科学で認められた|アップルミントの効能7つを徹底解説

科学で認められた|アップルミントの効能7つを徹底解説

色々な種類のミントが手に入りやすくなった今、アップルミントを育てているという方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、アップルミントについては色々な疑問があると思います。

「アップルミントの効能を調べても、スペアミントやペパーミントの効能ばかりが出てくる」

「アップルミントの効能は、ペパーミントの効能と同じなの?」

「そもそも『効能』って、本当に効き目があるの?」

などなど。

今回の記事では、上記のような疑問について丁寧に解説していきます。

科学から見たアップルミントの効能

科学から見たアップルミントの効能

アップルミントの効能は、自分の体を観察してみても分かりづらいものが多いですよね。「飲み続けても何も変わらないなあ」と思われている方も多いと思います。

しかし、科学の力を使って細胞単位で観察していくと、アップルミントの成分は確かに、体に何らかの利点をもたらしてくれているということが分かります。どんな効能が研究で実証されたのかを順番に見てみきましょう。

 なお、まだ科学では植物のすべてを解明できてはいません。徐々にアップルミントの効能が明らかになってきてはいるものの、研究結果はまだまだ不完全で途中段階であるということを前提にご覧いただければと思います。

口臭を抑える

アップルミントには滅菌作用があるため、口内の嫌な臭いを抑えてくれます。

アップルミントには「口の中の菌を減らす」作用があります。口の中の菌を減らすことは、口臭を抑えるために一番効果的な方法であることが分かっています。[研究の詳細]

口が臭くなる原因は、口の中の菌が生み出す「ガス」です。アップルミントは、口臭の原因となる菌を減少させるだけではなく、虫歯予防や感染症の予防効果もあります。

ガムの口臭予防は「わずか2~3時間」

「口臭予防にならガムを使えばいいんじゃない?ハーブは効果がなさそうだし」

と思われるかもしれませんが、意外なことに、ガムの口臭予防効果はせいぜい2時間なのだそうです。

ある研究では、ガムが口臭を抑える効果を持つのはわずか2時間、どんなに長くても3時間とのことです。しかもガムは「マスキング(口臭を一時的にカモフラージュ)する役割しか果たしていない」と明言されています。[研究の詳細]

上記でもお伝えした通り、口臭を発生させないようにするには「口の中の微生物を減らすこと」が必要です。しかしながら、ガムは口の中の雑菌を減らすのではなく、強い香りや清涼感で一時的にごまかすだけです。

さらに、ガムには糖分が入っています。個人的には、ガムをかんだあとに歯がザラザラしている(=歯垢がついている)なと思うこともあります。ガムはむしろ虫歯になるリスクを高めてしまうこともあり得ます。

アップルミントで口臭を抑える方法

アップルミントで口臭を抑えるには、2つの方法があります。

1 新鮮なアップルミントの葉をガムの代わりにかむ

2 アップルミントティーを飲む、またはうがいに使う

もし近くにアップルミントの鉢植えがあれば、葉を摘んで、そのまま直接かんでみてください。10回かんで舌の上に10秒間乗せます。可能性であれば、そのまま葉を飲み込みます。すると、胃の中から口臭の原因を抑える効果が期待できます。

ただしこの方法は、アップルミントがそばにないと無理ですよね。

そんな時には、アップルミントティーをボトルに入れて持ち歩きましょう。口臭が気になったらその都度、アップルミントティーでうがいをします。量は1回あたり50ml程度です。

うがいをして吐き出すのが難しい状況なら、アップルミントティーを、1日を通してこまめに少量ずつ飲むようにして、口に菌が増えるのを防ぐという方法もあります。

すぐに虫歯になりやすい人や歯周病の人にもおすすめです。

痛みを和らげる

痛みを和らげる

アップルミントには痛みを和らげる効能があります。その効果は決して強いものではありませんが、軽い痛みには使ってみる価値があります。

「痛みは市販の薬で何とかすればいい」というのは、確かにその通りだと思います。しかしながら、痛み止めの薬は体への負担が大きいのも事実です。

痛み止めの薬を飲み続けるとどうなるかは、私が自分の体で経験済みなので、ちらっとそのお話もしていきたいと思います。

アップルミントが痛みを抑える

アップルミントには、痛みを抑える作用があることが分かっています。

2002年の研究では、アップルミントの抽出物が神経を抑制し、痛みを抑える作用があることが明らかになりました。さらにこの実験では、アップルミントは毒性なしに、安全に鎮痛の効果を示したとされています。[研究の詳細]

医療薬の怖い副作用

私は以前ケガをして、痛み止めを飲み続けていた時期がありました。退院後、怪我がほぼ完治して痛みがさほどなくても、お医者さんから出された痛み止めを毎日飲んでいました。その時に、医薬品の副作用らしきものを経験しました。

