【赤ちゃんと子供のための】ハーブ完全ガイド

【赤ちゃんと子供のための】ハーブティー完全ガイド

「子供にハーブを使った方がいいの?」
「ハーブを子供に使うにはどうすればいいの?」

というのは、子供の健康を守るという重要な役割を担っている母親なら一度は考えることなのではないでしょうか。

アメリカの調査では、母親の10人に1人がハーブをはじめとする自然薬を使っているとされています。

この記事では、なぜ多くの親がハーブを使うのか、子供へはどのようにハーブを使えば良いのかなどを詳しく解説していきます。

ハーブは子供に使ってもいいの?

ハーブは子供に使ってもいいの?

一番気になるのが「子供にハーブを使っても良いのかどうか」ということですよね。

結論から言えば、子供にもハーブを使うことができます。

ハーブには、食品として扱われているものがかなり多く存在します。そのようなハーブはUSDA(アメリカの農務省)でも安全性が認められています。

食品としての安全性が認められているハーブは、ミント、バジル、ローズマリー、セージといったスーパーでよく見かけるハーブの他、カモミールやハイビスカスなどの人気のハーブも含まれます。

ハーブが子供に良い理由は?

私はハーブを子供に使っています。
その理由のひとつは、医療薬に頼らずに済むからです。

我が家では、子供が軽い鼻水や微熱程度のときには、市販薬ではなくカモミールティーを与えています。

よく効く市販薬は、副作用も同じだけ強くなります。
軽い症状のたびに子供に化学薬(市販薬)を与えるのは、子供の体にかなりの負担を与えます。

ハーブでそれなりの効果を実感できたときには「強い市販薬を使わなくても大丈夫だったんだ」と、ほっと胸をなで下ろすこともあります。

子供の不調のすべてがハーブで対処できるわけではありませんが、子供にはできるだけ自然な方法を使っていきたいという気持ちがあります。

体質改善にも

私がハーブを子供に使うもうひとつの理由は、体質改善のためです。

私の子供は、季節によってアトピーのような症状が表れることがあります。

現代ではアトピーやぜんそくの子供はめずしくはありませんが、それらは昔の子供にはない病気でした。

昔はなかった病気、いわゆる「現代病」が増えた理由のひとつがミネラル不足だと言われています。

土に含まれる栄養分が年々少なくなっているために、昔と比べて野菜に含まれるミネラルの量がかなり減っているという原因が関係しているようです。

そこで私は、ハーブに豊富に含まれているミネラルを子供に与えるためにハーブを使っています。

ハーブティーだとなかなか飲んでくれないので、オムライスにしたりスムージーにしたりして与えています。

この方法はすぐに効果を感じることはありませんが、気長にやっていくつもりです。

ハーブを子供に使うための4つのルールと注意点

ここからは、子供へ安全にハーブを使うためのポイントをご紹介していきます。

Rule1|ハーブ選びには慎重になること

子供へハーブを与えられると言っても、すべてのハーブが子供にOKというわけではありません。

子供へおすすめのハーブ

カモミール、カレンデュラ、ラベンダーなど

子供へおすすめのハーブは、子供への使用が安全とされているハーブ(カモミール、カレンデュラ、ラベンダー)です。

大人に人気のハーブの中から選ぶと危険なので注意しましょう。

子供へ与えてはいけないハーブ

セントジョンズワート、スターアニス

子供へ与えてはいけないハーブは、効果の強すぎるハーブ(セントジョンズワート)、安全性が確立されていないハーブ(スターアニス)です。

各ハーブの詳しい効能や注意点などは記事の後半でご紹介します。

Rule2|6か月未満の乳児には与えない

ハーブの専門書 (※1) によると、6か月未満の乳児へは、医師の指示なしにハーブティーを与えるのは控えるべきだとされています。

一般的には6か月を過ぎたころからハーブ薬は使っても良いとされているので、お子さんの様子を見ながら少しずつ与えてみてください。

 6か月未満の子供にハーブを与えるには?

乳児には、母乳を通してハーブティーを与える方法があります。母体を介しているので、より安全性が高くなるとされています。

【方法】母親が1日3杯のハーブティーを飲みます。後は普段通りに乳児に母乳を与えるだけです。

※1 参考文献:『Encyclopedia of Herbal Medicine: 550 Herbs and Remedies for Common Ailments』 by Chevallier, Andrew

Rule3|大人と同量にしない

子供にハーブを与える際に重要となってくるのが「与える量」です。

子供のハーブの使用にまつわるトラブルの大半は、摂取量が多すぎたために起こったとされています。

一般的に知られているハーブの適量は、大人の体重から計算されたものです。

そのままの量ではなく、子供の体重で割ってから与えるようにしましょう。

 子供へおすすめのハーブティーの量の目安

2歳以下・・・1回あたり小さじ1/2
4歳以降・・・1回あたり大さじ1

本サイトでは、子供の年齢別、体重別のハーブティーの量を一覧表として掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

