バジルの効能|ハーブティーの味・使い方・おすすめレシピ
濃い緑色のツヤのある葉が特徴のバジルは、味がおいしく柔らかいので、そのまま食べることができます。
消化促進作用があり、ジンジャーと合わせると「吐き気止め」になることで知られています。バジルの香りにはリラックス効果もあり、ストレスによる頭痛やイライラへの緩和が期待できます。
1 基本情報や注意すること
2 主な効能
3 ハーブティーについて
4 基本的な使い方
バジルの基本情報
名前 | バジル/Basil |
学名 | Ocimum basilicum |
分類 | シソ科 |
作用 | 食欲促進、健胃、抗うつ、抗不安、抗アレルギー、抗酸化、抗菌、殺菌、鎮静、発汗 |
注意すること | 妊娠中は大量に摂取しないこと。 |
バジルってどんなハーブ?
「ハーブ料理を作ってみたい!」と思ったら、バジルを使うのが間違いありません。芳醇な香りが食欲をそそり、どんな料理もおいしくなります。
イタリア料理はもちろんのこと、和食にも合います。バジルをシソのようにお刺身に巻いて食べたり、刻んで脂っこい料理の上に乗せれば「薬味」としても活躍します。また、刻んだバジルとほぐした鮭をご飯に混ぜて「バジルの鮭ご飯」にするのもおいしいです。
イタリアの人たちは、私たちが想像するよりもバジル好きなようで、毎日大量のバジルを食べているのだそうです。
バジルの注意点に「妊娠中は大量に消費しないこと」と書きましたが、イタリアの妊婦は普通に大量のバジルを食べています。それでも、何も弊害がないとのことです。それはイタリアのバジル文化が作り上げた体がなせるべき業なのか、それともバジルはかなり安全ということなのか・・・その辺のことは謎です。
バジルは若返りも良いと評判なので、妊娠中でない方は、ぜひバジルを積極的に取り入れてみてください。バジルとオリーブオイルを組み合わせて作れば、どんな食材でも失敗なし、絶品料理に早変わりします。

バジルとオリーブオイルは最強の組み合わせ
バジルの効能
バジルには次のような不調を軽減する効果があると言われています。
・胃もたれや吐き気
・イライラや不安
・頭痛、関節の痛み
・もの忘れ
・シミ・しわ・肌荒れ
・体のだるさ
バジルは消化に良い薬草として昔から重宝されてきました。胃もたれや吐き気を和らげるには、食前か食後にバジルティーを飲むと良いとされています。
また、バジルの香り成分(精油)には気持ちを落ち着かせる作用があります。イライラや不安が強いときには、バジルの香りをかぐと良いです。
バジルには脳の働きを促進する効果があるとされ、現在ではその効能を証明するための研究が進んでいます。デスクにフレッシュバジルをひと枝置いておいて、勉強や仕事に集中できなくなったらかいでみると良いでしょう。
バジルティーについて
バジルティーの味
バジルティーは、少しだけスパイシーで、香りは「バジルそのもの」です。緑茶に慣れている方は、強いバジルの香りにはじめはびっくりするかもしれません。
ほんのりとした甘味、爽やかな あと味があるので、ハーブティーの中では「飲みやすい」部類に入ります。
フレッシュバジルで作ると苦味が出やすくなるので注意が必要です。フレッシュバジルティーの蒸らし時間は5~7分程度が程よいです。
バジルティーのデータ
味 | バジルの香りが強い、ほんのりとした甘味、あと味はすっきりで飲みやすい |
ハーブティーレシピ | 1杯あたりに、ドライバジルを小さじ1~大さじ1杯。蒸らし時間は10~20分/またはフレッシュバジルを大さじ1杯~ひとつかみ。蒸らし時間は5~7分 |
おすすめのブレンドハーブ | ミント、ローズマリー、ジンジャー、ハイビスカスなど |
注意すること
バジルティーは、妊娠中にはおすすめできません。授乳中の安全性も確立されていないので、念のため控えておくと安心です。
妊娠中には、バジルのエッセンシャルオイルも使用しないようにしましょう。
基本的な使い方
| 脂っこい食事の30分前に飲むと胃もたれを予防すると言われています。温かいバジルティーにはリラックス効果も期待できます。 |
| バジルでハーブシロップを作っておくと、お湯で薄めればいつでもバジルティーを楽しむことができます。 |
ハーブバス | バジルのお風呂は、スキンケアや発汗促進の効果が期待できます。 |
| ハーブティーが苦手な人は、バジルオイルを作って料理に活用してみましょう。 |