
 ・保存しにくいハーブ = デリケートなハーブ

「丈夫なハーブ」は手抜きをしても3週間まで持ちます。

一方「デリケートなハーブ」は、手抜きはほどほどにしておかないと、しおれさせてしまうこともあります。こちらのタイプのハーブの保存期間は長くても1週間程度。なるべくすぐに使い切ってしまうのがおすすめです。

丈夫なハーブ(保存の目安:3週間)

 ・ローズマリー
 ・タイム
 ・オレガノ
 ・セージ
 ・チャイブ

デリケートなハーブ(保存の目安:1週間)

 ・バジル
 ・ミント
 ・ディル
 ・シラントロ(コリアンダー)
 ・パセリ
 ・タラゴン

「保存しにくいハーブ」の中でも特に要注意のハーブは「バジル」です。
バジルは保存がかなり難しいので、植木鉢で買ってしまうという人も多いほどです。

バジルの保存はとにかく「葉を触らないようにする」「常温で保存する」ことに気を付けてみてください。

ハーブの手抜き保存法1(所要時間1分)

まず初めにご紹介する手抜き保存法は「水に挿しておく」というものです。

保存期間の目安:1週間

保存の手順

1 ハーブの根本2~3cmの葉を取り除きます。
2 コップに1㎝ほど水を注ぎ、ハーブを挿します。
3 直射日光の当たらない常温の場所(キッチンカウンターなど)に置いておきます。
4 1日1回水を取り替えましょう。

購入したハーブに元気がないときにこの方法を行うと、水に挿して3~4時間ほどでハーブが復活します。

さらに1週間ほどそのままにしておくと、根が生えてきます。土に植えれば、ハーブ栽培を楽しむことができます。

追加の作業

さらに長持ちさせるためには、次の作業をプラスすると良いです。

ビニール袋をかぶせる

「デリケートなハーブ」を水に挿して保存する場合には、上からビニール袋をかぶせておくと良いです。袋が葉を乾燥やダメージから守ってくれます。

ビニール袋のかぶせ方2通り

方法1 大きめのジッパー付きビニール袋をかぶせ、両サイドからジッパーを閉めます。

方法2 上からポリエチレン袋をかぶせ、ハーブをふんわり包み込むようにして輪ゴムで留めます。(またはコップの下に袋をはさみ込んで押さえてもOK)

葉に触れないように、ゆっくりと優しく袋をかぶせましょう。

ちなみにバジルを水に挿して保存したとき、上から袋をかぶせなかったところ、しおれてしまったことがありました。バジルの保存の際には、必ず袋をかぶせておくことをおすすめします。

ハーブの手抜き保存法2(所要時間5分)

次にご紹介するのは、冷蔵の保存法です。

ハーブの乾燥をしっかりと防ぎつつ、買ったときの容器を利用して手抜き保存します。

保存期間の目安:1~3週間

保存の手順

1 買ってきたハーブをパックからすべて出します。
2 キッチンペーパーを濡らし、両手で挟みながら、水が滴らない程度にまで絞ります。
3 をパックに敷き、ハーブを乗せます。
4 余ったキッチンペーパーをハーブにかぶせるようにして折りたたみ、パックのふたを閉めます。
5 2~3日に1回、キッチンペーパーが乾いていないかを確認します。乾いている場合には再度湿らせてください。

保存のポイントは、ハーブをギュウギュウに詰めないことです。

パックによっては、購入時にすでにギュウギュウに詰まっていることもあります。その場合にはハーブを1~2枝取り除いて、ふんわりと入れられるスペースを確保してください。

パックがない場合には?

ハーブによっては、袋入りで販売していることもあると思います。その場合には、次の2つ方法をお試しください。

パックがない場合

方法1 他の野菜(トマトなど)のふた付きのパックを再利用する
方法2 ジッパー付きビニール袋で代用する

トマトはたいていプラスチックパックに入って売っているので、再利用すると便利です。

他の野菜のパックがない場合は、ジップロックの袋を使いましょう。

ハーブは洗う?