ハーブティーの摂取量 早わかり表

Rule4|薬をやめない

ハーブの摂取でよく聞くトラブルは、次の2つです。

医師の確認なしにハーブと医療薬を同時期に摂ってしまう
薬を勝手にやめてしまう

「薬を徐々に減らし、ハーブ薬に切り替える」
というのを理想としている方も多いのですが、ハーブは重病を治せるほど強力なものではありません。

「病気は現代医療に頼り、しっかりと治したらハーブで予防する」

という使い方が理想的です。

疾患のある子供へのハーブの使用は、必ず主治医に相談してからにしましょう。

子供におすすめのハーブ5つ

子供におすすめのハーブ5つ

子供におすすめのハーブとその効能・注意点をご紹介します。

ジャーマン・カモミール

寝る前にカモミールティーを大さじ1杯子供に与えると、子供の眠りをサポートすると言われています。(年齢によっては小さじ1/2から始めてくださいね)

カモミールは、赤ちゃんの疝痛の緩和や、パニックになった子供を落ち着かせるために使われている定番のハーブでもあります。

 お子さんがブタクサなどのキク科植物に対してアレルギーを持っている場合は、使用を避けてください。

カレンデュラ

カレンデュラは、伝統的に赤ちゃんに使われているハーブです。

カレンデュラティー1杯をベビーバスに加えると、赤ちゃんの肌を整えるとされています。

かゆみを伴う乾燥肌、ひっかき傷、虫刺され、おむつかぶれなど、あらゆる肌トラブルに役立ちます。

ラベンダー

ラベンダーはカレンデュラと同じく、ベビーバスに使われているハーブです。

安全性が高く、禁忌はありません。

ラベンダーティーを加えたお風呂は、子供のイライラや不安を落ち着かせたり、皮膚を健やかに保つなどの効能があります。

エキナセア

エキナセアは、子供のための自然の風邪薬として使われているハーブです。

エキナセアには免疫力を高める効果があるので、風邪以外にも、喉の腫れインフルエンザ中耳炎など、さまざまな感染症への効果が期待できます。

子供が嫌がる場合には、ジュースにエキナセアティーを混ぜると飲ませやすくなります。

 エキナセアは子供にも使われる安全なハーブですが、まれにアレルギーを発症する場合があるのでご注意ください。

リコリス

リコリスの成分を配合した子供用のど飴は、アメリカでは人気があります。

リコリスは日本名では「甘草」と呼ばれ、強い甘みがあります。
砂糖を避けるための手段として子供に与える親も多いです。

気道のつまりや呼吸のしづらさ、喉の痛み、咳、鼻炎や止まらない鼻水を緩和する効果が期待できます。

リコリスを砂糖で煮込んでシロップにすると、風邪シロップとして使うことができます。

 リコリスの大量摂取は、頭痛や高血圧を引き起こします。子供へ与えるリコリスの量は1日4~5g以下にすることが推奨されています。

子供が避けるべきハーブ

子供が避けるべきハーブ3つ

ここからは、子供へ与えるのは避けておきたいハーブ2つをご紹介します。

なお、「ご紹介する2つのハーブ以外はすべて与えても良い」というわけではありません。

子供へハーブを与える場合には、「危険なハーブを避ける」というよりは、「与えても良いハーブの中から選ぶ」という方法を取るのがおすすめです。

スターアニス(八角)

過去に「スターアニスは赤ちゃんに良い」ということで、大人気になったことがあります。

しかし近年では、スターアニスに対する危険性が指摘されています。

本来は、日本のスターアニスの種のみに毒性があり、危険だとされていました。
しかし近年では、中国のスターアニスと日本のスターアニスの交配の例が見られるとのことです。

つまり、本来安全であったはずの中国のスターアニスが、日本版のスターアニスに汚染されてきているのです。

スーパーで販売されているスターアニスは安全性が高いと思われますが、子供への薬用使用は避けた方が良いでしょう。(少量をスパイス程度に使うのは問題ありません)

過去に「スターアニスは赤ちゃんに良い」ということで、大人気となったことがあります。

いまだにその情報が修正されずにネット上のどこかにあるかもしれませんのでご注意ください。

 子供への薬用使用は避けるのがおすすめ

中国のスターアニス(Chinese Star Anise)
和名:トウシキミ/学名:Illicium verum

日本のスターアニス(Japanese Star Anise)
和名:シキミ/学名:Illicium anistatum

セントジョンズワート

うつへの効果から大人に人気のセントジョンズワートですが、強い効能を持つので子供にはおすすめできません。

子供へセントジョンズワートを使った場合、めまい、吐き気、眠気、混乱を感じる可能性があることが指摘されています。

セントジョンズワートの代わりには、カモミールやラベンダーなど、優しい鎮静効果のあるハーブで代用できます。

 子供への薬用使用は避けるのがおすすめ

セントジョンズワート(St. John’s wort)
和名:セイヨウオトギリ/学名:Hypericum perforatum

さいごに

ハーブを使うことは、とても楽しいです。

ちょっとした不調なら自分でコントロールできる

というのがあるからだと思います。

以前は不調が起きたら病院へ行くしかないと思っていたのですが、今では他の選択肢ができました。

しかしながら、

「子供の不調をハーブで治そう」

と思えば、一気にハードルが高くなってしまいます。

嫌がる子供に何とかしてハーブティーを飲ませるのは、育児のストレス度を上げてしまいます。

そんなときには子供と一緒にハーブの香りをかいで、観察するだけで良いです。

ハーブの多くは、香り成分にたくさんの効能を含んでいます。

また、ハーブに触れることでストレスを軽減される効果も科学的に明らかになっています。

まずは無理のない範囲から少しずつ始めてみてくださいね。

ハーブであなたの子育てが楽しくなりますように、応援しています。