【おうちで簡単!足湯のやり方】100円グッズで冷え取り対策|足湯の効果を最大限にする方法
「足だけ入れるお湯なんて、意味なさそう」
そう思っていませんか?
実は、足湯には私たちが想像する以上の効果があります。
昔の中国の医者はこのような言葉を残しています。
「風邪を引きたくなかったら足湯が間違いない」
足湯の効果と、自宅で簡単に行うための方法をご紹介します。
目次
01| なぜ足湯?
02| 足湯の効能
03| おうちで簡単!足湯のやり方
・やり方1:浴室で行う
・やり方2:部屋で行う
・足湯を終えたあとのケア
04| 足湯の効果を最大限にする方法
05| 足のための薬湯:ジンジャーの足湯の作り方
06| 足湯の注意点
07| さいごに
足湯のやり方
冒頭でもご覧いただいた上の写真。小学生の我が子の足です。
靴下のあとがついてしまう「むくみ足」は、もはや小学生も例外ではありません。
足湯は大人だけではなく、子供の足のケアにもおすすめです。
なぜ足湯?
足湯はかつて、病院で行われていた「治療法」です。
特に中国では「すべての不調は足から来る」とされ、足湯が重視されていました。
さらに、人間のからだを植物にたとえ、次のように表現しています。
からだ(胴体) → 幹
うで → 枝
足 → 根
根が枯れれば木のすべてがダメになるように、
足が不調の場合は、からだ全体にも何かしらの悪影響が及んでいる可能性があるのです。
足湯の効能
足湯は次のような不調におすすめです。
・風邪の初期症状
・生理痛
・水虫
・足のかゆみ
・かかとのひび割れ
・足の乾燥
・体のだるさ
・疲労の蓄積
・むくみ
・筋肉痛
・足の痛み
私の場合、足が冷えているときに足湯をすると、終えたあと10分以内にトイレに行きたくなります。
それは、滞っていた血液が動き出して内臓が活発になり、余分な水分の排出が促されるためです。
また、流れ出した血が栄養を体の隅々まで運び、代わりに疲労物質を排出してくれるので、疲労回復の効果も期待できます。
おうちで簡単!足湯のやり方
ここからは、自宅でも簡単に足湯を行う方法をご紹介します。
上の写真のようなものを用意しておくと、リラックスして足湯を楽しむことができます。
足湯の準備
Step1:足湯用の桶(おけ)を用意する
まずは、足湯に使う桶を準備します。
おすすめは100円ショップのプラバケツです。
なぜ100円のプラバケツが良いの?
・ふくらはぎまで浸かることができる
・軽くて扱いやすい
・柔らかく変形するので収納しやすい
お風呂の桶も使えないことはありませんが、かなり浅いですし、足が入りません。
100円ショップの「プラバケツ」なら、深さがあるのに軽い。お湯を捨てるときにも簡単に持ち運びができます。
上の写真はダイソーのものですが、他の100円ショップでも見つかります。
足湯をはじめる前にぜひ探しに行ってみてくださいね。
Step2:足湯をする場所を選ぶ
足湯を行う場所は2通りあります。どちらが良いかを選びましょう。
1 浴室で行う
2 部屋で行う
【浴槽】で行うメリット・デメリット
メリット
・準備が簡単
・足し湯が簡単
デメリット
・スマホやパソコンが使えない(蒸気が充満するため)
・座り心地が悪い(浴槽のふちに座るため)
・リラックス度は低い
【部屋】で行うメリット・デメリット
メリット
・スマホやパソコンを使いながらできる
・イスなので座り心地が良い
・リラックス音楽をかけて、温かいお茶を飲みながら楽しむことができる
デメリット
・準備に時間がかかる
・お湯を捨てるときに持ち上げて運ぶ必要がある
リラックス重視なら、部屋で行うことをおすすめします。
「冷えた足をさっと温めたい」という場合には、浴槽で行いましょう。
足湯のやり方1:浴室で行う
浴槽で行う足湯は、手軽で簡単です。
足し湯がすばやくできるので、汗をかくまでの時間を短縮することができます。
浴槽での足湯に必要なもの
・フェイスタオル
・本や雑誌
・飲み物(ペットボトル入り)
足湯は飲み物(できれば水)を飲みながらの方が、老廃物の排出がスムーズになります。
お風呂場なので、飲みやすいようにペットボトルに入れておくと便利です。
浴槽での足湯の手順
1 足湯のバケツをお風呂場に持っていきます。
2 蛇口から一番熱いお湯を出してバケツに入れます。
3 浴槽のふちに座り、手で温度を確かめてから2に足を入れます。
4 お湯がぬるくなったらその都度お湯を足したり入れ替えたりしながら、10~20分ほど浸かります。
5 終了したらタオルで足をしっかりと拭きます。
お風呂場で行う足湯は、浴槽のふちに座るためお尻が痛くなることもあります。
そのため、20分が限界かなと思います。
足湯のやり方2:部屋で行う
部屋で足湯を行う場合には、上の写真のように物を配置するのがおすすめです。
パソコンで作業しながらできるので、とても便利です。
部屋での足湯に必要なもの
・やかん
・バスマット
・フェイスタオル
・ひざ掛け(秋冬の冷える日)
・スマホやパソコンなど
・ホットドリンク
あえてスマホもパソコンもせず、ホットティーを飲みながらリラックスするのもおすすめです。