どんな副作用だったのかというと、体中の皮膚が激しく乾燥し、次々と皮がむけてきたのです。乾燥で多少皮がはがれることがあっても、腕の内側やふくらはぎの裏まで皮がむけることはないですよね。今考えると、私の体が必死で薬の毒素を追い出そうとしていたのだと思います。

このことからお伝えしたいのは、「薬は使わないで」ということではありません。激しい痛みには医療薬がおすすめです。

しかしながら、軽い痛みでも気軽に痛み止めを飲むことは、体にものすごい負担をかけているということも知っておくべきです。

必要な時だけ医薬品に頼る、というのが賢い方法です。

医薬品に頼るのがおすすめの場合

 我慢できないほどの痛みがある場合

 痛みのせいで眠れない場合

私は、余裕で我慢できる程度の痛みなら、アップルミントティーを鎮痛剤代わりにして乗り切っています。

1杯のアップルミントティーが鎮痛剤になる

アップルミントティーは、鎮痛剤の代わりになります。ただし医療薬ほどの効き目はないので、痛みが弱い時だけ使うようにしましょう。

こんな時にはアップルミントティーがおすすめ

 薬なしで我慢できる程度の痛み。だけどちょっと気になる。

 この程度の痛みでわざわざ薬を飲むのはちょっと・・という程度の痛み

具体的な痛みの種類は・・・

天気が悪いと古傷が痛む
胃がキリキリする
風邪気味で頭が痛い
生理中に頭やお腹が痛くなる
筋肉痛
歯の痛み
関節の痛み

など、色々な痛みに対して使うことができます。もし我慢できないような痛みであれば、迷わず鎮痛剤を使いましょう。

アップルミントティーの飲み方

痛みを和らげるためにアップルミントティーを飲むのなら、ホットにしてゆっくりと飲み干すのがおすすめです。1日3杯まで、痛みを感じた時にいつでも飲むことができます。

関連記事  ホットミントティーの作り方はこちら

アップルミントティーを鎮痛剤として使う

 ホットティーにしてゆっくりと飲む
 1日3杯まで
 痛みを感じたらその都度飲んでOK

鎮痛剤+アップルミントティーはNG

注意点としては、鎮痛剤とアップルミントティーを合わせて飲むことは避けましょう。医薬品とハーブを組み合わせると、どんな障害が起こるか分からずとても危険です。

だからこそ「アップルミントティーを飲んだけど、痛みが取れない。だから薬を飲んじゃおう」とならないように、痛みの程度をよく観察してから、薬とハーブのどちらを使うかを決めることをおすすめします。

がんを予防する

アップルミントにはフラボノイドの一種、メトキシフラボンが含まれています。[研究の詳細]

ある研究では、このメトキシフラボンにはがんの予防・または治療の効果があることが分かりました。アップルミントは、がんの化学予防/化学療法剤としての大きな可能性を秘めていると結論づけています。[研究の詳細]

さらに、アップルミントに含まれているフラボノイドには耐性があり、腸管への吸収率が高いということも分かっています。

がんは発生してから治すのは大変な病気なので、未然に防ぐことが大事ですね。

虫よけ効果

虫よけ効果

市販の虫よけスプレーには発がん性物質が含まれているのをご存知ですか?なるべく子供には使いたくないですよね。

私は、虫よけスプレーをかけた瞬間に、スプレーがふわっと周りに広がるのが気になっていました。子供が思わず吸ってしまうのではないか、子供の顔にかかってしまうのではないかと心配だったのです。今では、ミントでも虫よけスプレーを作れることが分かったので、そちらを使うようにしています。

ハーブの虫よけスプレーは、ペパーミントで作るのが一般的なのですが、実はアップルミントでも作ることができます。アップルミントにもペパーミントと同じく、虫よけ効果があることが研究で分かっています。

2015年の研究では、野生のアップルミント数種から成分を抽出し、サンプルを4つ作りました。それぞれの虫よけ効果を試したところ、効果の強弱の差はあるものの、すべてのサンプルに虫よけ効果が見られました。[研究の詳細]

アップルミントの虫よけスプレー

アップルミントで虫よけスプレーを作るには、レモンやオレンジなどの柑橘類の皮と、消毒用エタノールが必要です(薬局で手に入ります)。作り方も簡単で、思い立ったらすぐに作ることができます。

市販の虫よけスプレーを使っていた頃には、使い切れずに2年3年と持ち越し、そしていざ必要となった時に見つからず、また新しいものを買うという悪循環を繰り返していました。

ミントの虫よけスプレーは、虫よけ以外にも用途が豊富なので、残ってしまうということはありません。

布に含ませれば香りの良いおしぼりに、床やコンロ周りに吹きかけて拭き掃除に使うこともできます。おトイレの便座にシュッとスプレーしてさっと拭くのも良い香りでおすすめですよ。レシピを載せている記事があるので、ぜひ参考にしてみてくださいね↓

 ミントの虫よけスプレーの作り方はこちら

動脈硬化のリスクを減らす

動脈硬化のリスクを減らす

血圧が高めなのが気になっている方も多いのではないでしょうか。高血圧は、そのまま放っておくと動脈硬化につながると言われています。できるなら、軽いうちに予防しておきたいですよね。

