ハーブの効能|主要なハーブのグループ4つとその特徴

ハーブの効能|「ファミリー」で分類すれば効能は分かりやすい!

「ハーブの効能が難しくて分からない」

「みんなどうやってハーブの効能を覚えてるの?」

と思ったことはありませんか?

ハーブティーに使われるハーブは何千種類。それぞれのハーブが各5~50個くらいの効能を持っています。

あまりの効能の多さに頭が混乱したという方も多いのではないでしょうか。

今回は、ハーブの効能をすっきりと整理して覚えやすくする方法をご紹介したいと思います。

ハーブティーを生活に取り入れたい方から、ハーブの勉強中という方まで。
ハーブに興味のあるすべての方へおすすめの方法です。

ハーブをグループ分けしてすっきり整理する

ハーブのファミリーで何が分かるの?

 

ハーブをグループ分けするには「ファミリー」に注目すると簡単です。

ファミリーというのは「科」のことです。
いわゆるバジルのシソ科、カモミールのキク科などの「科」ですね。

同じファミリー内にいるハーブたちは、外見や効能が似ています。さらには、ハーブを食べたときの味や香りまでそっくりなハーブもあります。

もちろん、同じファミリーならすべてが同じ、というわけではありません。

それでもファミリーごとの傾向を知っておくと、ハーブの効能がだいぶ理解しやすくなります。

ハーブの代表的なファミリー4つ

今回は、代表的な4つのハーブのファミリーの特徴についてご紹介します。

 各タイトルは「ファミリー名/科名」となっています。「ファミリー名」は欧米での一般的な呼び名で、グループの特徴が分かりやすいので一緒に記載しました。

 グループのパターンに当てはまらないハーブもありますのでご注意ください。

ミントファミリー/シソ科

ミントファミリー/シソ科ローズマリー

私たちが「ハーブ」という言葉で思い浮かべるのは、ほとんどシソ科のハーブなのではないでしょうか。

シソ科のハーブたちは香り豊か。高濃度のエッセンシャルオイルを含むため、味がおいしいのが特徴です。

そのため、料理に使われるハーブのほとんどは、実はシソ科のハーブです。
ミント、ローズマリー、オレガノ、タイムなど、おいしいハーブたちばかりですね。

このファミリーに共通する効能は「胃腸を調えること」
胃もたれしそうな天ぷらや揚げ物、焼き肉を食べる前には、シソ科のハーブティーを飲むと良いですよ。

そしてもうひとつの特徴は「抗菌・殺菌作用」です。
シソ科のハーブをもみ込んでおくと、食材が長持ちします。

また、シソ科のハーブは安全性が高いことでも知られています。
料理にも安心して使うことができますね。

ミントファミリー/シソ科の特徴

 代表的なハーブ

ミント、バジル、ローズマリー、オレガノ、セージ、タイム、ラベンダー、レモンバームなど。

 共通する特徴

味がおいしいお料理ハーブ
効能が穏やかで安全なハーブが多い
胃もたれや吐き気を抑える効能を持つ
抗菌・殺菌作用で食品の保存にも役立つ
心地よい香りにはリラックス効果がある

キャロットファミリー/セリ科

キャロットファミリー/セリ科フェンネル

パラソルを逆さにしたような形が特徴的なセリ科のハーブたち。

先ほどのシソ科と同じく、セリ科にもおいしいハーブがたくさんあります。

代表的なハーブはディル、パセリ、フェンネル、コリアンダー
野菜では、にんじんセロリなど。

このラインナップでご想像がつくかもしれませんが、セリ科の植物にはクセのある強い香りがあります。
それがまたセリ科の魅力なのですが。(ニンジンだけはあまり香りがないのが不思議ですね)

多量に入れすぎるとお料理を台無しにしますが、少量だと食材のうまみを引き出す隠し味になります。
ちなみに、世界の料理に使われるハーブは、ほぼセリ科かシソ科のどちらかなのだとか。

セリ科のハーブたちの多くには、女性特有の不調を緩和する働きがあります。

生理が不規則だとか、更年期障害が辛いという時には、ぜひセリ科のハーブティーを飲んでみてください。もちろん、すべてのセリ科のハーブが持っている効能ではありませんが、ホルモンバランスが整い、症状がだいぶ楽になるはずです。

キャロットファミリー/セリ科の特徴

 代表的なハーブ

ディル、パセリ、フェンネル、アニス、アンジェリカ、キャラウェイ、コリアンダーなど

 共通する特徴

クセのある香りが特徴
料理にもハーブティーにも少量を使うのがおすすめ
生理不順、PMSの緩和、更年期障害の軽減などの効能ある
胃腸の活動をサポート。おなかにたまったガスを排出するのに役立つ

ローズファミリー/バラ科

ローズファミリー/バラ科ローズ

バラ科の植物は見た目が華やか。
ハーブも含め、装飾用として使われている植物がたくさんいるグループです。

その一方で、甘くておいしいフルーツをつけることでも知られています。

暖かい地方で採れるフルーツはほぼバラ科です。

りんご、梨、桃、さくらんぼ、イチゴ、プラム、なんとアーモンドも!

バラ科のハーブには、ローズ、ローズヒップ(ローズの実です)ホーソンなど。

収れん作用(お肌の引き締め作用)抗酸化作用を持つハーブが多く、美容におすすめのグループです。

ローズファミリー/バラ科の特徴

 代表的なハーブ

ローズ、ローズヒップ、ホーソン、レディスマントル、ラズベリーリーフ、メドウスイートなど

 共通する特徴

見た目が華やかで甘い香り
美肌や老化予防の効能を持つ
女性特有の不調(月経異常や更年期障害など)を緩和するハーブも多い

アスターファミリー/キク科

アスターファミリー/キク科エキナセア

キク科は、英語ではアスターファミリーと言います。

アスターとは、ラテン語で「星」を意味する言葉です。
その名前の通り、星形のきれいな形の花を咲かせます。

キク科はとても大きなグループです。

シソ科が約230属、バラ科が約100属なのに対し、キク科は23,000属もあります。

そのため、食用の植物もあれば、薬用のハーブたち、そして有毒種もあります。

範囲が広すぎて、なかなか共通の効能を見つけるのは難しいのですが、よく見てみるとキク科のハーブには「根」の部分を使うものが多いです。
エキナセア、ダンデライオン、チコリ、バードック(ゴボウ)など。

根から作られるハーブは、腸内環境を整える効能を持つことが多いです。

肌荒れの頻度が多い方はぜひキク科のハーブを多めに取り入れてみてくださいね。

アスターファミリー/キク科の特徴

 代表的なハーブ

ダンデライオン、チコリ、カレンデュラ、カモミール、エキナセア、フィーバーフューなど

 共通する特徴

星形のきれいな花を咲かせる
花・葉・根と、全草に薬効を持つハーブが多い
根が使われるハーブは腸内環境を整えたり、デトックスに役立つ

おわりに

今回は4つファミリーについてご紹介しました。

ハーブにはまだまだたくさんのファミリーがありますね。
アオイ科、イネ科、マメ科などなど・・・

とはいえ不思議なことに、自宅にあるハーブの科を調べてみると、たいてい1~2つに偏っていることが多いです。

あなたのご自宅のハーブは何科が多いですか?
私の家はシソ科でした!

ハーブをたくさんお持ちの方は、改めて調べてみると楽しい発見があるかもしれませんよ。

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