ハーブは洗ってから保存しても、洗わずに保存しても、どちらでもOKです。

私は洗わずに保存して、使う直前に洗うようにしています。
その方が香りが逃げづらいからです。

一方、洗ってから保存すれば、すぐに料理に使えるという利点があります。

追加の作業

ハーブを長持ちさせるためにひと手間を加えてみましょう。

枯れた葉を取り除く

枯れた葉を取り除く

黒や茶、黄色になっている葉は、保存前に取り除いておきます。
枯れた葉に隣り合った葉が枯れやすくなるためです。

冷凍も手抜きでOK

ハーブを冷凍保存する際も、手抜きでOKです。
冷凍の場合には「丈夫なハーブ」「デリケートなハーブ」で保存法が異なります。

 冷凍保存期間の目安:3ヶ月

「丈夫なハーブ」の冷凍方法

保存しやすい丈夫なハーブは、洗ってそのまま袋に入れるだけで冷凍できます。

冷凍保存の手順

1 ボウルに水を溜め、ハーブを軽くゆすり洗いします。サラダスピナーを使って完全に水気を飛ばしておきます。
2 ジッパー付きビニール袋に枝ごと入れて冷凍室に入れたら終了です。
3 解凍させると水浸しになるので、凍ったまま料理に使います。

「デリケートなハーブ」の冷凍方法

保存しにくいデリケートなハーブは、氷として保存するのがおすすめです。
水中にあるハーブは空気に触れないので、劣化しにくくなります。ハーブの変色を防ぎ、香りを閉じ込めることのできる、便利な冷凍方法です。
「丈夫なハーブ」もこの方法で保存することができます。

冷凍保存の手順

1 ボウルに水を溜め、ハーブをゆすり洗いします。キッチンペーパーで軽く水気を吸い取ります。
2 ハーブの茎を取り除き、葉を粗めのみじん切りにします。
3 製氷皿に小さじ山盛り1杯ずつハーブを入れていきます。
4 水を注いで冷凍室で凍らせたらできあがり。

水の量は「8割」に

ハーブは水に浮きやすいので、製氷皿のギリギリまで水を注いでしまうとハーブがあふれてきます。

製氷皿に注ぐ水は8割程度にとどめておきましょう。

パスタや炒め物に使う

氷のハーブは、炒め物に使うことができます。

パスタソースを作るときに1~2個入れれば、簡単にハーブの香りづけが完了します。

その他、スープや野菜炒め、ソースやドレッシングにもおすすめです。

氷1個の水の分量は大さじ1程度なので、炒め物に使ってもベチャベチャになることなくおいしく仕上がります。

乾燥させるなら「放置」でOK

ハーブの乾燥も放置しておくだけで完了します。

保存期間の目安:1~2年

乾燥保存の手順

1 料理用バットにキッチンペーパーを敷き、ハーブを並べます。
2 をキッチンカウンターの上などに置いて2~5日ほどすればドライハーブが完成します。
3 ハーブが乾いたら、清潔な瓶に入れて保存します。

ハーブが乾燥した後もそのまま放置しておくと、再び水分を吸ってカビが生えてしまいます。乾燥したらすぐに瓶に入れましょう。

1~2日おきにハーブの乾燥状態を確認することもお忘れなく。

おわりに:保存を成功させるために

色々なハーブの保存法をご紹介しましたが、どれか気になるものはありましたでしょうか?

この記事ではざっくりと全体的にご紹介したので、細かい部分で疑問を感じた方もいらっしゃると思います。

それぞれの保存法に関連した記事のリストを下に載せておくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハーブのタイプに合わせた保存法に関連する記事

ローズマリーの保存法(「丈夫なハーブ」の保存のヒントになります)
イタリアンパセリの保存法(「デリケートなハーブ」の保存のヒントになります)

保存法別に詳しい情報をまとめた記事

冷凍保存法(ジップロックや氷にして保存する方法の詳細)
乾燥保存法(色々な乾燥方法をご紹介しています)