アロマを焚きながら、リラックス音楽を聴きながら、デトックスティーを飲みながらなど、その日の気分に合わせて色々と準備してみると楽しいですよ。
部屋での足湯の手順
1 お気に入りのイスの下にバスマットを敷き、タオルやホットドリンク、ひざ掛けなどをそばに用意しておきます。
2 やかんにたっぷりのお湯を沸かします。
3 足湯のバケツをキッチンのシンクに置きます。バケツの半分くらいの量まで、一番熱いお湯を入れます。
4 2と3をバスマットの上に置いたら、足をバケツに入れ10~20分ほど浸かります。寒ければひざ掛けを使い、お茶を飲みながらリラックスして行います。途中お湯が冷めたらやかんで足し湯を行ってください。
5 汗がじんわりと出てきたところで終了します。足をしっかりと拭いて冷えを防ぎます。
秋冬に行う足湯は、お湯が早く冷めます。そうなると足し湯の量も多くなるので、はじめに入れるお湯の量はバケツの半分ほどがちょうど良いです。
足湯を終えたあとのケア
足湯が終わったら、次のようなケアをして足を冷やさないようにしましょう。
足湯後のケア
1 足をしっかりと拭く
2 クリームを塗りこむ
3 靴下をはく
足湯の後は肌が柔らかくなっています。クリームを塗りこむと、足がツルツルになります。
また、靴下をはいて足を保温することもお忘れなく。
足湯の効果を最大限にする方法
お湯だけで行う足湯でも、十分な効果があります。
しかしながら、お湯に色々なものを混ぜることで、効果を強めることができます。
足湯にプラスすると良いもの
ジンジャー(しょうが)
…発汗作用、冷え性改善の効果が強力に!痛みを緩和する効果もあります。(次の項でレシピをご紹介します)
自然塩
…発汗作用、筋肉をリラックスさせます。筋肉痛の緩和にも!精製塩は効果がないので自然塩を選んでくださいね。
ダンデライオン(タンポポ)
…庭のタンポポを入れてみてください。強いデトックス効果が期待できます。
飲み切れない茶葉(紅茶、緑茶、ハーブティーなど)
…リラックス効果、美白効果が期待できます。色が付くので、足を拭くときに白いタオルは使わないでくださいね。
ハーブ
…ローズマリー:スキンケア、ラベンダー:リラックス、ミント:リフレッシュなどがおすすめ。
アルコール
…安いお酒でもOK!血液循環が高まります。
足湯にはこんなにも色々なバリエーションがあります。
どの材料もまずは大さじ1程度からはじめてみて、薄いなと思ったらさらに足していく、という方法が間違いないです。
足のための薬湯:ジンジャーの足湯の作り方
足湯に加える色々な材料をご紹介しましたが、一番のおすすめは「ジンジャーの足湯」です。作り方をご紹介します。
ジンジャーの足湯とは?
かつて足湯が治療法として使われていた時代、メインで行われていたのが「ジンジャーの足湯」です。
ジンジャーの足湯は、病院で使われていただけあり、効果は強めです。
私が試したところ、ジンジャーの足湯をすると、汗をかくまでの時間が早くなりました。
汗をかくまでの時間
・お湯だけの足湯をした場合:20分
・お湯にジンジャーを足した場合:10分
ジンジャーの足湯は、ただ発汗を促すだけではありません。ジンジャーは「強力なハーブ」です。ジンジャーの有効成分を肌から全身に届けてくれます。
ジンジャーの足湯の効能
・発汗をうながす
・殺菌・抗菌作用(足の水虫にもおすすめ)
・疲労回復
・デトックス効果
・関節痛を和らげる
・風邪の予防・緩和
・生理痛を和らげる
・冷え性の改善
ジンジャーの足湯のやり方
Ingredients ー材料ー
・しょうが(生)… 50g
・水 … 適量
Instructions ー作り方ー
- ショウガをスライスにする
- 小鍋で5分煮込む
- バケツに流し入れたらできあがり
1 ショウガはスライスにし、大きめのものはさらに半分に切っておきます。
2 小鍋に1のショウガと、ショウガがかぶるくらいの水を入れ、中火にかけます。沸騰したら弱火にし、そのまま5分間煮込みます。
3 足湯用のバケツを蛇口の下に置き、バケツの半量ほどまで、一番熱いお湯を注ぎます。
4 2を3に注いだらできあがり。足を浸します。
レシピのポイント
レシピの工程4でバケツにショウガの汁を注ぐときに、ザルでショウガをこしながら注ぐと、後片付けが楽になります。
足湯の注意点
最後に、足湯を行う場合の注意点をご紹介します。
火傷に注意!
足湯は、ある程度の熱さを保たないと効果がないとされています。
とはいえ、熱くしすぎないように注意しましょう。
足湯の適温は40~42度です。
突然お湯に足を入れるのではなく、必ず手で温度を確かめてから足を入れるようにしましょう。
足し湯は足を出して行う
足湯の最中に行う「足し湯」ですが、足を入れっぱなしで行うとかなり熱いです。
火傷を防ぐためにも、足し湯をするときには必ず足を一度出した状態で行うようにしましょう。
足湯で冷え性知らず、風邪知らずを目指しましょう!
足湯を習慣にすれば、冷え性の改善や風邪の予防になります。
足湯は、一時的に体を温める方法ではありません。
体の機能を呼び起こし、臓器を活発にするための方法です。
ぜひ足湯を活用して、冷え性知らず、風邪知らずを目指してみてくださいね。