アニスの効能5つ|科学的効果 注意点 簡単レシピ

アニス|Anise アニスシード

アニスの効能、効果、使い方、レシピ

ハーブ名: アニス
学名: Pimpinella anisum
別名: アニスシード、セイヨウウイキョウ
分類: セリ科
特徴: 消化不良に効果的。疝痛、吐き気、胃痛、胃酸過多に。

アニスとは?

アニスは、スパイスとして利用されている植物です。料理やお菓子に使われる人気のスパイスです。

60cmまで成長する一・二年生植物で、葉には光沢があり、甘い香りがします。

ハーブやスパイスとして使われるのは「アニスシード」という種子の部分です。この種子は、植物学的には「果実」とされていて、本当の種子はアニスシードの中に入っています。

地上部は野菜として食べることができ、茎はセロリと似た食感を持っています。

使用部位:種子
乾燥された種子はとても小さく、そのままハーブティーに使うことができます。料理のスパイス用としてパウダー状のものも流通しています。

アニスの効能5つ

消化促進:消化を促すため、食べ過ぎた後に摂ると胃もたれの予防になります。腸内にたまったガスを排出する作用もあるため、お腹がすっきりとします。

けいれんを鎮める作用:けいれんが原因で起こる生理痛やぜんそく、咳、気管支炎に効果的です。

去痰作用:痰や詰まった粘液を取り除く作用があるため、呼吸を楽にし、風邪の鼻水・鼻づまりや、気管支炎に効の改善に役立ちます。

口臭予防:アニスのハーブティーでうがいをすると、食後の口臭予防になります。

ホルモン様作用:女性ホルモンに似た働きを持つため、生理不順、月経困難症、更年期障害の改善に効果的です。

アニスの作用: 消化促進作用、エストロゲン様作用、催乳作用、利尿作用、去痰作用、消臭作用、鎮痙作用、防腐作用、駆風作用

科学から見たアニスの効能

アニスの主要成分

糖類、粘液質、クマリン、精油(アネトール、アニスケトン、メチルチャビコール、α-ピネン、β-ピネン、フェランドレン、アニスアルデヒド、リナロール)

抗酸化作用

アニスを水抽出物と、アニスのエタノール抽出物を用いた研究では、両者に抗酸化作用があることが分かりました。さらに、水抽出物の方が、エタノール抽出物のアニスよりも強い抗酸化能力があることが分かりました。[1]

抗うつ作用

マウスを使った2016年の研究では、アニスの種子が強い抗うつ効果を示しました。うつ病の処方薬と同様の効果があり、将来的にうつ病の治療に応用できる可能性があると結論付けています。[2]

更年期障害

ほてりのある閉経後の女性72人の被験者に対して行われた研究では、1日3回アニスの成分を含むカプセルを服用したところ、ほてりの頻度の減少と、症状の軽減が見られました。[3]

アニスの禁忌・注意点

  • 妊娠中・授乳中の薬用利用は避けましょう。ただし、食用として摂取する分には安全です。
  • 乳幼児への使用には注意が必要です。
  • 乳腺炎患者、乳がん患者は使用を避けてください。

アニスの味と香り/使い方

アニスの味と香り

ややスパイシーで、甘い風味がします。

料理での使い方

アニスシードは、お菓子やパン、ソースやカレーなどの香辛料として使われます。葉は野菜として生で刻んでサラダにしたり、卵料理や鶏料理、クリームシチューやチーズを使った料理に使います。茎は、同じグループに属するセロリとよく似た食感を持ち、スープやシチューの具として利用されます。

ハーブ薬としての使い方

ハーブティー 消化促進や咳止めに使用できます。水1カップに対して小さじ1のアニスシードをつぶしてからハーブティーを作ります。

ハーブマウスウォッシュアニスシードから作ったハーブティーは、食後のうがい薬として、口臭予防や口内洗浄のために利用できます。

おすすめ簡単レシピ

風邪の引き始めには、ハーブバスにゆっくりと浸かり、体を温めるのが一番です。香りの良いアニスは入浴剤として人気のハーブです。シナモン、ジンジャー、そして少しのクローブを加えれば、皮膚から風邪のウイルスに対抗するための有効成分を吸収することができます。レシピの材料で手に入らないハーブがある場合には、そのハーブを省いて作っても構いません。

アニスの薬湯

【材料】
乾燥ハーブ(アニス、シナモン、ジンジャー):ひとつかみ
クローブ(お好みで):ひとつまみ
お茶パック(または出汁パック):1枚

【作り方】
すべてのハーブをお茶パックにつめ、お湯の入ったお風呂に浸します。お風呂のフタをしめ、10~15分待ってから入浴します。入浴しながら軽くお茶パックをもんで成分を出し切ったら取り除きます。