高血圧には運動や食事療法が有効だと言われていますが、毎日実践するとなるとなかなか難しいものです。

なかなか運動の時間が取れないという方はまずは「1日1杯のアップルミントティーを飲む」という習慣から始めてみることをおすすめします。

アップルミントには、動脈硬化を予防する働きのある成分が含まれています。

2001年の研究では、アップルミントの抽出物が平均動脈血圧と心拍数を低下させ、高血圧を効果的に予防し、動脈硬化のリスクを減らす働きがあることが分かりました。

アップルミントで高血圧を改善

私は、妊娠中に一時的に高血圧になったことがあります。それ以降は、今でも予防としてアップルミントティーを飲むようにしています。

ローズヒップやレモンバームとブレンドしてみたり、レモンの輪切りなどのフルーツを加えたりして、飽きないように色々味を変えて楽しんでいます。

認知症の予防

認知症の予防

アルツハイマー型認知症の原因を「脳を使わないからなる病気だ」とか「脳トレをすれば防げる」と思っていませんか?実は、認知症の本当の原因は「脳の炎症」です。

2014年の研究によると、アップルミントには抗炎症作用があり、アルツハイマー型認知症の原因となる慢性的な脳の炎症を改善させる可能性があります。[研究の詳細]

さらに、認知症のもうひとつの原因であるのが酸化ストレスです。

アップルミントに含まれる成分は、酸化ストレスから神経を保護し、認知症へのリスクを減少させることも分かっています。[研究の詳細]

ちなみに研究では、認知症への効果は、ペパーミントの方が高いことが分かっています。認知症の予防のためにハーブを使っていきたいという方は、アップルミントだけではなく、ペパーミントも積極的に取り入れると良いですよ。

酸化ストレスから体を守る

酸化ストレスから体を守る

アップルミントに関するおもしろい研究があります。りんごを切って時間を置くと、酸化でリンゴの切り口が変色しますよね。その変色を、アップルミントがどれだけ食い止められるのかという実験が行われました。

実験では、アップルミントから抽出した様々な成分のうちの2つが、りんごの変色を食い止め、強い抗酸化作用を示しました。[研究の詳細]

アップルミントは、食材の酸化を防ぐ「安全な防腐剤」として使うことができます。もちろん私たちの体内で毎日生み出される活性酸素を抑え、老化を遅らせる効果も期待できます。

アップルミントで老化防止

老化の原因となる体の酸化を食い止めたい場合には、やはりアップルミントティーを飲むのが一番手っ取り早いです。

アップルミントティーには強いリラックス効果もあるので、ストレスを感じた時(=つまり活性酸素が発生しやすくなる時)に、アップルミントティーを飲んで気持ちをリラックスさせましょう。

 アップルミントで酸化ストレスを抑える

1 事前にアップルミントティーを作り置きして、冷蔵庫に保存しておきます。

2 イライラした/どっと疲れたと感じたら、作り置きのティーをマグカップに注ぎ、レンジで2分 (600W) ほど温めます。

3 ひとりになれる場所を探し、リラックスできる体勢でゆっくりと飲みます。

関連記事  ティー×瞑想のススメ|お茶を使った瞑想の方法

アップルミントの安全な量|副作用や注意点も

 効果を出すには?:体質にもよりますが、1日1杯以上を2週間連続して飲むと、何らかの体の良い変化を感じ取ることができる人が多いようです。

 1日に摂っても良い量は?:アップルミントティーの1日の適量は3杯までです。アップルミントの量で言うと、フレッシュアップルミントで大さじ3杯、ドライアップルミントで小さじ3杯までが、1日の適量になります。

 副作用は?:過剰の摂取は、筋肉の痛み、眠気、下痢、心拍数の低下につながる可能性があります。上記の適量を守りましょう。

 妊娠中の摂取は?:料理として食べる分には問題ありません。しかし、薬用として毎日続けてアップルミントを摂り続けるのは控えましょう。妊娠中絶を引き起こす可能性があります。

記事内容のまとめ

今回ご紹介した、科学的根拠のあるアップルミントの効能は次の7つです。

 口臭を抑える
 痛みを和らげる
 がんを予防する
 虫よけ効果
 動脈硬化のリスクを減らす
 認知症の予防
 酸化ストレスから体を守る

それ以外にも、アロマセラピーでは、アップルミントは次のような目的で使われています。

 消化促進
 脂肪を減らす
 代謝を上げる
 ぜんそくの緩和
 風邪やインフルエンザの予防

薬のように特定の症状に対して目立つ効果を発揮するわけではありませんが、アップルミントは私たちが将来なるかもしれない「がん」や「アルツハイマー型認知症」などの病気の原因をひとつひとつ潰していってくれます。

ぜひアップルミントをどんどん生活に取り入れてみてくださいね。